デザイナーの私たちが「最近気になったいろいろデザイン」|11月編
スマートキャンプデザインブログ デザイナーの花岡です。
こちらの記事ではスマートキャンプのデザイナー6名が「気になったいろいろなデザイン」を発信をしています! 今回は面白い体験を感じれる商品や乗り物などが多くピックアップされましたよ!
スマートキャンプは、IT企業であるため、web媒体の取り扱いが多いですが、デザイナーは分野に囚われることなく様々なデザイン体験を紹介しあいインプットしています! なので、この企画記事も今回より「いろいろデザイン」として、名前をリニューアルし、引き続きオススメデザインを紹介していきますよ!
真っ白なパッケージが特徴的『inゼリー完全栄養』
Web限定で販売されている「inゼリー 完全栄養」
コンビニ等で発売されている通常のシリーズでは栄養素毎にカラーが分かれていることもあり、真っ白い斬新なパッケージデザインはSNSで話題となりました。
パッケージが真っ白な理由として、必要な栄養素が全て入っているということとWebでの販売だったため詳細をサイト上で説明できるという点がありました。
振り切ったデザインを通すことは社内の理解を得られずらく、採用されにくいです。今回のような大きな反響に繋がったのは挑戦を後押しする社風があったからこそだと感じました。
デザイナープロフィール:柿澤 丈一郎
2021年入社。BOXILのプロダクトデザインを担当。
アップデートされた梱包の形『Rollor Packing』
Roller Packingを知ったのはこちらのTwitterの投稿からでした。
クルクルと衣類を巻いていく商品のプレゼンと、円筒形を組み上げられるようにカットされた段ボール型の技術に「おぉ〜!!」と感動してしまいました。
Rollor Packingは、畳んだり折り曲げることに適さない品を、円筒形の段ボールで巻いたり余白を抑えて包んでくれるようです。
ジャケットやスラックス、ロングワンピースなど、シワが怖いアイテムの梱包に向いていそうですし、解体できる円筒型の段ボールに他の価値を見出す人は多いのではないでしょうか。
EC市場が盛り上がる側で、梱包や配送の領域もアップデートされていることを感じました。
デザイナープロフィール:dream @dream_yt95
2019年入社。BOXILのプロダクトデザインを担当。
43年の歴史あるバイク『YAMAHA SR400』
YAMAHAが販売しているバイクのうちでもロングセラーモデルであるSR400について紹介します。
1978年に登場し、2021年のFinal Editionをもって生産終了となりました。
長い歴史を持っていますが、「399ccの空冷4ストローク単気筒エンジン」であること、外装デザインについても本質的には変わらないことなど、昔からその造形や特徴を守り続けてきたバイクです。
車もバイクも環境問題に伴って排ガス規制がどんどん厳しくなりますし、デザイン的な流行り廃りももちろんある中で、SR400はこの姿を維持しつづけていました。
そういった背景もあり、2012年と2019年にグッドデザイン賞を受賞しています。
またYAMAHAは音楽メーカーとしても有名ですが、それを応用してSR400のマフラーサウンドまで徹底的にこだわっていて、音響分析までされているほどです。
見た目、音、機能においてすべてが緻密にデザインされたバイクがあるということをお伝えしたく、今回ご紹介させていただきました。
今年頭に発売された最終モデルの『Final Edition Limited』については価格が70万円ほどだったのが、11月時点で200万円近くの価格帯まで相場が高騰しています。
そういう状況も踏まえ、とんでもないプロダクトデザインだなと驚いています。
デザイナープロフィール:モリシゲ @MorishigeYuta
2016年入社。スマートキャンプのデザイン部をまとめています。
次の時代のE-bike『VanMoof V』
車や自転車に代わる都市のモビリティの新たなデフォルトをコンセプトとしたE-bikeです。
機能面では最高時速50kmまで走行でき、2輪駆動、ダブルサスペンション、ファットタイヤ安全性も担保しつつハイスピードでの運転に適した構造となっています。
個人的には速度や機能もありますが、とにかく見た目の部分に惹かれてしまいました!従来のE-bikeは機能面が強く見た目の部分が弱い印象でしたが、VanMoof Vはスマートなデザインとテクノロジーがうまくかけ合わさっているE-bikeだと感じました。
デザイナープロフィール:大瀧 健吾
2021年入社。オンラインイベントBOXIL EXPOデザインを担当。
好奇心をそそる工場見学『1000のボタン』
エレベーターボタンや到着灯などの意匠器具を製造する株式会社島田電機製作所さんの工場見学をご紹介します。島田電機製作所さんは、日本の多くの高層ビルのエレベーターに使われるなど、国内シェア6割以上のものづくり企業さんです。
この1000のボタンは、島田電機製作所さんで実施している工場見学の行程の1つ「1000のボタン」のコーナーを紹介したものです。工場見学は2種類あり、モノづくりについてしっかりと学べる「じっくり見学コース」と“1000のボタン”で存分に遊べる「ボタン押しまくりコース」があります。このネーミングも子供心をくすぐられますね。私も行きたいですが、どうやら予約がいっぱいらしいです!
ちなみに、1番人気のボタンは「絶対に押すな」と書かれたボタンだとか...
これは絶対押すしかないですね!
デザイナープロフィール:花岡ゆきえ @hanaoka42947585
2020年入社。コミュニケーションデザイン|オンラインイベントBOXIL EXPOデザインを担当。
誰でも圧倒的な精度『Canva』
Canvaとは、WIPブラウザ上でバナーやチラシなどのデザインを簡単にすることができるサービスです。デザイナー以外の方にも触ってもらいやすいのでCanvaを使う機会が増えてきました。
中でも特に活用しているのが「背景リムーバ」という配置した画像の背景を一瞬で消してくれる機能です。
少し複雑な写真でも切り抜いてくれる精度に感動しました。Adobe系のソフト使ったり、別のサービス使ったりしていましたが、Canvaが簡単にできるのでとてもおすすめです。
デザイナープロフィール:葉栗 雄貴(ハグリ)
2017年入社。プロダクトデザインを担当。