文系受験生の戦略について考える(7)【文系数学の勉強法③国公立難関大数学のまずは半分のリアリティ】
大学受験における文系受験生の戦略について考えています。
今回はその7回目です。
今回は、これまでに書いたことでもありますが、重要だと思うので、改めて強調する意味もあり書いておきます。
国公立難関大文系数学は、出題される問題のすべてが難しいというわけではないということです。
大半の大学は、半分程度が難しい問題で、半分が標準レベルの問題であることが多いです。京大文系数学、九大文系数学などでも顕著で、神戸大文系数学(3問構成)も少なくとも1題は標準的な問題が出題されます。
これは、文系数学は、大学側の認識として「必要な能力であると考えるが、めちゃくちゃ高い数学的能力を求めているわけではない」という位置づけなのだろうと思っています。文学部などもあるので、それは現実的な判断だと思います。
なので、数学が得意か苦手かで、対策の立てようがあるということなのです。
数学は得意な受験生は、可能な限り全問正解を目指していいと思いますし、
(wakatte.TVの赤い方の高田さんはこの戦略)
数学が苦手な受験生は、半分を何とか確保するべく努力するという方針でいいのではと思います。
これは理系との決定的な戦略上の違いになります。
特に数学が苦手な受験生は、入試問題の典型問題をしっかりと頭に叩き込んで、解法の手順をマスターすることを心がけるといいと思います。
数学の先生の中に根強い暗記数学はよくないという声は無視していいと思います。数学の得意な人にはわかってもらえないと諦めて構わないと私は思います。
まずは、半分。
戦略としてはそれでまずはいいのではと思います。
文系の場合、数学の数字が安定することは、いろんな面で理系よりメリットが多いので、可能な限り受験勉強のリソースを割くことがいいと思いますが、苦手であれば、半分は取れるところまで自分を高めておくといいのではと思います。
半分でいいと思うことで、少しはメンタル的にハードルが下がればそれはメリットのある思考法ともいえるのではと思っています。
まずは半分
数学が苦手な受験生はまずそこから初めてみましょう。
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