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「”中途半端”なエンジニアの生存戦略」について、語ってきました! 【Developers Summit 2024 KANSAI】

9月18日、関西ITエンジニアの祭典「Developers Summit 2024 KANSAI(以下、デブサミ)」が開催されました。スマレジにとっての地元大阪開催ということで、今回当社はゴールドスポンサーとして協賛し、スポンサーセッションに宮﨑代表とCTO室所属のエンジニア上野が登壇しました。

当社は以前、2020年に同カンファレンスにスポンサーをしていたことがあったのですが、東京開催回かつ当時の代表とCTOが登壇しており、エンジニアメンバーの参加は今回が初!そんな久々の参加であり初挑戦でもあるデブサミに関するレポートをお届けします✨

▼事前に配信したプレスリリース

▼デブサミ公式ページ


なぜデブサミに協賛?

まず、エンジニア向けのカンファレンスは年間通じて数多く開催されていますが、今回なぜデブサミに協賛をしたのかという背景に触れておきます。

社内においても、”デブサミ協賛”と聞いて、「PHPカンファレンスやPHPerKaigiなど、当社の技術スタックに合ったカンファレンスではないの?」と疑問に思った社員もいたかもしれません。

いろいろと検討事項はあったのですが「本音」の部分で背景をお伝えします。

  • 今まであまり機会がなく、登壇慣れしていない (^^;

  • 最新の技術だけを重視しているわけではなく、どちらかというとビジネス感覚を持つことを重視している(毎度おなじみ開発バリュー「エンジニアはビジネスマン」)。

  • エンジニア採用においては、上記のような開発バリューへの共感度を重視している。開発バリューを知ってもらうには、登壇はマスト(ロゴ掲載のみのスポンサーでは意図が伝わらない)。

  • サービスが全国規模なこともあり、スマレジ=大阪の会社と意外と認知されていない。関西を代表する企業として知ってもらえたらいいな・・

▼当社の開発バリュー

上記の観点で検討した際に、

  • 開催規模が大きすぎず小さすぎず、あまり登壇慣れしていない当社にとって良い経験になる。

  • 技術的な話だけでなく、エンジニアのキャリアや働き方など幅広いテーマを扱っている。

  • 大阪開催のため、関西のエンジニアと交流できる。

デブサミの特徴と当社の現状が合致していると判断し、協賛を決定しました。

長いようで短い準備期間を経て・・・

協賛が決まってから、新代表になったばかり&CTOを兼任する宮﨑代表と、採用活動にもいつも協力いただいているCTO室の上野が快く登壇を引き受けてくれました。

準備にあたっては、ただ登壇して終わりではなく、スマレジの開発バリューを伝えるという目的を意識した設計をすることを心掛けました。「エンジニアの皆さんにとって本音で知りたいことは何か」「スマレジにしかお伝えできない内容・スマレジらしさとは何か」などの観点で、テーマの検討~セッション構成まで設計を進めていきました。

7月末から準備を始めたものの、あっという間に気づけば9月に。業務で忙しい中、お二人には登壇に向けて準備を進めていただきました🙏

会場に到着!中の様子は?

当日の会場はたまたまオフィスから徒歩10分ほど。あっという間に到着です。会場入り口の立て看板のスマレジロゴをしっかり確認👀

業界も規模もいろいろなスポンサー企業

中に入ると、スポンサー企業のブースがたくさん。当社は今回ブース出展はしなかったので、各ブースを一巡し担当者の方とお話したり、ノベルティを頂いたりしました。

休憩スペースなどもあるので、長時間の滞在もOK!

今回のセッションのプログラムはこんな感じです。さまざまなジャンルのセッションが午前中から続いています。当社の出番は最後から2番目。比較的仕事終わりにも来やすい時間だったかもしれません。

赤矢印が当社のセッション枠

▼詳細のタイムテーブルはこちら

ついに本番!人は集まるのか・・・?!

