さよならリアルフォース(また会う日まで)
4月に買った、お高いキーボード。
これを、手放しました。
打ち心地は「至極」の一言。
スコスコと指に吸い付いて沈み込んでいく独特の打鍵感は、味わった者にしか分からない、そして味わった者を寄せ付けて離さない魔性のフィーリングでした。
が、このリアルフォースをきっかけにキーボード沼にはまっていった私。
部屋に増えていくキーボードたちを眺めながら、あることに気が付いたのです。
「あ、指って、10本しかない」
いくつものキーボードを並べるには、机というのは狭すぎますし、手首を机に接地させてタイプする系の自分にとって、ベストな場所に置けるキーボードというのは1台だけです(手首を浮かせてタイプするフォームなら、TKばりに並べて置いて使うこともできたのかもしれない)。
書き物をするときにはキーボードを脇へどかし、ネットで調べ物をする際には再び机の中心に置き、かと思えば今度は食事のために三度キーボードを動かし…。
そうなってくると、リアルフォースの長所でもある「どっしりとした安定感(=重量)、フルサイズの誇り(=大きさ)、揺るぎない信頼(=有線)」がネガになってしまうんですね。
ゆえに、正反対の性格を持つロジクールのMX Keys Mini (写真下)に机上の覇権を譲り渡し、リアルフォースはハードオフへと旅立っていきました。
大きくて重いのは許せます。
でも、ワイヤレスの利便性を一度知ってしまうと、もう有線キーボードには戻れないなぁ、という感想。
リアルフォースのほうも現行製品のR3シリーズではBluetoothによる無線接続に対応しているらしいので、いつかまたリアルフォースに戻る日が来るかもしれません。
ただ、しばらくは金欠フェーズってこともあり、MX Keys Miniでポチポチと文字を打とうと思います。
2022.11.25