OSSのロゴ変更はなんのため? | エンジニア目線でロゴの役割について考える
スマートキャンプ デザインブログ エンジニアの瀧川です。
今週は、エンジニアがデザインブログを投稿します!!
OSSのロゴが変わるときって?
エンジニアが普段触れることのあるデザインってなにがあるでしょうか?そうOSS(Open Source Software)のロゴです!笑
※ Open Source Softwareとは...
オープンソースの概念に基づき、ソフトウェアのソースコードが無償で公開され、改良や再配布を行うことが誰に対しても許可されているソフトウェアのこと
自分の得意とするプログラミング言語、フレームワーク、ミドルウェア、etc...思い入れあるものも多いと思います。(PCにステッカーたくさん貼ってますよね)
さてみなさん、一般的な企業やサービスのロゴのリニューアルを目にする機会って多いなと思いませんか?
例えば2018年にメルカリやPLAIDのKARTE、2019年末にはQiitaのロゴリニューアルがよく記憶に残っています。
それらはプロダクトの価値を再定義し、その価値をよりユーザーに伝えることが目的だとプレスやブログで語られています。
では、OSSのロゴはなにを目的としてリニューアルされるのでしょうか?
私が使ったことがあるOSSの中で、過去にロゴリニューアルされたものを思い返しながらいくつか見ていこうと思います!
01 | やっぱりブランディング
企業やサービスのロゴ同様に、よりよいブランディングのためにリニューアルするケースもあるようです。
例えばLogstashというツールはもともと上のようなキャラクタがロゴとして慕われていましたが、オーガナイザーとなったElastic社の他プロダクトとのロゴの親和性を加味しリニューアルをしています。
02 | メジャーバージョンアップ
メジャーバージョンアップを始めとするプロダクトの節目に、その時代のデザイン流行に乗ったロゴリニューアルは事例として多そうです。
2016年2月にKotlinというプログラミング言語のv1.0がリリースされ、その際にロゴもリニューアルしたのを覚えています。
※ Kotlin 1.0のリリース
下のTweetのようにオシャレなアニメーションも作っているなど、リリースを盛り上げて勢いをつけたいという狙いもあったのかなと思っています。
03 | 視認性アップ
OSSのロゴの用途ってなにを思い浮かべるでしょうか?
エンジニアだとアプリケーションやインフラの構成図で使うことが多いかなと思います。
2016年4月にfluentdというツールで、あるGithub Issue(議題)が上がりました。
Fluentd new logo proposal · Issue #924 · fluent/fluentd · GitHub より
アプリケーションやインフラの構成図では、関連を表す線が多く、図中のアイコンも多くなります。
以前のロゴでは視認性が悪いということで新しいロゴが提案され、縮小したときの視認性など実用性について議論されているのが興味深いと感じました。
ロゴにはエンゲージメントと利便性の意識を!
OSSのロゴはエンジニア以外の目に触れることは少ないですが、一般的に語られるロゴと同じように、ユーザーのエンゲージメントにつながる大事な要素ですね。
アーキテクチャ図などエンジニアならではの使用場面では、ロゴの利便性をあらためて感じることもあります。
ちょっとしたロゴにまつわるエンジニア小話でした!
---
エンジニアブログも更新中!!
スマートキャンプでは、デザイナーとエンジニアが近い距離で仕事をしているため、デザイナーがエンジニアブログを書くこともあります!
社内文化が伝わる記事や、技術的な記事を定期的に投稿しているので、ぜひチェックしてみてください!
WRITER : Yosuke Takigawa ( SMARTCAMP / Engineer )
EDITOR : Yume Takamatsu ( SMARTCAMP / Designer / @dream_yt95 )
あなたのサポートがデザインブログ更新の意欲になります!いただけたらブログの中で恩返しできればと思います!