悟りとはなんですか?
悟りという用語に執着していませんか。
法輪僧侶「質問者は『悟り』という用語を絶対化させて考えているようです。
まるで絶対的な神を信じるかのように悟りという用語を使っています。 質問者は今「悟り」という用語を使うだけで、じゆう思惟体系は神を信じる人と同じです。
言葉は悟るために修行すると言いますが、それは「修行」ではありません。 例えば、ある人が「お金を稼がなければならない」と言ったのに、10年、20年努力したのにお金を稼げなかったらその人が辛いでしょうか、辛くないでしょうか?”
「(大衆は)つらいです」
「ええ、つらいでしょう。 ある人が「出世しなければならない」と言って、国会議員選挙に5回、6回出馬したのに落ち続けると、その人は辛いでしょうか、辛くないでしょうか?”
「(大衆は)つらいです」
「ええ、つらいでしょう。 また、歌手やタレントが有名になろうと10年、20年間努力したのに、有名にならなければつらいでしょうか、辛くないでしょうか?”
「(大衆は)つらいです」
「ええ、つらいでしょう。 ところで、ある僧侶が禅房に座って、質問者のように悟ろうと、20年間座禅をしたのに気づかなかったらつらいでしょうか、辛くないでしょうか?”
「(大衆は)つらいです」
「はい。その時の悟りというのは、お金や名誉や権力と同格、つまり執着の対象に過ぎないのです。
それは、お金を得ようとしているように悟りを得ようとする一つの欲望なんです。 このような悟りを追求するため、幸せになる解脱に至らないのです。
悟りという用語を使ったからといって、解脱と涅槃に入る道ではありません。 修行を一日すれば一日一分、十日すれば十日一分幸せに進まなければなりません。
もし、禅房で修行を10年間したとしたら、どんなことに普通の人より腹が立つべきでしょうか、少なくなければなりませんか?”
「(大衆は)少なくないといけません」
「はい。または人が死んだ時に泣くのを普通の人より少なく泣くべきですね。
「私は10年間勉強したのにまだ気づかなかった」と苦しがると、その人が追求した悟りは欲望の対象であり、悟りではありません。
今、質問者はそういう悟りを想像しているので、そういう質問をしているんです。
仏教やカトリック、キリスト教、宗教関係者の名を「聖職者」と言いますよね。 職業に聖職はどこにありますか。
どうして自分の職業だけが聖なるというのですか。(みんな笑い)掃除するのは神聖ではなく汚くて、座って座禅するのは聖なるということですか。
このようなこと自体が、昔の宗教が世の中を支配する時に生まれた理念に過ぎないのです。
質問者もどんどんそのような用語に執着して流されると宗教家を崇拝するようになります。
皆さんは僧侶を崇拝する何の理由もありません。 皆さんの崇拝を受けようと思って、僕がこうやって生きているんじゃないんです。 僕はこうやって生きるのが好きで、こうやって生きるんです。
修行がうまくいったかどうかを点検することは、皆さんより辛くないかが核心であり、知識をたくさん知ることが核心ではありません。 それではそれは学者ですね。
「学者として知っていることが多い」と評価し、「歌手として歌が上手です。' こんなにに評価するように、
思考体系が自由だということは、特定の理念やある形式に執着しすぎないということですから。 観点をそう持たなければなりません。
悟り、倒れた時に倒れたことに気づくことです。
質問者が転んだのに、まるで立っているように錯覚すると、それは間違いじゃないですか。
転んだ時は「お?」 僕が転んだね?って分かるのが悟りです。 転んだときに転んだという真実を自覚すること、それが悟りです。
悟りという用語自体がそうです。 例えば、夢の中で強盗に追われて逃げ回るのは、事実ではないことを事実のように勘違いするからじゃないですか。
その時、目を開けて「夢だね」って思ったんです。 「夢から覚める」と言って、「悟り」という言葉が出たんです。
悟りというのは「誤りが是正された」という意味です。 夢の中で夢だとわかれば強盗に追われて逃げることはありません。
皆さんが今、辛いのはあるミスから発生したことです。 その認識上のエラーが是正されて'オ? 違いますね?」こう自覚するのが、まさに悟りです。
それでは気づいたら何が消えるのでしょうか?」
「苦しみ」
「(大衆が)萎縮しました」
はい、しかし奴隷階級が仏の弟子になって悟りを得た後は、ブラマンを見ると萎縮するのでしょうか。
「(大衆は)だめです」
「はい、でも萎縮していないからといって、彼がブラマンを見下してみましょうか」(みんな笑い)というわけではないのです。 礼儀正しく接するものの、心理的には萎縮してはなりません」。
「はい、かしこまりました。」(皆さん拍手)
悟り=間違いを誤りと自覚すること=苦しみが消えること。
● 韓国法輪僧侶の即問即説中の一部を日本語訳分
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