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【防災選の舞台裏】プロジェクトメンバーHが街にポスターを貼りまくりたい本当の理由
こんにちは!Smart City戦略室でFSC事務局を担当しているメンバーHこと
ひかさです。
防災選 がいよいよ始まりました。嬉しいことに、既にたくさんの方から投票をいただいています。
(すでに投票してくださった方ありがとうございます!)
▼防災選とは▼
https://note.com/smartcity/n/n63d4243ef240
|街中のポスター案内
最近博多駅や天神駅周辺で、こんなポスターを目にした方はいらっしゃいますか?
実は今回の企画は、オンライン投票の施策でありながら、
私が事務局を務めるFukuoka Smart City Community(通称FSC)の会員企業がもつ交通機関や商業施設など、いわゆるオフラインの場でも積極的に広報をしています。
▲西鉄電車のホームでポスターを貼る西鉄のFSC担当(実は偉い人!)
数ヶ月間温めてきた企画が先週ようやく発表の日を迎え、実際に案内ポスターが街に貼られているのを見た時は、嬉しくて人目もはばからずたくさん写真を撮りました。
最近で一番嬉しかった瞬間です。
▲ポスターの実物を見て喜ぶひかさ / 東急ハンズ博多店で実際に投票できるかテスト中
今回は、私がこんな風にオフラインの広報活動にこだわっている理由について、少しお話ししたいと思います。
|原動力は実体験
今回のプロジェクトメンバーの一人である私は、11年前の東日本大震災を東京で被災しました。
電車が止まって帰路につけず、ヒールで夜道を数キロ歩いてようやくたどり着いた同僚の家で夜を明かし、自宅に帰れたのは翌日の昼過ぎでした。
当時のことを振り返ると、どうしても被災した瞬間のことばかりが印象に残っていますが、本当に大変だったのはその後。
いざ家に戻ってみると、まずガスが使えない。お風呂にも入れないし、料理もできない。
軽食を買おうとコンビニに行ったら棚は軒並み空っぽ。
備蓄なんて概念も持っていなかったので、地方の親戚からの宅急便を待ちわびながら、かろうじて開いていた近所の飲食店で外食する日々がしばらく続きました。
後日談ですが、ガスは供給そのものが止まっていたのではなく、メーターの安全装置が作動して一時的に止まっていただけで、本当はすぐ使えたのですが、そんな知識もなかった私は近所の飲食店のマスターに教えられてようやくその事実を知りました。
スマホもSNSも今ほど当たり前じゃなかった当時、知識も備えもなく、親元を離れて暮らしていた私は、一事が万事この調子。
日常を取り戻すまでに必要以上の時間を要しました。
きっと、似たような状況の人が街にたくさんいたと思います。
あれから10年以上経ち、世の中もずいぶん変わりました。
私自身、情報感度も、防災に関する知識や備えのレベルも、以前よりずっと高くなりました。
しかし、どれだけ理解しているつもりでも、備えていても、万全とは言い切れないのが防災。
実際、今年1月に九州を襲った最大震度5強の地震の際、福岡市の自宅にいた私は、スマホの緊急地震速報のアラームに震え上がってしばらく身動きが取れず、必要な行動が取れませんでした。
本当は、自宅マンションの避難経路を確保したり、ペットを移動用キャリーに入れたり、遠方に住む家族に連絡を入れたりすべきだったのに、分かっていても本当に何一つできませんでした。
当時すでにこの防災選の企画準備を進めていた私は、
「防災を、定期的に自分ごととして意識できるような仕組みがもっとたくさん欲しい」
「防災を、周りの人ともっとたくさん話題にできるようなきっかけを作りたい」
そんな思いをより一層強く抱くようになりました。
|オンライン投票をわざわざオフラインで告知する本当の理由
1月の地震の一件を受けて、この企画に対する私の考えは少し変わりました。
当初はプロジェクトチームの一員として、たくさんの人に投票という形で参加いただきたい一心で企画準備をしていました。
そして、そのためにはSNSなどオンライン上での告知を中心に、効率的に拡散させていくのが一般的です。
ではなぜ、わざわざオフラインでも積極的に告知を行うのか。
理由は、投票するしないに関わらず、今回の防災選がより多くの方の目に触れることで、皆さんの日頃の備えを見直したり、家族や周りの人と防災について話したりするきっかけになることを願っているからです。
だから、駅やホーム、電車の車内、商業施設、空港など、できるだけ様々な人の目に留まるように、FSCの会員企業で一丸となってオフラインでも広報活動をしています。
▲(左から順に)西鉄電車車内 / 西鉄電車(天神駅)ホーム
▲(左から順に)東急ハンズ博多店 / キャナルシティ博多
▲(左から順に)JR博多駅 / 福岡国際空港
※これはごく一部です。場所によって掲出期間が異なります。
こんな風に街のあちこちに掲出しているお知らせを見かけた方が、
防災についてちょっと考えを巡らせたり、周りの方と会話するきっかけになったら、それだけでもこの企画を実施した意味はあると思ってます。
そうやって、みんなで一緒に災害にしなやかに対応できる福岡の街をつくって行きたいです。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
もし防災選について興味を持ったり、いいなと思ってくださったりした方は、是非投票サイトを覗いてみてくださいね。
防災選概要
|投票方法
①こちらの投票サイトでほしい防災候補を選ぶ
②投票ボタンを押す
③完了 ※最大3回まで投票できます。
|スケジュール
投票期間:3月22日(火)〜4月22日(金)
投票結果開示:5月上旬 特設サイトにて発表
得票数1位の「防災候補」アクション開始:9月中
|参画企業(五十音順)
嘉穂無線ホールディングス株式会社/九州旅客鉄道株式会社/西部ガスホールディングス株式会社/株式会社西日本シティ銀行/西日本鉄道株式会社/株式会社福岡銀行/福岡地所株式会社/LINE Fukuoka株式会社