５G搭載スマートポールに関する取組をご紹介します！in西新宿
みなさんこんにちは！東京都は、「スマート東京」先行実施エリアである西新宿において、５Gや高速Wi-Fi、センサー等の多様な機能を搭載した「スマートポール」を、令和３年度までに29基整備しました。
このスマートポールをさらに有効活用して、西新宿の街をより良くするために、「西新宿エリアにおけるスマートポールを活用したプロジェクト」を実施します！
本日より、民間企業等に対するプロジェクトの公募を開始しました。公募については、以下のページをご覧ください。
今回の記事では、この「西新宿エリアにおけるスマートポールを活用したプロジェクト」について紹介していきます。
スマートポール活用プロジェクトの目的
西新宿に整備したスマートポールは、５ＧやWi－Fiといった、ネットワークに「つながる」機能だけではなく、センサーやカメラから様々なデータを取得し、可視化する「見える」機能、サイネージで情報発信をする「伝わる」機能を備えています。西新宿でスマートポール29基の整備が完了したことで、例えば、みなさんがスマートフォンをより快適に利用できるようになるとともに、街の有益な情報がみなさんにより伝わりやすくなりました。
今回のプロジェクトでは、こうしたスマートポールの搭載機能を有効活用し、西新宿地域の課題を解決するとともに、今後スマートポールの他エリアへの展開を見据え、有用な活用事例を創出することを目的とします。西新宿地域の課題とは、西新宿エリアにおいてスマート東京の取組を進めている「西新宿スマートシティ協議会(*1)」において整理された課題のことを指します。
(*1）「西新宿スマートシティ協議会」（2020年5月15日設立）
募集プロジェクト
東京都は、民間企業等に対して、西新宿地域の課題解決と他エリア展開を見据えた活用事例の創出にも寄与するプロジェクトを募集します。募集プロジェクトは、「サービス型」と「公共型」の2種類があり、それぞれ２件ずつ、計４件の募集です。
少しでも気になった方は以下のHPに応募方法等を記載しておりますのでご確認いただけますと幸いです。
プロジェクトイメージ
では、一体このスマートポールを活用してどんなサービスが実現できるのでしょうか。私たち担当者が西新宿のスマートポールで実施できたら良いな、と考えたプロジェクト案のイメージがこちらです。
スマートポールで取得する天候や気温等の環境データや人流データを元に、エリアの状況に応じた地域商店等の広告を、スマートポールのサイネージを通じて発信します。これにより、来街者等のエリア内での回遊性向上が期待されます。
災害発生時にスマートポールに搭載のカメラで高齢者や障がい者を識別し、路面の凹凸や障害物が少ない避難経路をサイネージに表示することで迅速な避難を可能にします。また、平時・災害時の人流データを分析し、避難計画の見直しや災害シミュレーション等の検討に活用することで災害発生時の避難計画を改善します。
スマートポールに搭載のカメラの映像等から芝生や施設等の状態を確認し、立入制限やメンテナンス等のアナウンスを行います。また、スマートポールで取得する人流データやWi-Fi通信データから施設の混雑状況を把握してアナウンスを行い、密回避を促します。
これらは、あくまで担当が考えたイメージです！
実際の公募では、これに留まらず、スマートポールを活用した様々なアイディアの提案があることを期待しています！みなさんから多くのご応募をお待ちしています！
「西新宿エリアにおけるスマートポールを活用したプロジェクト」により、西新宿の街をより良くしていければと考えています。みなさんどうぞご期待ください！