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起業家が使う難しい機能を「みんなで作る」―メガベンチャー出身のエンジニアが「人と雰囲気を見てスマートラウンドを選んだ」ワケ

こんにちは!スマートラウンドでエンジニアをしている福本です。

皆さまにスマートラウンドを書いている人たちのことを知ってもらいたく、今回は主に起業家側の機能開発をしているエンジニアの安藤 絵里花さん(社内でのあだ名:えりか様)にインタビューしました。

いわゆる”メガベンチャー”での開発を通じて多くのことを学ばれてきたえりか様ですが、そんな彼女がスタートアップで何を大事にしているのか。今日はその様子をみなさまにお届けしようと思います!

話す人

安藤 絵里花(フルサイクルエンジニア)
2016年に大学を卒業後、株式会社ビズリーチ(現:ビジョナル株式会社、以下ビズリーチと表記)にエンジニアとして新卒入社。ハーモスにて新規サービスの立ち上げや運用業務に従事。ヤフー株式会社(現: LINEヤフー株式会社)との合弁会社スタンバイに初期メンバーとして参画。その後2021年9月よりスマートラウンドに入社。主に起業家側の機能を開発するチームに所属。「株主総会smartround」などの主要機能の開発に携わっている。

聞く人

福本 晃之(フルサイクルエンジニア)
2023年5月よりスマートラウンド入社。フルサイクルエンジニアとして、主にスタートアップと投資家の横断機能を開発するチームに所属。書くのと喋るのが好きなので、スマートラウンドの良さを社外にもっと伝えたいと思っている。


リファラルでビズリーチへ新卒入社


福本:それでは、よろしくお願いします!早速なんですが、これまでのキャリアの話を伺いたくて。前職はビズリーチさんで開発をされてたんですよね?

えりか様:そうです!ビズリーチに新卒3期生エンジニアとして入社しました!

福本:なるほど!ビズリーチが新卒採用をし始めたの、自分が思ってたより最近ですね。ビズリーチに入社した理由って覚えてますか?

えりか様:世間がイメージしてるような新卒の就活を正直ちゃんとやってなくて、ほとんどリファラルって感じでした(笑)。大学で英語劇サークルに夢中になってたんですが、そのサークルの先輩のリファラルです。

福本:そんな経緯が!結構珍しいパターンですね。

えりか様英語劇サークルの活動での体験がすごく面白かったんですよね。役者だけじゃなくて照明や音響や大道具といった役割があって、いろんな人が協力して1つの大きな作品を作るのが楽しくて。

福本:なるほど!今やってるモノづくりにも通じる話だと思いました。

えりか様:そうなんですよね。サークルの雰囲気がすごく私に合っていて、先に大学を卒業してビズリーチで働いていた先輩が「(所属している)サークルが好きならきっと合うと思うから、来ない?」と声を掛けてくれたので、それがきっかけになりました。

福本:サークルでの「楽しかった」という経験が先にあって、そこからビズリーチへ入社されたんですね。面白い!新卒入社してからエンジニアとしてのキャリアがスタートした理解であってますか?

えりか様:そうです!大学は情報科学科だったので、エンジニアに通じる勉強自体は少しだけやってました。

福本:大学でCSの勉強をしてたんですね!ということは「エンジニアになりたい」という気持ちは当時から既にあったんでしょうか?

えりか様:ありましたね!私が高校生で、大学受験を考える時にiPhone4が登場したんです。その時「これは、来る。」と直感しました。

アプリやデバイスを開発できる人になりたいと思って、大学受験するときに情報系の学部を選びました。

ただ、前述の通りサークルに夢中だったので、もっとちゃんと勉強しておけば良かったと強く思います!!!

現スマートラウンドのメンバーとの縁

福本:なるほど。エンジニアを目指す具体的な原体験があったんですね。今度はビズリーチに入社した後の話に移りたいのですが、ハーモスのサービス開発に携わってたんですよね?

