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NottaとClaudeで爆速進化!インタビュー記事作成の効率化話


スマートラウンドでオウンドメディアを担当している勝山です!
今日は、NottaClaudeを使って「インタビューからの記事作成」が爆速でできるようになった話を、私の感動と共にお届けします。


スマートラウンドのオウンドメディアであるStartup Nextには、「スタートアップが可能性を最大限に発揮できる世界をつくるため、次世代を考え、next stageへ進化するきっかけに」と、投資家インタビューを中心にスタートアップ起業家に役立つコンテンツを多数アップしております。

今回は、メインコンテンツである「投資家インタビュー」ができるまでのフローが生成AIツール2つによって大幅に改善された話を書きます。(ちなみにこのnoteもNottaとClaudeを使ってトータル1時間15分で作成しました👍)

ざっくりまとめ

  • 従来の方法では、1時間のインタビューに対して記事作成に5〜6時間以上かかっていた

  • NottaとClaudeの導入により、インタビュー中のメモ作業が不要になり、インタビュー後の記事作成時間は3分の1以下に短縮された

  • Nottaはインタビューへの自動参加および、高精度な文字起こしと話者分け機能が便利

  • Claudeは長文処理に優れ、複雑な文脈やニュアンスを理解する能力が高く、ほぼそのまま出せるクオリティの記事ができる

  • 記事作成プロセスにおける所要時間が大幅短縮、かつ心理的負担も大幅に軽減され、クオリティ向上も期待できる

従来の作業工程と課題感

インタビュー記事を作成する際、従来は45分〜1時間のインタビューをする際は、録音と文字起こしは専用アプリで行っていました。
インタビュー中は、話を聞きながら次の質問を考えながら同時にパソコンでメモを取るという複雑な作業が必要で、話のやり取りに全集中できないのがもどかしかったです。

インタビュー後は、記憶が新しいうちに自分のメモをもとに記事を書き上げ、録音データで内容を確認していました。
この記事化の作業では、相手の人柄・個性を潰さないようにしつつ読みやすい文章に整えていったり、インタビュー中の話の前後や同じトピックスへの回帰なども整理し、読み物として分かりやすい構成にする必要がありました。さらに、話の中での重要度に応じて記事に強弱をつけるのも大切な作業です。
特に話が盛り上がった場合は(喜ばしいことなのですが)構成を考え直す必要も出てきて、1時間のインタビューに対して5〜6時間、時には6時間以上かかることもありました。

(しかもこれ、文章を書く人にはわかっていただけると思うのですが、書き物って細切れの時間で進めるのが難しいんですよね…。まとまった時間をつくって集中しないと本当に進まない😂)

ちなみに文字起こしデータは使わなかったのかというと、使っていたアプリの文字起こしの精度がそこまで高くなく、そのままコピーして使えるようなレベルではないというのがありました。
その上「えっと」とか「あー」など"フィラー"と呼ばれる余計な言葉が入っていたり、インタビュアー(私)の発言も混ざっていてうまく分かれていなかったりして不要な部分を削除する作業の方が大変だったので、文字起こしデータは最後の確認用としてのみ使用していました。

インタビューから記事の初稿完成までの所要時間で考えると、インタビュー1時間+記事作成で合計7〜8時間ほどは必要でした。(もっとかかったものもありました)

NottaとClaudeを使った今の作業工程

現在はまず、Google MeetでのインタビューにNottaを同席させて自動文字起こしを行います。インタビュー終了後、約15分でNottaの文字起こしが完了します。

このnoteもGoogle meetに私一人で入ってNottaに文字起こししてもらいました

その後、話者を分けた状態でテキストデータとして出力します。(ここで話者を分けて出力することで、Claudeに読ませるときに「インタビューアーの発言は全部除いてください」という指示が出せるようになる)

出力条件も色々設定できます

このテキストデータを今度はClaudeに読み込ませます。
Claudeには、「インタビュアーの発言は全て省いて、一人語り形式にしてください」「本人の人柄を消さないように、過不足なく記事にしてください」などといった具体的な指示を出します。

こんなざっくりプロンプトでもいけます。今回は元々1人語りなので話者の件は書いていません

通常2〜3回ほど「端折らないで」「もっとフランクな感じで」「**の話抜けてない?」など追加指示を出して生成を繰り返し、最終的に高品質な記事の下書きが完成します。

タイトルも勝手に作ってくれます!

この下書きに対して、読み手のことやインタビュイーの伝えたいことを考えた強弱付けなどの最終編集作業を行いますが、編集作業は1〜2時間程度で完了します。内容によっては1時間で終わることも全然あります。(やっぱり「書く」と「編集」って負担が全然違うんですよね!!!)

インタビューから記事完成までの所要時間にすると、インタビュー1時間+Nottaの文字起こし約15分+Claudeでの記事化約30分+編集作業1〜2時間の合計3〜4時間で1本記事ができるようになりました!

時間だけでなく、心理的負担も全然違います!
Nottaの文字起こしの精度の高さによりインタビュー中にメモを取らず相手の話に集中できるようになりましたし、何より「ゼロから記事を書く」のと「すでに記事になっているものを編集する」のは負担があまりにも違います。

NottaとClaudeの良さ

Nottaの特徴は、まず文字起こしの精度の高さです。業界の専門用語もしっかりと認識できています。数回使ってみてその精度の高さを見て、私は自分でメモを取るのはやめました。笑
加えて、インタビュアーとインタビュイーの発言を正確に分けて認識できる話者分け機能も優れています。テキストデータに出力する際、話者を含めるか・AI要約を含めるかなどを細かく選べるのも便利です。
Google Meetに直接参加できるため、別途録音や音声データの読み込み作業が不要という利点もあります。

Claudeは数ある生成AIツールの中でも特に長文処理に優れているそうで、「高い処理能力・文脈理解能力・安全性と倫理性・感情やニュアンスへの配慮・多様な業界での利用」が特徴みたいです。
確かに「もう少し硬く」「もう少し砕けた感じに」といった指示にも柔軟に対応してくれます。また、要約しすぎないよう指示すれば、詳細な内容を保ったまま記事を生成してくれます。
もう、とにかくとにかく、Nottaから出力したテキストデータをぶち込んで、それが「えっ…もうこれ…記事やん…!」な文章に仕上がって出てきた瞬間の感動は忘れられません。

まとめ

一番嬉しかったのは、従来の「録音+人力記事作成」から「Notta録音文字起こし+Claudeで下書き作成+人力編集」への進化によって、ゼロから記事を書く負担が軽減され、インタビューの記憶が新鮮なうちに編集作業まで完了できるようになったことです。

記事作成の作業時間が従来の3分の1以下に短縮されたことももちろん嬉しい。
インタビュー中にメモを取る必要がなくなり、会話に全集中できるようになったことも超嬉しい。これによって内容のクオリティを上げていきたいと思っています💪

冒頭も書きましたが、このnoteもNottaとClaudeを使ってトータル1時間15分で作成しました👍

「スマートラウンドはAIカンパニーになっていきます!」と先日CTOがオープン社内報を公開していましたが、devチームではない、オウンドメディア担当者である私でさえもこんなふうに生成AIを活用しています(社内にはAI人材がウヨウヨいて、日々めちゃくちゃ勉強になっています!)
「このツールを使いたい」と伝えたら爆速で対応してくださったスマートラウンド社内の関係各所の皆様には本当に感謝です。
良い記事書きます!!!

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