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今後塾が提供できるサービスとは【九大理系数学の難化で思うこと】

九州大理系数学の難化が塾内で波紋を広げています。

私自身は、難化は十分あり得る選択だと思って備えていましたが、想像以上の難しさでした。
5題の中に、一息つけるところがなく、完答できそうな問題が見当たらないことは、多くの受験生に精神的プレッシャーを与えたことでしょう。

そこで痛感するのは、メンタルのマネジメントの重要性ではないかなと思います。

昨年度の共通テスト数学を教訓に、本年度はメンタルのコントロールをより意識して取り組んできました。授業内であったり、個別の雑談などときに、メンタルどのように安定化させるか、パニックに陥らないようにするための方法などを話をしてきました。

このようなアドバイスは、一律というのはなく、受験生の性格や解法へのアプローチに応じて変える必要があり、今後塾サービスにおいて、重要なポイントになるのではと感じています。

受験後、話ができた受験生は、幸い混乱を何とか回避し、翌日の理科につなげてくれたようで、ホッとしています。

それにしても、多くの九大受験生が不満を漏らしていましたが、東大でも標準レベルの問題を出すのに、なんでここまで厳しいセットを組んだのか疑問が大きいというのが率直な感想です。

採点で紛糾したと思われる2019年のセットでもここまで難しくはなかったのに、どうしてここまでレベルを上げたのか。

今後浪人生は減り続け、旧帝大と言えども、マジョリティの合格者は現役生となる中で、ここまでの難化の意味は理解が難しいなと感じます。

部分点狙いの戦略を推奨しているとは思えない以上、もう少し作問に工夫が欲しいところだと感じています。




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