事務作業効率UPテク:エクセルの「=」で他のセルのデータを表示する方法

できること



はじめに

こんにちは、「福祉イノベーションGuide」です。

エクセルは介護現場での事務作業を効率化する強力なツールです。
今回は、エクセルの基本機能である「=」を使って、他のセルに入力したデータを簡単に表示する方法をご紹介します。
これにより、データの再入力を避け、作業時間を短縮できます。


「=」を使って他のセルのデータを表示する方法

エクセルで「=」を使うと、他のセルに入力されたデータを参照して表示することができます。
これにより、データの一貫性を保ちつつ、効率的に情報を管理できます。


具体的な操作手順

以下に、具体的な操作手順を順番に説明します。

ステップ1:データを入力する

  1. エクセルを開く

    • 新しいシートを開きます。

  2. データを入力

    • セルA1に「利用者名」と入力します。

    • セルA2に「田中さん」と入力します。


文字を入力します。

ステップ2:「=」を使ってデータを表示する

  1. 参照先のセルを選ぶ

    • セルB1に「表示名」と入力します。

  2. 参照するセルに「=」を入力

    • セルB2をクリックします。

    • キーボードで「=A2」と入力します。

      • 「=」を入力後、セルA2をクリックでもOKです。

    • Enterキーを押します。

  3. 結果を確認

    • セルB2には「田中さん」と表示されます。

    • これで、セルA2のデータがセルB2に反映されました。


キーボードで=A2を入力(「=」入力→セルA2を選択でもOK)
セルB2にも「田中さん」が表示されました。

ステップ3:数式をコピーして他のセルに適用する

  1. 数式をコピー

    • セルB2をクリックして選択します。

    • 右下隅に小さな四角(フィルハンドル)が表示されます。

    • フィルハンドルをドラッグして、セルB3やB4にコピーします。

  2. データの表示を確認

    • セルB3にコピーした場合、セルA3のデータが表示されます。

    • 同様に、セルB4にはセルA4のデータが表示されます。


セルB2を選択→右下をドラッグする
A列のデータが表示される

実践例:介護現場での活用方法

例1:利用者情報の一元管理

介護施設では、多くの利用者情報を管理する必要があります。以下のように「=」を活用することで、情報の一元管理が可能になります。

  1. 情報の入力

    • セルA1に「利用者ID」、B1に「利用者名」と入力。

    • セルA2に「1」、B2に「田中さん」と入力。

    • セルA3に「2」、B3に「佐藤さん」と入力。

  2. データの表示

    • セルD1に「表示名」と入力。

    • セルD2に「=B2」と入力し、Enterキーを押す。

    • セルD3に「=B3」と入力し、Enterキーを押す。

  3. 結果

    • セルD2には「田中さん」、セルD3には「佐藤さん」と表示されます。

    • これにより、利用者名を別の場所でも簡単に表示・参照できます。


例1

例2:シフト管理の簡素化

シフト管理表でも「=」を使うことで、職員の名前や勤務時間を自動的に表示できます。

  1. シフト情報の入力

    • セルA1に「日付」、B1に「職員名」、C1に「勤務時間」と入力。

    • セルA2に「2024/12/1」、B2に「田中さん」、C2に「8時間」と入力。

    • セルA3に「2024/12/2」、B3に「佐藤さん」、C3に「7時間」と入力。

  2. データの表示

    • セルE1に「シフト詳細」と入力。

    • セルE2に「=B2 & "さんは" & C2」と入力し、Enterキーを押します。

    • セルE2には「田中さんは8時間」と表示されます。

    • 同様にセルE3に「=B3 & "さんは" & C3」と入力すると、「佐藤さんは7時間」と表示されます。

  3. 結果

    • シフトの詳細が自動的に表示され、管理が簡単になります。



まとめ

エクセルの「=」を使って他のセルのデータを表示する方法は、初心者でも簡単に実践できる基本的なテクニックです。この方法を活用することで、介護現場での事務作業が効率化され、データの一貫性と正確性が向上します。ぜひ、日常の業務に取り入れてみてください。

次回は、さらに便利なエクセルの関数について解説しますので、お楽しみに!