えりか様:そうです。ハーモスシリーズには色々なサービスがあるんですが、今は無き1サービスのサービスの立ち上げ期からクローズまで一通り携わり、その後8ヶ月ほどSREをしていました。

福本:すごい色々やってますね!ちなみに、CTOの小山さんがビズリーチ時代の先輩だったと思うのですが、一緒に仕事をしていたのもその時期ですか?

CTOの小山もビズリーチ出身

えりか様:そうなんですよ!私が新卒入社した後にはじめて配属された部署で、最初に業務の引き継ぎを受けたのが小山さんでした。

福本:今聞くと変な感じしますね(笑)。

えりか様:当時は小山さんがチーム内で若手だったので、本番リリースの調整とか準備をやってましたね。”リリース大臣”って呼んでたんですけど、それを小山さんから引き継ぎました。

福本:そんな縁があったんですね!当時の小山さんの印象って覚えてますか?

えりか様:小山さん、なんか全員から人気だったんですよ。全社のメンバーでグループをシャッフルして作ってランチする施策が毎月行われるのですが、ランチ一緒になった方々から「小山さんが可愛い」って毎回事業部内で話題になってました(笑)。

福本:そういう意味の人気だったのか…。今の小山さんから想像できなくてちょっと変な感じがするので、この話は載せないようにします(笑)。

えりか様:(笑)。ちなみに、今スマートラウンドで働いているデザイナーのせな(早川聖奈)さんとは、次の配属先で一緒に働いてたんですよ。

福本:せなさんはえりか様のリファラルで入社されたんですよね。そのときは、ハーモスの開発から離れて子会社であるスタンバイ(当時)に出向されてたんでしたっけ?

えりか様:そうです!当初は一事業部だったのが、全社アワードで最優秀チーム賞を事業部で受賞した事を皮切りにどんどん変化して、ヤフー(当時)との合弁会社になりました。そこでは求人の検索エンジンの開発をやってまして、とても色々なことを経験しました。

「サービスをイチからリアーキテクトした」

福本:色々やってますね。あ、ひょっとして技術書典で書かれてた本の話は、このスタンバイでの経験のことでしょうか?

えりか様が前職で(一部の章を)書かれた本です

えりか様:読まれてたんですね!まさにその時の話です。サービスを立ち上げたときの人がほとんど誰も残っていなかったのと、合弁会社だったので関係者が色んな会社から来ているという難しさもあって…。

福本:つらい。本には「メンテしていけるように皆でリアーキテクトした」という話が書かれていた記憶があります。スクラムを結構ガチで回していた記述もありましたよね。

えりか様:そうです。国際的なスクラムの認定団体「Scrum Alliance®」で日本人唯一の認定トレーナーの方にほぼ毎日来ていただいて、本気のスクラムをしてました!いわゆるワーキングアグリーメントやDoneの定義を決めたりとか。

福本はインタビューする際、相手の方をネトストする癖があります

福本:へー。なるほど。ちゃんとやってますね。

えりか様:「ワーキングアグリーメントをどう決めるか」みたいな会議とかもやり出して、最初の1週間はそれこそ毎日5時間ミーティングしたりしてました。急にそういうことをやり出すとどうしても合わない人が出てくるので、大変な時期でもありました。

福本:人の出入りとかも多くなったりすると、チームビルディングも何度もやり直さないといけなくて大変そうですね。今振り返ってみて、そこから学んだことってありますか?

えりか様他の人や、その人の考え方を尊重することの大切さでしょうか。それこそ文化の違う、色んな会社の色んな人とたくさん関わって、色んなマネジメントの方法に出会うきっかけになったので。

福本:大人な話だ。

えりか様:そういう意味では、今のスマートラウンドのチームリーダーは本当に姿勢が素敵な方で、価値観の背景を聞いて「プロダクトや組織もそれまでの歴史があるので、そういう積み重ねを尊重している。」と回答をもらった時は痺れました。
周りの人と協力をしてプロダクトを作っていく以上、お互いがそういう理解をしている状態がとても大事なんだなと思いましたね。

人と雰囲気を見て選んだスマートラウンド


福本:ありがとうございます!えりか様が大事にしている価値観に触れられたような気がしました。その後、スマートラウンドに転職すると思うのですが、きっかけは小山さんだったんですかね?

