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【入社エントリ】技術の転換期に挑む。生成AI×IoTデータの可能性
こんにちは!エンジニアリング本部 本部長の神田(potix2)です。2023年4月に入社し、現在はエンジニアリング本部全体のマネジメントを担当しています。
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アドテクでのデータエンジニアリングを起点にSRE組織の立ち上げまでの技術の歩み
筑波大学・大学院でコンピュータサイエンスを専攻後、8年以上のスタートアップでの経験を経て、サイバーエージェントに入社しました。サイバーエージェントでの6年間は、主に広告プロダクトとデータ基盤の開発をリードしました。
特に印象深い経験として、海外向けDSPのフルスクラッチ開発があります。当時はオンプレミス環境が主流でしたが、海外展開を見据えてAWSを採用する決断をしました。この経験は、エンジニアとしての基礎を築く重要な機会となりました。
また、ビッグデータという概念が注目され始めた時期に、大規模なログ集約とデータ分析基盤の構築を担当しました。このプロジェクトを通じて、データエンジニアリングの専門性を確立することができました。
その後、電通デジタルでは少人数のSRE組織の立ち上げに携わり、AWSのベストプラクティスに基づいてマルチテナント管理の仕組みを構築するなど、技術基盤の整備に注力しました。
信頼できる仲間と技術的チャレンジが決め手に
社内システムの開発からよりユーザーに近い事業会社での仕事を探していた時期に、サイバーエージェント時代の同僚である志賀さんからの声がけがあり、面談を経て入社を決定しました。サイバーエージェント時代は同じ組織に所属していたものの、直接一緒に働く機会はありませんでしたが、米国支社の副社長として活躍する志賀さんの姿を見て、いつか一緒に働いてみたいと考えていました。
また、事業会社、特にスタートアップならではの環境に魅力を感じました。IoTデバイスの開発も自社でおこなっているところが非常にユニークな環境で技術的にもチャレンジができると感じて、入社を決意しました。
SREのリードから本部長へ:組織マネジメントの新たな挑戦
入社当初はSREの強化を主に担当し、社内の技術基盤の整備に注力しました。その後、プロダクト開発側に異動しエンジニアリングマネージャーとして開発チームのマネジメントを担当することになりました。
2024年2月から体制変更があり、エンジニアリング本部の本部長として、組織マネジメントと情報システム部門の責任者として活動しています。現在の業務配分としては、エンジニアリング本部の業務が約6割、情報システム部門の業務が約4割を占めています。
SREに関しては、マネージャーとして定期的な確認や今後の方向性の検討など、戦略的な役割を担っています。また、組織全体としての開発プロセスの改善や、新しい技術の導入検討なども行い、技術と組織の両面からチームの成長をサポートしています。
技術的負債との向き合い方がもたらしたチームの自立
エンジニアリング本部の運営において、重要な課題を言語化し、実行に移すことを自身の役割と捉えています。その代表的な例として、コア機能の改善プロジェクトが挙げられます。このプロジェクトでは、スマートマットクラウドの根幹である「重さからモノの個数を推定する」というロジックを実装したマイクロサービスのリアーキテクチャリングに取り組みました。
プロジェクトを通じて最も印象的だったのは、チームの意識改革です。従来のコードの慣習をどこまで継承するかという議論では、チームメンバーが感じていた違和感を率直に表明し、より良い方向への変更を模索することができました。過去の慣習から新しい可能性を探る姿勢への転換を後押しできたことは、大きな成果でした。
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技術面では、一部のマイクロサービスでクリーンアーキテクチャの採用を見直し、コード量を大幅に削減することに成功。さらに、テストカバレッジも向上し、より安定した開発基盤を築くことができました。
このプロジェクトを通じて、チームの自立性が向上したことを実感しています。メンバーが開発手法や技術選定において、過去の慣習にとらわれることなく、自分たちで考え、納得のいく選択ができるようになってきました。「ここを改善したい」という想いを持ちながらも言語化できていなかった課題に対して、チーム全体で向き合えたことは大きな転換点となりました。
技術の転換期に挑む:生成AI時代の開発とIoTデータの可能性
私たちは、大きな技術の転換点に立っていると感じています。特に生成AIの登場は、これまでの常識を覆し、開発のやり方や考え方を根本から変える可能性を秘めています。この予測のつかない変化にワクワクしながら、私たちは二つの大きなチャレンジを進めています。
一つは、生成AIを取り入れた新しい開発プロセスの探究です。従来の方法論にとらわれることなく、新しい時代に即した開発手法を確立していきます。もう一つは、IoTデバイスから得られる独自のデータを活用した価値創造への挑戦です。スマートマットクラウドに蓄積される独自のデータを活用し、ユーザーに新たな気づきを提供できるよう、プロダクトを進化させていきます。
これらのチャレンジを成功させるため、チーム全体で新しい技術や手法を積極的に取り入れる文化を醸成していきたいと考えています。
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