【ITプロジェクトマネージャー♯8】トラブルプロジェクトのリカバリで大切にしてること 原因編
大小10以上のトラブルプロジェクトのリカバリーを実施してきました。
途中からのトラブル案件なんて、あまりやりたくない仕事ではあります。
しかし、
プロジェクト運営の本質を会得するには、これとない機会です。
皆さんに依頼があった際には、逃げずに受けてください。
マネージャーとして貴重な経験とスキルを得るチャンスです。
それを全て受けてきたことで、成長させていただきました。
今では、感謝しかありません。
ただ、若い頃は辛い思いも沢山しました 笑
私なりのポイントをまとめます。
1.【原因】あるべき情報があるべき場所にない
トラブルプロジェクトの立て直しに入った時に必ずある問題があります。
それが、「あるべき情報があるべき場所にない」ということです。
<あるべき情報>
・プロジェクト計画書
・要件定義書/設計資料
・プログラム
・課題管理表
・議事録
<あるべき場所>
・ファイルサーバ
・バージョン管理ツール(git/SVN 等)
もし、あるべき場所にあったとしても、最新がどれがわからない状態になっています。
私が参画したトラブルプロジェクト全てがそうでした。
2.【原因】コミュニケーションの崩壊
2点目は、とるべきコミュニケーションが適切に行われていないことです。
「オーナーとのステコミ」~「各チームの日次ミーティング」が計画通りに
行われていないということ。
内容も自分(自チーム)を守ることに必死になっており、
生産的な議論がされていません。
結果として、ワンチームで動けていない状況が多いです。
プロジェクトは、人と人の関係で成り立っていると感じます。
人の心がプラス方向か?マイナス方向か?、
小さな積み重ねですが、
結果として大きな流れになります。
適切なコミュニケーションは、本当に大切です。
トラブルプロジェクトに参画するとその雰囲気を直に感じることができます 笑
3.まとめ
えっ!こんな単純なこと?
と思われるかもしれません。
読んで失敗したと思われましたか?
プロジェクトマネージャーの仕事って意外と地味な仕事なんです。
地味をカッコ良い横文字で癒してもらってるんです 笑
やるべきことを1つ1つコツコツと積み上げる。
結果として大きな成果を得ることができる。
それを知っている人が、優秀なマネージャーになれます。
対応編は、次回の公開になります。
最後までありがとうございました。
笑顔の日がたくさん訪れるよう、共に頑張りましょう。