休日や夜間の対応も?インフラエンジニアの仕事をしながら、プライベートと両立できる理由【Engineer's voice#12】
はじめまして。株式会社スマレジ 開発本部インフラチームのがうすです。
今回は、スマレジのインフラエンジニアの仕事やライフワークバランスについてシェアさせていただきます。特に、自社開発企業のインフラエンジニアへの転職を考えている方々の参考になればと思います。
〜まずは簡単に自己紹介〜
繁閑の波と停滞感が、転職のきっかけに
スマレジの話をする前に、まずは私が転職を考えるきっかけとなった前職の働き方について簡単にお話しします。
私が当時専門としていたOracleデータベースは、主に大規模でお堅いオンプレミスのシステムに導入されることが多く、1つのプロジェクトでも大抵年単位でスケジュールが引かれていました。関係者も多く、業務は細かく分業化されていました。
仕事量にはかなり波があり、正直なところ暇な時は本当に暇。それでもクライアントに対して、仕事をしているポーズを見せる必要もあり、ドキュメント整理などのタスクを見つけて”何でも屋”のようなことをしていました。一方で急に忙しくなることもありましたが、あまり変わり映えのしない限られた業務が多く、エンジニアとしてスキルが上がっている実感が得られなかった、というのが本音です。
さらにSESの性質上、自社のシステムではなく外から一時的に携わっているだけということもあり、長期的に見た時の課題や依頼には含まれていない潜在的な改善点を見つけても「結局これは自分がこのプロジェクトを去ってからの話だからなぁ......」と思うと、対処しようという強い気持ちが湧いてきませんでした。
そんな背景もあり、業務外では独学で興味のあることを勉強してSNSで共有したり、技術系のコミュニティに参加したりしてスキルアップに努めていました。しかし、実際に業務で携わってみないことには机上の空論のようなもので、自身の実になっていない感覚に悶々としていました(いろいろな人との繋がりが増えて、それはそれで楽しかったのですが)。
ちょうどその頃、結婚や子どもが生まれたこともあり、現状を変えようと転職活動をした結果、縁あってスマレジに入社しました。
流動的な要素も多いインフラの仕事
スマレジ入社後は、仕事の内容も働き方も大きく変わりました。
まず、スマレジのインフラチームの業務は大きく分けて2つあります。サービスインフラに関連した業務と社内インフラの業務です。
日常的にシステムのメンテナンスや障害の対応・社内の問い合わせの対応が発生するので、他のチームと比べてインフラチームの仕事や勤務時間は業務内容や勤務時間が流動的になりがちです。
例えば、サービスインフラにおいてはパブリッククラウドサービスのアップデートなどの対応で、年に数回は夜間に計画メンテナンス作業を実施しています。また、休日や夜間に予期せぬ障害が発生し、緊急で対応することも時々あります。社内インフラにおいても緊急性の高い問い合わせ対応が多いです。
▼インフラチームの詳しい業務内容はこちらでもご紹介しています。
プライベートとの両立は可能なのか?
インフラエンジニアだからこそ求められる働き方はありつつも、先述の通り、もともとライフイベントを迎えたことも転職活動を始めた1つのきっかけでした。私にとっては仕事はもちろん、家族やプライベートも大切です。
流動性のある仕事の中でプライベートとの両立は大変なのではないか?という点については、スマレジはプライベートとの両立に非常に理解がある会社だなと思っています。
①迅速に対応できる体制づくり
トラブルがあってもリモートで対応できるような仕組みや、なるべく自動復旧できるようにインフラ構成や仕組みの改善を進めています。
当社の特徴でもありますが、プロダクトチームの開発スピードが速いため、日頃からインフラチームも限られた時間の中でよく考え、効率的に対応する必要があります。そのため、チームでスクラムの手法を取り入れており、定例ミーティングでタスクの振り返りや計画をした上で、チャットツールでコミュニケーションを取ったり、必要に応じて適宜ショートミーティングで会話したりして、チームで協力して業務を進めています。
②子育てしやすい制度の活用
長期休暇、短日の休暇ともに、休みが取りやすい環境であると感じています。私も一昨年、長女が生まれた時に3ヶ月の育休を取得しました。
その後も、当社には祝祭日を好きな日に振り替えられる「マイホリデー制度」がありますが、平日にマイホリデー制度を使って休暇を取って家族で出掛けることもあります。また、子どもの授業参観などで小一時間程度空けたい時や妻の体調が悪い時などは、中抜けを活用することもあります。
▽マイホリデー制度について
③休日の申請がしやすい
家族の都合で急に休みを取ることがありますが、休みはめちゃくちゃ取りやすいです。具体的には、インフラチーム内に勤怠用のSlackチャンネルがあるのでそちらに連絡をするようにしています。自分が休みを取る分、他のメンバーの突発休の時にはなるべくサポートするようにしています。
また、基本的にチームメンバーと協力して対応にあたりますが、緊急対応等で時間外勤務が発生した場合も、後日代休を取りやすい環境です。
インフラエンジニアとしてのスキルアップにも妥協なし!
このようにプライベートとの両立をしっかり図りながらも、スマレジにはインフラエンジニアとしてスキルアップも図れる環境が整っています。
前職のSESで感じていた悶々とした気持ちとは裏腹に、今実際に働いて感じるのは、自社サービスを扱うからこそ、長期視点での課題や潜在的な問題に対しても自発的な改善提案が重要であり、求められるということです。もちろん、後で自分たちが困らないようにするためという意味合いも大きいですが、むしろそうしたある種の「正解の無い問題」への挑戦こそが、今後エンジニアに求められるスキルであり、自身のスキルアップに繋がるのではと考えています。
実際に問題解決のために新しい技術やツールの導入が有用なのであれば、提案内容やコスト(費用対効果)次第でGOサインが下りるので、インフラエンジニアとして、わくわくする面白さがあるなと感じています。
今回は、スマレジのインフラエンジニアの仕事とプライベートについての話を書きました。業務や働き方が流動的になりがちなインフラの仕事であっても、しっかりと両立を図ることができ、スキルアップも目指せる環境です。
本記事が、皆様のキャリア形成や転職活動の一助になれば幸いです。
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