えりか様:そうです!小山さんがスマートラウンドの創業メンバーになって3年くらい経ったときに久しぶりに連絡をもらいました。
スマートラウンドでCTOやってるのはSNSでなんとなく知ってて、小山さんが楽しそうにしていたのが印象的だったので、すぐに話を聞かせていただきました。

福本:創業3年目だと、2021年とかですよね。当時の開発チームって、エンジニア何人くらい居ましたっけ?

2021年はsmartroundのスタートアップユーザーが2000人を超えたくらいでした

えりか様:私が5人目でしたね。どんなチームか気になって、選考中に開発チーム全員と話す機会を貰いました。そこでチーム内の関係とか雰囲気がどんな感じか見させてもらったのをなんとなく覚えてます。

福本:どんな人と、どういう雰囲気で仕事してるのかは大事ですし気になりますよね。どんな感じだったか覚えてますか?

えりか様:「割と静かな方が多いな」という感じですかね。あと「他己紹介しますか!」みたいな流れになって。英資さんが当時ジョインしたばかりだったのですが、「まだ全然よく知らないんですよね」みたいなことを話してました(笑)。

福本:そこは頑張れよ(笑)。みなさんの素が出てる感じがあっていいですね。

えりか様:その後はサニーさん(代表の砂川)と話しました。事前に調べて「面白い経歴の人だな」と思ってたんですけど、主に人生のターニングポイントを聞けてとても楽しかったのを覚えています。

サニーさんはこんな人

福本:なるほど。具体的な仕事やプロダクトの話はあまりしなかったんですね。

えりか様:そうなんですよ。今振り返ると、スマートラウンドが何やってるのかをきちんと理解してなかったかもしれないです(笑)。
チームの人とか小山さん、サニーさんと話して、スマートラウンドに惹かれたので入社することにしました。

難しい機能をみんなで作る


福本:ここまで話を聞いていて思ったのは、えりか様は一緒に働く人だったり、もしくはその人たちの雰囲気とか話している感じをすごく大事にしてますよね。

えりか様:極論、私にとってはそこだけですね。「明るく楽しく元気よく」というのがモットーなので、私自身はもちろん、周りもそうあってほしい!と思っています。

福本:いい話すぎる!スマートラウンドに入社してからの話もそろそろしたいのですが、改めてどんな仕事をしてるか具体的に教えてもらってもいいでしょうか?

えりか様:今は主にスタートアップ側の機能を開発しています。チームは4人で、リーダーはしおしおさんです。私自身を含めチームメンバーを色々とサポートしていただいてますね。

しおしおさんのインタビューはこちら

福本:ありがとうございます。スタートアップ側の機能といえば、株主総会や最近リリースされた事前承諾などもありますね。難しい機能も多いと思うのですが、工夫したことや難しかったことみたいなエピソードがあったら聞きたいです。

えりか様がチームメンバーの一人として動いた株主総会smartroundの大幅リニューアルについて

えりか様:いやー、スマートラウンドの機能は仕様が全部難しいですね(笑)。ただ、入社したときも今も周りがたくさんサポートしてくれるので、孤立してしまうことが全然ないのがありがたいなと思ってます。

福本:確かに、普段からチーム内外でめっちゃペアプロやってますよね。

ペアプロに救われるえりか様

えりか様:それも、CTO含めて「未来への投資でもあるし、一人で悩むんだったら遠慮せず自分の時間を奪って大丈夫です」というスタンスなのが嬉しいですね。遠慮してしまって、溜め込んじゃうこともなくなりました。

福本:自分も入社したときに似たようなことを小山さんに言われたので、とてもわかります。ちなみに、エンジニア以外の職種の方との関わりについても聞きたいのですが、どんな感じで協業してますか?

