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都立入試に失敗する人 3選

私は、20以上の塾に通ってきた塾マニアです。
その経験を元に現在3つの塾に関わっています。
そして、先日3年連続で3つの塾で都立全員合格を達成しました。
今日は、その都立試験で失敗する人についてお話ししたいと思います。

1.テスト形式を決めきれない

日比谷とか西など難関校は独自の入試問題を出してきます。
一方、普通の都立は共通の都立試験になります。

独自の入試問題を出す高校を目ざすかどうかがポイントになります。
失敗の原因の一つは独自ではないのに難しい問題を解く子です。
集団塾に多いのですが独自にチャレンジしないのに難問をやっています。
もちろん、基礎ができていて難問をやるのはいいです。
しかし、基礎ができていない場合は落ちる原因に繋がります。

都立の一般の問題は落とすための試験ではないので基本的な問題が出る。
学校の成績の延長で上手く勉強することで十分合格できます。

つまり、独自と一般都立の問題で対策が全く違うのです。
にもかかわらずそれを決めないのは自殺行為です。

2.親子が都立の仕組みを理解していない

都立は、学校の成績と本番の試験の結果で決まります。
学校の成績は5教科は素点、4科は合計の2倍で計算します。
これを300点満点で計算します。

例)
・英、数、国、社、理がオール3の場合、3x5=15素点で満点は5x5=25です。
・4科もオール3だと4x3=12を2倍した24点で満点は5x4x2=40です。
従って、この子の合計点15+24=39点で満点は25+40=65点です。
これを300点満点になおすと180点になります。

この仕組みを中3の1学期、遅くとも2学期のはじめまでに親子で理解する。
そして、目標に対し学校の成績がどれだけ必要か理解する。
そうすると受験本番で何点取る必要があるかわる。
これを意識して勉強している家庭と闇雲にやる家庭で差が出るのです。

3.目標校を決めれない

・試験が独自か、一般の都立試験なのか?
・学校の成績はどの程度必要か?
・取るべき資格はあるか?
・本番の試験で何点取る必要があるか?
・どの教科のどの範囲を重点的に勉強すべきか?
これらの質問は目標校を決めないと答えられません。
それなのに多くの人は、直前まで目標校を決めません。
そのため、全くもって戦略的な学習がなされないのです。
モグラたたき的な勉強や教材を進めるだけの学習をしてます。

都立試験は簡単な試験

都立入試は、中学受験や大学受験と比べると非常に易しい試験になります。
・上位層が中学受験で抜けている。
・上記のように多くのライバルたちは間違った学習をしている。
・落とすようなテスト形式ではない。

誤解を恐れず言えば、ライバルたちが弱いのです。
正しい勉強方をすればさほど無理なく突破できるのが都立試験です。
皆さんも正しいやり方で挑んでください。



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