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教科書レベルからのステップアップ(進研模試:確率)

今回は、受験生が持ってきた質問から。進研模試の問題です。
文系の確率の問題です。

まだこの時期なので、模試で出来た出来なかったというよりも、このあたりのレベルの問題を確実にできるようになりたいところですね。あと、1問あたりのボリュームにも慣れておきたいところですね。

では(1)ですがX=5となる場合、X=6となる場合は、それぞれ1パターンですね。選ぶだけなので、コンビネーション(C)を使って解きます。

(2)前半のX≦7となる確率ですが、X=1~4は成立しないので、X≦7の確率は、X=5、6、7の確率の和です。
(1)でX=5、X=6は求めているので、X=7を調べれば良さそうですね。

の2パターンありそうですね。

あとは、①~④の和としてx≦7の確率を出していきます。

後半は条件付き確率ですね。条件付き確率というだけで、毛嫌いしてしまう受験生がいますが、コツコツ練習すればできるようになることが多いです。本問は、前半の13/20の答えが出ているので、やりやすい問題です。
A・・・x≦7となる確率、B・・・3枚のカードの積が奇数
とすると
Bは奇数だけで構成されているパターンだけなので、X=7の(ⅱ)の場合だけだと分かります。
あとは、条件付き確率の定義に従って

と求めていけばいいでしょう。

質問に来た受験生は、解説を聞いて、「思った程難しくなかったんですね」という感想を漏らしていました。

普段の勉強で扱っている問題がまだ入試問題仕様になっていないので、見え方が違っているという点が大きいのでしょう。

文系の皆さんも、そろそろ解いていく問題を入試問題へシフトしていってくださいね。

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