デジタル化は、たぶん人をダメにする(12)【冗談のようで、冗談ですまなかった「朝刊をいつ読むか問題」の解決の意外なカギ】
朝刊をいつ読むか。
実は、ここ1~2年これが一つの悩みでした。忙しいと、2~3日分読まないこともあり、これがちょっとしたストレス。
朝刊なんだから、朝読めばいいじゃないかと思うものの、どうしても後回しになる自分がいました。
購読している朝日新聞の記者の貴族めいた言動が騒動になっていたころは、
新聞の購読そのものを辞めようかなとも思ったりもしました(朝日新聞を継続するかどうかは、「検討を継続中」ですが)。
朝のルーティンを見直したりもしたものの、どうしても、朝、新聞に手が伸びない。
冗談のような話なのですが、「朝刊をいつ読むか問題」は徐々に深刻になっていきました。
そこで、あることに気が付きました。朝、最初に何をするかは意外に重要なのではと。
自分は、朝、起きる前にスマホやタブレットでネットでニュースを確認する習慣がある(正確にはあった)のですが、これが問題なのかなと。
一度、これを辞めてみたところ、情報不足による「飢餓感」からか、すんなりと新聞に手が伸びたのです。
自分でも本当に不思議な感覚でした。
これは意外過ぎる展開でした。それからは、朝起きてからしばらくは、デジタル端末には触れず、PCを立ち上げる前に、新聞を読むようにしました。すると安定的に朝刊を読むことができるようになりました。
私の中では、朝刊を朝読めない問題は、意外に深刻だったんだと理解しました。
これは、恐らくデジタル端末に触れてしまうと、デジタル環境に身体がコミットするようにスイッチが入ってしまうのではと考えています。
そうなると紙ベースの媒体になぜか抵抗を感じてしまうのかなと。
これはよく考えると怖いことなのかもしれません。
デジタルテキストと紙ベースのアナログテキストは相性が悪いのではないかというのは、仕事で痛感していることでもあったので、本を読まない人が増えていることと、デジタル端末の普及は何らかの相関関係があるのかもしれません。
私は、noteで好き勝手にいろいろ書いていることもあり、テキストが好きな方ですが、そんな私でもデジタル環境下では紙のテキストに対しての「反発力」を感じているのですから、映像ベースのデジタル端末の使い方をされておられる方は、テキストへの「遠心力」は相当なものなのかもしれません。
デジタルの問題は、「デジタルの問題を把握していない、できていない」ことも結構問題として大きいのかもしれないと思った次第です。
この記事はシリーズ化しています。過去記事はこちらになります。
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