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Z世代と考えるフォーラム募集開始しました。

スマ通プロジェクト2022、サポートメンバーのきりんです。
間もなく終わりを告げる2022年。今年を振り返るこの時期、皆さんにとってどんな一年でしたか?消費者問題に何かしら関わっている人々の多くにとっては、社会が変わる節目を迎え、宿題の大きさを感じた年でした。

目次

1.120年ぶりの民法大改正


社会の仕組みが大きく変わった節目、それは2022年4月1日。民法改正により成年年齢は引き下げられ、【おとなになる年齢が18歳】になりました。明治時代に制定された民法が、ここまで大きく改正されたのは実に120年ぶりのこと。この改正法の施行をうけ、同じ教室のなかで、大人と未成年が机を並べて学ぶ日常が始まっています。

未成年取り消し、という大きな保護から離れる若者自身が、他人でなく自分ゴトとして考えるにはどうすればよいだろうか。

消費者トラブルの増加防止は勿論、事業者と消費者との橋渡し役として、双方向の理解を深めるのも、消費生活の専門家集団(公社)NACSの大切な役割のひとつ。

この宿題に対し、身近なインターネット通販トラブルを題材に、2021年度作成したのが、ebook教材「18歳からのスマート通販学」です。

「18歳からのスマート通販学」、略して「スマ通」は無事に完成し、消費者教育教材資料表彰2022優秀賞に選出されました。
…しかし、日付や法律が変わっても社会がすぐ変わらないように、教材もできて終わりではありません。だからこそ、教材の学びのその先へ。

「自分だけじゃなく大切な誰かが、消費者トラブルに巻き込まれないために。自分はどうすれば良いだろう?」そんな問いと共にスタートしたのが、スマ通プロジェクト2022

今回はこのプロジェクトへ、そして「Z世代と考えるNACSフォーラム」対面参加を予定してくれているコアメンバーへ、本音インタビューしてきました。後ほどご紹介しますね。

2.2023年2月開催決定!Z世代と考えるNACSフォーラム

10代~20代のオンライン参加者募集中です!。


2023年2月25日(土)、Z世代と考えるNACSフォーラムでは、美容医療トラブル、オンラインでの副業紹介という2つのテーマを取り上げます。対面参加は東京の二子玉川会場、そしてオンライン参加は全国各地から。二つの会場を結ぶコーディネーターには、弁護士で京都産業大学法学部教授の坂東先生をお招きしました。

コーディネーター:弁護士・京都産業大学法学部 坂東俊矢教授

自分の「人生を豊かにする」ことを謳い、消費者が意図せず巻き込まれてしまう消費トラブル。テーマに対し、大学の教壇で学生と向き合う立場から、学生生活を過ごしている立場から、日頃、消費者問題の解決支援に向き合う立場から。

どんな視点が届き、どんな化学反応が起こるでしょうか。就職活動のヒントや自分への問いにもつながるワークショップ参加、対面参加希望は間もなく定員〆切。オンライン参加なら、まだ間に合います!
学生参加お申し込みフォーム•詳細はこちら↓


3.Z世代と本音トーク:コアサポーターの笑顔は無限大!

良くも悪くも、きっかけがあり、何かがつながらないと化学反応は起きません。では、Z世代は、何がきっかけで、どこでつながるのだろう。そんな、ぼんやりとした思いを抱えた12月某日。きりんはPCを背負い、お弁当の大きな紙袋を抱えて、ある場所へ向かっておりました。うう、重い。

向かったのは、東京世田谷区三軒茶屋にある昭和女子大学。
本日はスマ通プロジェクト2022へ、参加希望の手を挙げてくれた学生さん2人と待ち合わせです。

「私、何かお手伝いします・・。その紙袋、持てます!」と最初に声をかけてきてくれたのは、大学3年生のM.Mさん。小柄でかわいらしい笑顔の持ち主です。柔らかな印象の一方で、大学のゼミや授業で学ぶなか、【消費生活のリスク対応】について興味をもったそう。通信販売会社のコールセンター業務をアルバイト先に選び、実際に就業体験していくなど、しっかりした一面をもった大学3年生です。

昭和女子大学人間社会学部 現代教養学科3年 M.Mさん

そして青いニットの彼女は、大学1年生のM.Tさん。授業の合間に駆け付けてきてくれました。すらっとした長身で、この春に入学したばかりとは思えない、大人っぽい第一印象!。だけど、大好きなアーティストの話になると、少し頬を赤らめて照れてしまう様子。今、まさに成長の瞬間を過ごしている10代らしさを感じます。

美味しそう!これ写真撮っていいですかー?な2人

4.人とつながるって、社会とつながること。

忙しいお昼休み、まずは腹ごしらえ!
美味しそうー♡という嬉しそうな声をあげながら写真を撮る2人に、大人メンバーのきりんの方こそ、嬉しかったのはないしょです。
   
お弁当もさておき、デジタルでつながる恋バナ、K-POPの話題など、女子トークはあちこち拡がります。「そういえば」「こんなことが」と情報を共有するときは、スマホが必須。

SNSはもっぱら情報収集ツールとして、鍵アカ(※鍵アカ:非公開にしているアカウント)にしているそうですが、友人や家族など、親しい相手に教えたい情報は、シェアしやすい形で残すなど、ツールを見事に使い分けている姿を垣間見せてくれました。これ、デジャヴ?

デジタルで一見簡単につながる時代。

「鍵アカだけど、知らない人から勧誘DM(ダイレクトメッセージ)が届くことはよくあって。連絡しないけど、送ってきた相手の画像共有アプリ投稿はチェックして、どんな人なのか把握する。」

「本当に深い話のときは必ず電話する派。それで相手の本心を確認すると決めている」など、デジタル世代ならではのコミュニケーション術があるようです。

その一方で、「かたい話になっちゃうと、周りの子と話題にするのは難しい」という一面を抱えている時代。つながる、考えるって、自分の考えだけじゃ、時に難しいですよね。

「だから、フォーラムで同世代がどんなことを考えているか、どんな視点に出会えるか、今から楽しみなんです。だって、せっかく参加しているんだし!

と伝えてくれた、まっすぐ等身大なコアサポーター2人。その姿を見て、2月フォーラムで、どんな言葉の化学反応が生まれるのか、ますます楽しみになりました!

若者が自分の世界を拡げ、誰かと出会い、成長していくのは自然なこと。しかし利便性が増すつながりに、悪質な事業者や、アウトサイダーが一部まぎれてしまっているのは事実。

だから、見分ける力を育てるように。ひずみを上手に避けていけるように。正しい知識にアクセスする力を身につけるように。 

問題ある取引だって、どうやって見分ける? この場合はどうやって断ればいいと思う?

消費者自身もデジタルリテラシーを高めるってどういう意味…?

うーん難しそうな話。だから、いっしょに考える時間が、必要なんです。

今までの枠組みの、その先に。

 この取り組みへのご意見•お問い合わせはNACSホームページよりお寄せください。



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