推しの活動終了から半年が経った
わたしが前から推しているNICO Touches the Wallsというバンドの活動終了の知らせを聞いてから半年が経った。
NICOはメジャーデビューした頃からずっと追いかけてたバンド。
わたしにライブハウスで観るライブは最高だと教えてくれたバンドでもある。
彼らの何が好きかと聞かれたら、即ライブと答える。
わたしは本当に彼らのライブが大好きだ。
ライブで音源通りに演奏することがほとんどなくて、常に新しいことをやってみせた。
だから、何回ライブを観ても飽きることが全くなかった。
また、そんな彼らは格好よかったし、とても魅力的だった。
メジャーデビューしてからコンスタントにライブやツアーをやっていた彼ら。
それなのに、昨年夏フェスが終わってから何も知らせがないので、わたしはずっとそわそわしていた。
そしたらこんな知らせが飛び込んできた。
この知らせを知ったのは、電車を待っているとき。
ショックで何も考えられなくて、会社を早退しようかと思った。
バンドを続ける中で紆余曲折はあったみたいだけど、ここ数年はエレキとアコースティックの“二刀流”という、他のバンドが持っていない最強の武器を手に入れていた。
わたしは、きっとNICOはこの武器を使いこなしながらずっと続いていく、そう思っていた。
なのに彼らは終わることを選んだ。
なんでかはわからないし、今更知ろうとも思わない。
知ったところでどうにかなるわけでもないし。
ただ、最後のライブをするわけでもなく、突然活動を終了しますとだけ知らせてきた。
距離をおこうとかじゃなくて、突然フラれてしまった気分。弁解の余地もなく。
せめて別れを惜しむ機会が欲しかった。
あれから半年。
あの知らせを聞いて、しばらくしたらライブハウスに行けない状況になってしまったので、NICOのライブがもう観れない、という実感がまだわいていない。
でもきっと、いつかライブハウスでまたライブが観られるようになったら、NICOのライブが観られないという実感がわいてきて、いいようのない負の感情が溢れてくると思う。
そんなとき、わたしはどうしたらいいんだろうか。
そんなことを考えながら、久々にNICOを聴いてみようと思った、5月の午後。
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♪今日のお供
QUIZMASTER/NICO Touches the Walls
彼らの最後の作品。ご堪能あれ。
ちなみにアコースティックVer.もあります。
ライブも観てほしいので動画載せておきます。