9月末に日本に一時帰国してきました。長く会えなかった人達に会えたし、久しぶりの和食は美味しかった。一方、あれやこれや気になること多数。時間が経つとこういうちょっ…
スウェーデンがイノベーションハブになる理由その3です。①は働きやすさから人材が集まること、②は常に外の世界を志向するカルチャー、でした。③は「働くこと」の位置付…
閑話休題。スウェーデンがイノベーションハブになる理由に戻ります。その2は、なぜ北の端の人口1,000万人程度の小さな国にイノベーションを起こす人材が集まるのか、という…
取り上げたいメインはビジネス関連なのですが、ちょっと横道。前回、Swedenの高い税負担への国民の納得感について、民主主義への信頼が根底にあるのではというコメントを頂…
前回は高失業保障と教育費無料が、成長分野への労働力の移動を促しているという話でしたが、その財源はどうなっているのかというのが今回の話題です。 税金は3割から6割(…
なぜスウェーデンでイノベーションが起こるのか? 前回の続きです。なぜスウェーデンがMinecraft、Skype、Spotify、Klarnaなどのユニコーンを産んできたのか、なぜFinTech…
ストックホルムは世界のFinTech拠点 意外かも(でないかも)しれませんが、ストックホルムは世界的なFinTech拠点の一つです。北欧スウェーデンの首都ストックホルムのイメ…
STHLMビジネス通信
2022年10月9日 21:48
9月末に日本に一時帰国してきました。長く会えなかった人達に会えたし、久しぶりの和食は美味しかった。一方、あれやこれや気になること多数。時間が経つとこういうちょっとした違和感は消えてしまうので、今回は諸々、ちょっとした感想です。マスク9月も終わろうとしているのに日中は30度近かった東京。滞在中に私が会った皆さんも、口々に「この夏の暑さの中でマスクは馬鹿げている」、「もういいんじゃないかと思っ
2022年9月4日 05:26
スウェーデンがイノベーションハブになる理由その3です。①は働きやすさから人材が集まること、②は常に外の世界を志向するカルチャー、でした。③は「働くこと」の位置付けとでも言えば良いのか、マネジメント側の姿勢も含めて、日本との違いが最も大きいのがこれかな、と思っています。6ヶ月の起業休暇を取る権利(tjänstledighet)驚いたことに、Swedenでは正規の従業員は3つの理由で無給で仕事
2022年8月19日 18:30
閑話休題。スウェーデンがイノベーションハブになる理由に戻ります。その2は、なぜ北の端の人口1,000万人程度の小さな国にイノベーションを起こす人材が集まるのか、という話です。北欧のハブ国際決済銀行(BIS: Bank for International Settlement)は2021年にStockholmにイノベーションハブを設置しました。イノベーションの専門家のネットワーキングを行い、
2022年8月15日 08:01
取り上げたいメインはビジネス関連なのですが、ちょっと横道。前回、Swedenの高い税負担への国民の納得感について、民主主義への信頼が根底にあるのではというコメントを頂きました。国、政治、民主主義に対する信頼について、Swedenの若者の政治参加意識と併せて所感を書きます。選挙投票率87.2%国政選挙(2018年)の投票率が87%と聞いた時には耳を疑ました。上の表がSweden、下のグラフは
2022年8月8日 02:08
前回は高失業保障と教育費無料が、成長分野への労働力の移動を促しているという話でしたが、その財源はどうなっているのかというのが今回の話題です。税金は3割から6割(2022年Skatteverket情報)個人にかかる所得税の、地方に収める税金の率は年収540,700SEK(約700万円)までが地方税が平均で約32%、年収がそれを超えると国に収める税金(20%〜25%)が加算されます。収入額によ
2022年8月2日 22:26
なぜスウェーデンでイノベーションが起こるのか?前回の続きです。なぜスウェーデンがMinecraft、Skype、Spotify、Klarnaなどのユニコーンを産んできたのか、なぜFinTechをはじめとするスタートアップや初期成長企業が集まるイノベーションハブになっているかです。まず人の面からみると、教育制度と雇用制度の組み合わせで、不採算企業や衰退産業からは自然に人がいなくなり、成長産業に移
2022年7月29日 22:53
ストックホルムは世界のFinTech拠点意外かも(でないかも)しれませんが、ストックホルムは世界的なFinTech拠点の一つです。北欧スウェーデンの首都ストックホルムのイメージといえば、北欧デザイン、北欧家具、ノーベル賞などが真っ先に出てきて、ストックホルム症候群なども思い浮かぶかもしれません。でも、金融はなかなか想起されないのではないかと思います。なぜストックホルム?2017年から2