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人との「つながり」が入社のきっかけに。実体験から感じた、つながることの大切さとは?

こんにちは。
SMBC日興証券note編集部です。

アスリートならではのさまざまな経験談やエピソードから、
私たちの生活やビジネスにもつながるヒントを探るシリーズ企画の第3弾!

<第1弾はこちら!>

<第2弾はこちら!>

今回は、第1弾に登場した鈴木さん、第2弾に登場した田井さんのWインタビュー!「アスリート社員」として入社したきっかけや、現在の活動、
これからの社会について考えていることなど、二人ならではの視点で、
さまざまなテーマについて語ってもらいました。


入社のきっかけは「つながり」を感じたこと

―今回のテーマは、鈴木さん、田井さんのアスリート社員としてのお話。
まず、お二人がSMBC日興証券に入社したきっかけを教えてください。

田井:社員として所属しながら、競技活動をサポートしてもらえる環境に魅力を感じたのがきっかけです。さらに、私以外にもさまざまな競技のアスリートが所属しているので、刺激を受けて、自分も成長できそうだと感じた点も大きかったですね。

―世界の舞台でトップレベルを目指すには、やはり環境は大事ですよね。

田井:そうですね。私が入社した2015年は、SMBC日興証券が障がい者アスリートの採用を始めた年。
デフ選手にとって、企業のサポートを受けながら競技生活を続けられる環境は、当時ほとんどなく、とてもありがたいと思いました。

―「アスリート社員」という肩書きも、当時はまだ少なかったんですね。

鈴木:ウェアなどを提供いただくスポンサー契約のような形が多く、アスリートを社員として採用する企業は少なかったと思います。
実は、入社前の僕は「プロアスリート」というこだわりが強く、正直なところ「アスリート社員」として競技をすることに少し迷いがありました。

―そこから入社を決めるまでに、どのようないきさつがあったんですか?

鈴木:当時の人事担当者や役社員の人たちとの話し合いの中で「社員とつながってほしい」と言われたことがあって。個人競技は、一人で向き合うことが多いのですが、「社員も、その家族も、みんなでつながりを持って、一緒に会社を盛り上げていこう」という考え方が、すごく心に響いたんです。

田井:たしかに、人と人とのつながりを感じます。アスリート同士が交流できる環境って、意外と少ないんですよね。入社したことで、いろんな選手とお話しする機会ができたり、社員のみんなが応援してくれたり。人とつながれる環境ってありがたいですよね。

鈴木:全国のお客さまや、社員との交流イベントもあって、私たちの競技やパフォーマンスを観てくださった方々から「応援してます!」とか「ありがとう!」といった声を直接いただけるんです。そういったつながりがあると、やっぱりすごくモチベーションが上がりますね。

全国の支店が心強いサポーターでいてくれる

―当社に所属している17人のアスリート同士だけでなく、支店の社員とのつながりもあるんですね。

田井:SMBC日興証券は全国に支店があるので、例えば大会があると、自分が住んでいる地域の支店だけではなく、遠方の支店から応援に来てくれることもあります。応援タオルやメッセージが書かれたウェアを作ってくれたり、そのことが、いつもすごく励みになっています。

鈴木:本当にありがたいですよね。北海道から沖縄まで、いろんな支店で自分のことを知ってくれているので、声を掛けてもらうことも多くて。
さらに、SMBCグループ全体になると、サポーターの規模は世界にまで広がります。

―全国から世界まで!同じ会社の仲間も、心強いサポーターなんですね。

田井:デフリンピックの壮行会の時には、役社員のみんなから、対面やオンラインで応援メッセージをもらいました。
「アスリートだけじゃなく社員もみんな一緒になって盛り上げていこう!」という感じで、いつも力をもらっています。

さまざまな人が自然に「つながる」社会を

―アスリート社員として、講演活動なども行なっているようですが、
どういった相手に、どのようなお話しをするのですか?

鈴木:経営者の方々に向けて、障がい者の雇用をテーマにお話しすることが多いですね。そこでいつもお伝えするのは、いろいろとイメージ先行で考えるよりも、障がいのある方との接点を意識的に増やすことの重要性。
ハンデを抱えているからといって心理的な壁を作ってしまうのではなく、きちんとお互いを知るのが大切ということです。

田井:聴覚の障がいだと、外見ではわからないことも多くて。私のように、日常生活の中である程度の会話はできる人もいれば、手話を言語とする人もいます。障がいがある人もない人も、それぞれの立場で、どう向き合っていくか。改まって考えるよりも、日頃から自然に接点を持てるといいですよね。

―さまざまな人々が分け隔てなく暮らせる社会として、近年は「共生社会」という言葉を耳にする機会も増えました。

鈴木共生社会を目指すのはすごく重要ですが、その言葉がもっと当たり前になればいいなと思っています。例えば、家族や友人など身近に障がいを抱えている方がいると、「共生社会」を意識しなくても自然に振舞えますよね。それくらい自然な意識で、コミュニケーションの輪が広がっていくといいですよね。

―なるほど。「共生社会」という一見すると大きなテーマでも、
本質的にはもっと身近なことなんだと、ハッと気づかされました。

田井:そうですね。ある意味、子どもたちは大人よりも、それが自然にできているかもしれません。私の娘のまわりにも障がいを抱えているお子さんがいるのですが、娘は特別に何かを意識するわけではなく、単純に「どうやったら仲良くなれるかな?」と考えてコミュニケーションをとっているように感じます。

鈴木:さまざまな人が、分け隔てなく暮らせる社会。それが共生社会だとしたら、まずはその「さまざまな人」と実際にたくさん接点を持つことから始まるのではないでしょうか。そういう意味でも、やっぱり「つながり」を広げて大事にすることは、すごく重要なポイントだと思います。

編集部あとがき

二人が最後に話していた「もっと自然に」という言葉。
世界を舞台に長年活躍しているトップアスリートである一方、鈴木さん、田井さんこそまさに自然体で、終始和やかなインタビューとなりました。

撮影時は、ふとした時の立ち姿やストレッチシーンも格好良く、私たち編集部のテンションも思わず上がってしまいました(笑)。

3回連続でお届けした「アスリートの流儀」は、いかがでしたか?
今後も当社に在籍するアスリートを特集します。
続編にもぜひご期待ください!


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