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夢とノスタルジア

西です。
昨日夜中1階のこたつで作業していたのですが、気づいたら2階の布団で寝ていました。一切移動した記憶がありません笑
でも、凄く思い出深い夢が見れたのです。


ピアノ

僕は高校1年生のときギター部に所属しており、とはいってもあまり積極的に参加していたわけではありませんでした。
僕の代は同期の男子が3人で、他の同期は27人ほどいたのですが全員女子でした。
ギターはほぼ個人練習なので同期の女子とは全く関わりなく、僕含め3人いた男子も毎回参加していたわけではなかったので、なかなか人付き合い的な楽しさを味わう機会は少なかったのかなと思います。

その中で、全く関わりなかったのですがインスタで声をかけてくれた先輩がいました。
その先輩はいつも昼休みになると音楽室でピアノを弾いていて、僕の好きなクラシック曲をよく練習していたので話してみたいと思っていた人でした。
インスタで話すようになってしばらくして、僕はその先輩にピアノを教えてもらえることになりました。
ずっと上手くピアノを弾けるようになりたかったので凄く嬉しかったです。

そうして教えてもらい、僕はついにベートーヴェンの月光第一楽章を弾けるようになりました。
音楽室にはピアノが2台あったので、2人でそれぞれ別のピアノを使って練習していましたが、たまに僕の弾いている月光に合わせて弾いてくれるときがあって、今思い返すと本当にいい思い出をくれたと思います。

夢の舞台は、その音楽室の1つ奥にある、ギターや用具をしまう部屋でした。そこにはピアノが1台あって、古い雰囲気と静かな空間がとても月光の雰囲気にあっていたため、先輩が卒業してからはよくそこで練習をしていました。
夢の中でもそこにピアノがあって、でもなぜか弾けないのです。
鍵盤が少なかったかなんだったか忘れましたが、今日は弾けない日なんだと思いました。
ドアの向こうでは先輩がピアノを弾いてるんだと思って、そこで目が覚めました。
そういえばその部屋でピアノを弾いている中で、あまりに雰囲気がよくて、これはきっと思い出になるんだろうなと思ったことがありました。
目が覚めて、嫌な思い出ばかりだと思っていた高校時代にもこんな幸せだと感じれた瞬間があったのだと思い、懐かしくも寂しさを感じました。

人生の目的

僕はこの世を去るときになって、少しでも多くの人生のストーリーを思い出せたらと思って生きています。
いつか、今未来だと思っていたその瞬間がくるときは必ず訪れ、そしてそれも過去になってしまうのです。
それは本当に無慈悲で抗うことのできない運命であり、潜在的な恐怖として生物に備わっているのだと思います。
そんな中で、この瞬間に何かを感じることができるというのは生を授かったものの特権として非常に有難いものだと考えています。
だからこそ、その感情を忘れたくない。
この1日1日がいつか記憶の中で消えてしまわないよう、人生のストーリーとして将来見返すことのできるよう、苦労、幸福、感謝、そんな感性の動きを心に刻んで生きていきます。

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