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いよいよ始まった利島海底光ファイバーケーブル強靭化対策工事について紹介します
こんにちは皆さん!島しょ通信担当です。
伊豆大島の南側に位置する利島村では、令和2年3月から海底光ファイバーケーブルによる高速ブロードバンドサービスを開始しました。しかし、利島村と御蔵島村の沿岸部は波浪による断線リスクが依然高く、通信安定性の更なる向上が必要なため、今年度から強靭化対策工事に着手しています。
島しょ地域の生活を支える光の道「海底光ファイバーケーブル」。今回は、利島村での強靭化対策工事についての紹介となります。
事業概要は以下URLで!
さて、本題に入る前に恒例のクイズコーナーです!
以下の写真のうち、ズバリ、”利島”はどれでしょうか!?
A:
![](https://assets.st-note.com/img/1694767561674-IYkKVNRuKt.jpg)
B:
![](https://assets.st-note.com/img/1694768511062-NorXObXXB6.png)
C:
![](https://assets.st-note.com/img/1694767582738-640eF1K7k1.jpg?width=1200)
ヒント:文中にあります。
クイズの答えは、記事の最後にあります
⛵利島海底光ケーブルの現況
海底光ケーブルが海底から陸上にあがる部分を陸揚部と言い、波浪の影響を受けやすいため海底光ケーブルを防護するための防護管を取付けています。特に利島は、島が丸い円錐状をしており、陸揚部で波浪の影響を直接受けやすく、これまでも防護管の損傷がたびたび発生しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1695097634074-FeseIRaiYq.jpg?width=1200)
⛵強靭化工事に着手しました!
そこで、海底光ファイバーケーブルを現在の波浪の影響を受けやすい場所から、比較的静穏な利島港内に敷設しなおす工事を計画しました。着手に先立ち、利島村において説明会を開催し、工事の必要性や手順などについてご説明し住民の皆様にご理解を頂きました。
![](https://assets.st-note.com/img/1694767719401-GtT7rOSX03.jpg?width=1200)
⛵工事の進め方
工事の手順は、まず陸上部で受け入れ側のケーブル敷設工事を行います。次に、沖合から利島港に向け海底光ケーブルを敷設しなおし、港内でケーブルを接続します。利島への海底光ケーブルは伊豆大島から来るルートと新島から来るルートの2ルートがあります。海底光ケーブルの敷設と陸揚は1ルートずつ行いますので、工事により通信サービスが利用できなくなることはありません。最後に、港内のケーブル防護のための鋳鉄製防護管の取付けや、不要となった既設ケーブルを撤去し、順調に進めば来年度末には完成する見込みです。
工事の実施にあたり、港内で行われる別工事や、着発する貨客船・漁船等との調整とともに、利島港を利用される皆様へのお知らせを行いながら安全第一で進めていきます。
また、海洋部ケーブルのうち、水深30mより浅い区間は鋳鉄製の防護管を取付けて防護を行います。
![](https://assets.st-note.com/img/1695097646990-b0q2pQsnIE.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1695097652783-LFyhdyxth4.jpg)
⛵おわりに
今回、利島村での海底光ケーブル強靭化工事(正式には利島情報通信基盤改修工事といいます。)を紹介させていただきました。引き続き、島しょの高速ブロードバンドサービスを支える海底光ケーブルの更なる安定化に向けて取り組んでいきます。
ここで紹介した島しょ地域の情報通信基盤整備及び保守、運用管理に関する情報は、デジタルサービス局ホームページでも公開をしていますので、ぜひご覧ください。
クイズの答え…C
Aは父島
Bは御蔵島
でした!