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2022年九大理系数学[3]その3

2022年九大理系数学[3]を解説しています。
前回はこちら。

今回は、(3)です。問題はこちら


(2)でn^2ー1が168の倍数と表せることが分かったので、
n^2ー1=168N(N:自然数)とします。すると、
n^2+1=168N+2=84(N+1)とできます。


①式の変形式、(n^2+1)/2×(n^2ー1)/2=105m^2/2
からm^2=・・・の形に変形します。

Nに何か代入することで、m^2の値が確定できそうです。
m^2の分母は、5だけが残り、2が2乗の形にしたので、2がもう一つあると良さそうです。
さらに、84N+1が△^2の形になればいいと分かります。
なので、まずはN=10と入れてみればいいかなと思うのは自然な流れでしょう。
N=10のとき、

なので、あとは、

とできるでしょう。

誘導が丁寧だったとはいえ、なかなかの難問だったなと感じます。
準備段階としては、この程度のクオリティまで手を出しておかないと本番であたふたしてしまいそうです。

九大理系数学は、新しいステージに来たんだなと実感する問題でもありました。

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