えりか様:サイズの大きいEpicだと、関わる開発メンバーとPdM・デザイナーの方と同期的に仕様やデザインの確認をやりますね。issueやFigmaをみんなで見ながら議論したり疑問を解消しています。
issueを細かく書いて切ってくれる方が社内に多くて、開発が進めやすいですね。

福本:それは自分もよく思いますね。ユーザーの声や議事録、背景とか目的もちゃんと整理されてて。
あと、デザイナーの方が皆さん難しい仕様を情報整理してデザインに落とし込む力が高いなと。

えりか様:(先ほど触れたリファラルで入社したデザイナーの)せなさんは前職で私がPdMをしていたときにデザインを担当してくれていたんですけど、当時から一緒に仕事するのがめちゃくちゃ楽しかったので、また一緒に働けて幸せです!

Server-Side Kotlin Meetupとの関わり

福本:ありがとうございます!話のテーマを変えてみたいのですが、えりか様はServer-Side Kotlin Meetupの運営もされてますよね?自分も少し運営に関わらせてもらっているので、そのあたりの話も聞きたいなと。

えりか様:やっています!

定期的にイベントを開催しています!直近だと2024年3月にもイベントの予定があるので、ぜひ見てみてください!

福本:関わってて面白いと感じるところなど、ぜひ聞いてみたいです。

えりか様:懇親会がめちゃくちゃ有意義なんですよ。「楽しかったから、これから毎回参加します!」って誓ってくれる参加者の方がいたりとか。

運営の方で地方から来られる方もいて、”人の集まり”というところに価値を感じています。登壇者の方も懇親会に必ず参加してもらうようにしているので、LTごとに盛り上がっていたりして嬉しい空間です!

福本:なるほど。普段から登壇者の方もすごくこだわってますしね。

えりか様:あと、スマートラウンド含めて4社で集まって運営している点もユニークで面白いと思います。
ウチのようなスタートアップもいれば大きな会社の方も運営に関わっていて、いいシナジーが生まれてるなと。

スマートラウンドがServer-Side Kotlin Meetupに関わりだした背景

福本:いいですね。私はまだペーペーなので、その辺りは今後色々と教えてください(笑)。

「もっとやれることを増やしたい」

福本:最後に、今後の話を聞かせてもらいたいなと。技術的な話でなくても構わないんですが、「こういうのをやっていきたい」というのがあれば教えてください。

えりか様:ざっくりしたところでは、できることは今のうちにちゃんと増やしておきたいですね。
ライフイベントが待ってたりするかもとか、これから状況の変化にちゃんと対応できるように備えていきたいなと。

福本:なるほど。具体的にどのあたりをやっていきたいとかありますか?

えりか様アーキテクトはもっと上手くやれるようになりたいですね。今ももちろん自分でやるんですが、周りにサポートしてもらったりレビューされて気づく視点もあるので。チーム運営が割とできるようになってきたこともあり、技術的な部分の精度を高めていきたいです。

福本:アーキテクト難しいですよね。自分も頑張っていきたいので、わかりみが深い。最後に、今後スマートラウンドに興味を持った方へメッセージがあればお願いします!

えりか様:スマートラウンドにはトライアル入社があるので、気になる人はぜひ活用してみてください!ってところですね!
お互いにフィット感も確認できるいい制度なので、スマートラウンドの文化とか雰囲気を感じてもらえると嬉しいです。

スマートラウンドで実際に業務を体験してもらう「トライアル入社」


福本:トライアル入社、ユニークでお互いにとってすごく有益な制度ですよね。自分も選考でトライアル入社を経て色々と納得して入社できたので、わかりみが深かったです。改めて、本日はありがとうございました!

えりか様:ありがとうございました!


さいごに

とても難しいsmartroundの起業家側の機能を、楽しみつつも成長しながら開発に携わるえりか様のインタビューでした。これまでの経験やそれを経ての価値観に触れることができ、キャリアにとっても重要な点を話してもらいました。

さて、この記事を読んでスマートラウンドにご興味を持った方、もしくはえりか様・福本とお話してみたい方がいらっしゃれば、ぜひ以下の採用ページをご覧ください!

カジュアル面談は、こちらのフォームからお申し込みいただけますのでぜひお気軽にご応募ください!

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