宮﨑・上野が前方の登壇席へ・・!
人事メンバーは関係者席からエールを送ります。

17時になり、当社のセッション会場がいよいよオープン。どれくらい人が集まるのか緊張しながら会場を見渡していましたが、みるみる席が埋まっていきました。ほぼ満席の上、最終的には立ち見の方もおり、想像以上の賑わいに驚きました。

今回当社のテーマは『マネジメント or 技術は二者択一?「中途半端」なエンジニアの生存戦略』と題し、マネジメントか技術どちらかにあえて特化しない、エンジニアのキャリア選択についてセッションを行いました。

前半は企業紹介、後半は体験談という構成で、体験談の部分については当社が連載しているエンジニアブログの中で、以前上野が執筆した下記の記事を元ネタとしています。

前半は宮﨑代表から

デブサミで初めてスマレジの名を聞いた方もいると思うので、最初はそもそもスマレジはどんな会社なのか、スマレジの開発組織が大事にしているバリューについてご紹介しました。

スマレジを一言で表すと「NOTキラキラ」です(笑)
堅実に急成長!
技術だけでなく、ビジネス視点を大事にしている価値観をお伝えしました
後半は上野から

後半は、今回のテーマである『「中途半端」なエンジニアの生存戦略』のアンサーとなる体験談を上野からお話しました。

前職で突然マネージャーを打診された時、いろいろなジレンマがあったんだとか
経験者ならではのエピソードはとってもリアル
マネジメント比率が高まるにつれて、技術に疎くになる不安はエンジニアあるある?
どっちつかずなら、両立できる働き方を探せば良い!

SNSでも共感のお声を多数いただいており、同じような悩みを抱くエンジニアの皆さまがたくさんいることを実感しました。今後のキャリア選択に少しでも役立つ内容がお届けできていれば幸いです。

▼当日お越しになれなかった方もぜひご覧ください!

~ セッション後の交流タイム ~

長時間お並びいただき、ありがとうございました!

セッション終了後は「Ask the Speaker」のコーナーがあり、登壇者と直接交流できる時間が設けられました。いつの間にか長蛇の列ができており、セッションを聞いての感想や質問をたくさん承りました。

振り返るとズラッと列が!

全セッション終了後には別会場にて懇親会も開催。登壇者のトークタイムもあり、上野から一言ご挨拶させていただきました。

自由な歓談時間もありました◎

デブサミに参加して感じたこと

登壇したお二人からそれぞれコメントを頂きました!

【宮﨑代表より】
有名でもなくキラキラでもない当社が登壇する意味はあるのか!?と感じていましたが、大変多くの方に参加していただき感謝しています。
講演させていただいた内容は、テッキーであれば免罪符がもらえそうな、今のエンジニア業界に逆行するようなテーマだったかと思います。
参加者およびアンケートに回答いただいた方は、私と同じいわゆるベテランエンジニアが多く、勝手に背中を押された感情になりました。
そんな感情を勝手に自信に変えて、引き続き”ビジネスができるエンジニア組織”を目指してゆこうと思います。
ご来場いただきありがとうございました。

【エンジニア上野より】
今回の内容は自分の個人的なキャリア選択の話が主でしたが、多くの方に共感していただいたことに驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。
というのも、ITエンジニアのキャリア選択には、だいぶ以前は、プレイヤー経験したのちにマネージャーになっていくことが当たり前とされ、一方で最近はIC(Individual Contributor)というキャリアも当たり前に叫ばれるようになりました。
いずれにせよ、過去も現在もエンジニアリングマネージャーかエキスパートかといった分業や採用が当たり前の雰囲気の中、弊社のようなスタイルや自分のようなキャリア選択は異質だと思えていたのですが、それが実際に登壇して共感の声を聞いたことで、このスタイルや方向性にさらに自信が持てるようになったと思います。

”NOTキラキラ”の挑戦は続く・・・?

今回、当社にとって初めてカンファレンスでのエンジニア登壇ということもあり、手探りな部分はありましたが、想定を超える多くの方のご参加や共感の声を頂き、「スマレジの開発バリューを伝える」という当初の参加目的を果たすことができたかなと感じています。

宮﨑代表のセッション中にもありましたが、当社は決して俗に言う「キラキラベンチャー」ではなく、有名なエンジニアがいたり大型調達を経験したりしてきたわけではありません。そんな中で事業が安定的に成長を遂げている裏には、確固たる開発バリューのもと本質を大切に、どんな時も誠実にものづくりに取り組んできたエンジニアの存在があります。

今後もいろいろな機会を通じて、開発組織の等身大の姿をお伝えできればと思いますので、ぜひご期待ください(^^)

\「めちゃくちゃ良い!」を作るエンジニアを募集しています/


~おすすめの参考記事~

▼宮﨑代表のインタビュー記事。開発バリューについて紹介しています。

▼エンジニア上野のインタビュー記事。転職やキャリアの話を取り上げています。

▼スマレジエンジニアが連載するブログ。きっとスマレジのカルチャーが伝わるはず!