三島由紀夫 行動学入門をちょっと読んで
三島由紀夫の『行動学入門』を読んでいて、行動することについて色々考えていた。
これは自分の中のメモ程度として書くのでわかりにくかったらすいません。
本の中にこんな一説がある。
行動前に考えるあれこれは全く無駄であるという、行動する勇気を与えてくれる一説である。
厳密に私たちは、たとえば動くインセンティブが2、動かないインセンティブが1だからは動く方が得だ
というふうにもっと複雑な功利計算をしているはずだ。
だが頭ではそうはわかっても、動けない場合が多い。
それをどう考えたらいいのだろうか。
ここで行動を妨げるのは、不安、億劫さ、頭の中で湧いてくるマイナスイメージだろう。
三島はこのような人間の心がもたらす心理は無駄であるといっている。
加えていうなら、マイナスイメージが想像通りの事実であるかどうかは行動前にはわからないし、物事には正と負の側面がある。
その点を考慮してマイナスイメージをプラスイメージでいくらか相殺できるとすると、少なくとも若いうちは行動する方にインセンティブが働きやすい。
若いうちは行動することはほとんどが得(病気やケガの場合は別として)になるので功利的に考えると動く方がいいのかもしれないな・・・
などとと考えたところであることに気がついた。
・・・・ここまで、三島は行動するようにやけに働きかけているわけだが、三島って自衛隊に決起を呼びかけた人じゃなかったっけ。
つまりこの文章は行動を呼びかける扇動文なんじゃないか?
あんまし鵜呑みにするのもアレだなw
などと考えたのだった…