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1000人規模のイベントデザインで良かったこと・悪かったことまとめ|SCTX2019
スマートキャンプデザインブログ、モリシゲです。
2019年9月12日にスマートキャンプ主催の「SCTX 2019」というイベントでデザインを行いました。
スマートキャンプとしては大型のイベントは初めてのことでしたので、何もわからないままスタートしましたが、結果としては大盛況という形で終えることができました。
本記事では、イベントで作ったデザイン(設計も含む)について、一緒に運営したメンバーの方々に「SCTXで使用したデザインについて」をインタビューした内容をまとめています。
(インタビューイがどんな役割だったかは記事最後尾に記載しています。)
SCTX 2019 とは
SaaSを活用してさらなる成長を目指す経営者、ビジネスパーソンの皆さまに、SaaS・テクノロジーに触れる機会を提供するカンファレンスイベントです。
SaaS比較サイト「BOXIL(ボクシル)」 を運営するスマートキャンプが、SaaSの提供・利用を推進する企業やビジネスパーソンとともに、SaaSビジネスのトレンドに迫るイベント内容で、2019年9月12日に開催されました。
Q.イベントのデザインでよかったことはなんですか?
(運営メンバー:中野さん)
一番良かったのはロゴ(テーマカラー)です。スマートキャンプのコーポレートカラーが深緑に対して、SCTXは明るめの配色になっていました。
当日の会場の様子
イベントの主旨としてはSaaSのイベントという打ち出し方をしていますが、スマートキャンプのイベントであることも出したかったし、オープンで明るいイメージにしたかったのがうまく反映されていたと思います。
グラデーションカラーになっている意図として、スマートキャンプの堅実で賢そうな印象と、イベント自体や運営する人の明るい印象の両方を表していると聞いて、スマートキャンプらしさがうまく表現できているなと感じました。
また、ステージに入ったときの雰囲気は大事だと思っていて、会場はあくまで「虎ノ門ヒルズ」なので、そこをいかに「スマートキャンプ」という雰囲気にできるかはデザイナーの力にかかっていたと思いますし、寄与してくれたと思っています。
他には、当日急に必要になった掲示物などを対応してくれたのは非常に助かりました。
(運営メンバー:菊地さん)
運営側としては雰囲気作りができていてとてもよかったと思います。
最初見たときは色が明るかったのでびっくりしましたが、会場が明るいイメージになっていたので正解だったのかなと思います。
オフィスもLPもそうですが、空気感や雰囲気づくりをデザイナー主導でやってくれるのはすごく助かります。
デザインができないメンバーだけでは正解が出しにくい部分だと思っているので、その点を考えると「道標」となっていたので助かっていました。
(担当デザイナー:モリシゲ)
イベントのテーマ決め、デザインコンセプトがあったおかげで、それが道標となり、迷う・ブレる部分が少なく進められたということですね。
また、スマートキャンプはコーポレートカラーが深緑で暗いので、そのまま使わずに明るさを取り入れた配色にしたことは、実際に会場が暗くなりそうなのを想定して設計した部分なので、感じ取っていただけてよかったです。
コーポレートカラーとテーマカラー
Q.残念だったことや改善点などありますか?
(運営メンバー:中野さん)
ノベルティグッズはブランディング目的で制作していただきましたが、来場者にとっては「不要」と思う方もいらっしゃるので、会場のさまざまな場所で捨てられているのは残念でした。
来場者のことだけ考えると不要なのかもしれませんし、この制作のためにひとりだけのデザイナーのリソースを割かせてしまったのは悪かった気がしています。
次回は規模感によってはデザイナーを増やしてもいいとも思いますが、グッズを含めすべてのデザインをひとりのデザイナーが担当していることはテーマや雰囲気の一貫性や統一感をすばやく反映できるという利点も感じています。
デザインというより会場のせいかもしれませんが、会場の動線が難しい部分があり、来場者の回遊が課題点として残りました。
次回はデザインの力でこの課題点を解決していただきたいです。
(運営メンバー:菊地さん)
デザイナーがやることなのか微妙なところですが、登壇者の立ち位置や壇上の什器の設置位置などにマークがあると登壇者側の印象がより良くなったのではないかと思いました。
もしできるならステージ会場だけでなく通路にも雰囲気作りになるものがあればいいなと思いました。
他には、来場時に配布するバッグで、とりあえずスマートキャンプの用意したビラをいれるだけのものとして作っていたと思いますが、実際には他社の出展ブースで配られる資料もあるので、大きなサイズ感のほうが使い勝手がよかったのかもしれません。
配布されたバッグを持つ来場者
(担当デザイナー:モリシゲ)
私も会場を回っていて来場者の回遊に課題があることは感じていました。通路のデザインは今回はできなかったので、デザインで解決できることはありそうな気がします。
ノベルティの廃棄状況に関しては仕方のない部分ではあるのですが、少し悲しい気持ちになってしまいますね。今回は制作目的などをしっかり詰める時間がなかったので、次回は「作るのか作らないのか」や、「配布した未来になにがあるか」など議論を重ねたいですね。
Q.その他、個人的な感想などありますか?
(運営メンバー:中野さん)
イベントが始まる前の動画やライトなどの演出ですが、個人的には高揚感を高めてくれてよかったです。
また、参加企業が採用募集について好きなようにかける「採用パネル」という大きなパネルも作ったのですが、こちらもデザイナーが先駆けて書いてくれたり、案内してくれたりしたので、たくさん書いていただけました。
イベント感がいっきに増した感覚がありました。
採用パネルにロゴを書く参加者
当日以外では準備の段階で、バナー、営業資料、広告、LPなど、あらためて振り返るとデザイナーとかかわっていることが多いし、助けられたなと思いました。
(担当デザイナー:モリシゲ)
「イベント感を感じるか」という点においては、非デザイナーからみても思える部分があったというのに安心しました。採用パネルは最終的に記載が満載になってよかったですね。菊地さんはどうですか?
(運営メンバー:菊地さん)
出展ブースですが、もうちょっとSCTXカラーのなにかがあってもいいかなと思いました。でも緑の照明だし出展の邪魔になるかもしれないので、これでよかったのかもしれませんが。
出展ブースの照明
あと、SCTXのTシャツですが、人選ぶ色してるなと思いました。(似合わなかったのでちょっとはずかしい。)
SCTXの運営Tシャツ
(左からスマートキャンプCOO阿部、代表古橋)
(担当デザイナー:モリシゲ)
SCTXのイメージを出展ブースで強化すべきかという点についてはおっしゃるとおりで、出展社の邪魔になる可能性もありました。どこまでデザインを凝るかというコストや時間との兼ね合いも重なり、今回は考えませんでしたが次に活かしたいですね。
Tシャツに関してはコンセプトが「スマートキャンプの人たちは明るい人たち」だったのでテーマカラーの最も明るいライトグリーンにしたのですが、クロコ的な動きがしたい人には別途ブラックなどあってもよかったかもしれませんね。
ありがとうございました!
この記事の登場人物
運営メンバーの中野さん
・オーガナイザーの阿部さんの運営のサポート
・当日運営
・事後レポート記事(コンテンツ制作、※サイト内配信用のバナー)
・※スポンサー提案(営業活動)
・集客(メルマガ、※広告配信、※LP)
・メディアとの連携(※LPの改修)
・営業との連携
※デザイナーとの連携業務
運営メンバーの菊地さん
・登壇者用のPCの準備
・準備期間は内部的な対応など球拾い的なこと
・当日の運営
WRITER & EDITOR & INTERVIEWER
SMARTCAMP Designer Yuta Morishige @MorishigeYuta
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