プロダクトの過去と未来に真摯に向き合う【Engineer's voice#3】
スマレジ開発部タイムカードチームのリーダーKです。
今回は、私が担当している「スマレジ・タイムカード」の開発現場を中心に、業務内容や働き方、職場の雰囲気についてお伝えします。
〜まずは簡単に自己紹介〜
▽スマレジ・タイムカードはこんなサービスです!
「やっぱりプロダクト開発がしたい」
前職で組織体制に大きな変更があり、そのまま残るか転職するかを考えるようになりました。以前自社開発企業での経験もありましたが、その時はSIerにいたので、再度プロダクト開発に携わりたいなと思い転職活動を始めました。
数ある「プロダクト開発ができる会社」の中でスマレジを選んだ理由は主に3つあります。
管理業務に追われず、開発に集中できる環境
そんなこんなでスマレジに入社することになり、入社後は勤怠管理システム「スマレジ・タイムカード」の開発チームに配属されました。ちょうど数ヶ月後、前任のリーダーの育児休暇取得をきっかけにリーダーを引き継ぐことになり、現在はチームのリーダーとして、5名のメンバーとともに働いています。
これまでリーダー経験はなかったため始めは戸惑いましたが、実際にチームには、私より在籍期間が長く自走できるメンバーばかり。開発において苦労することは思いのほか少なかったです。
現状の業務は、開発80%、マネジメント20%くらいのイメージで、リーダーと言えども手を動かす割合の方が圧倒的に多いです。これは私だけではなくて、他チームのリーダーも同じようなイメージのはず。レイヤーが上がっても、必要以上に管理業務に追われることなく開発に集中できるのは、スマレジならではの魅力だと思います。
心地よい距離感の「大人の組織」
「会社や職場の雰囲気は?」という質問に一言で答えるなら、「大人の組織」でしょうか。以前ある方がそのように言っていて、非常にしっくる表現だなと感じたことがあります。スマレジの社員は全体的に落ち着いた印象があり、私のチーム含め開発部門の雰囲気も、ワイワイガヤガヤというよりは、黙々と真摯に業務に向き合っている方が多いように思います。
こんな風に言ってしまうと、コミュニケーションが少なくて堅苦しい雰囲気なのかなと感じられてしまうかもしれませんが、もちろんそんなことはなく。
コミュニケーションの頻度や方法は各チームに裁量が委ねられており、最も仕事がしやすい形で運用することができます。例えば、私のチームではほとんどのメンバーがリモートで仕事をしているので、日頃はオンライン上でのコミュニケーションが大半ですが、仕事中も気軽に相談できるように、Slackのハドルミーティングを繋いだ状態にしておくなど、常にコミュニケーションが取りやすい環境づくりに努めています。
また、メンバーからの発案でオフラインで交流する機会も1〜2ヶ月に1回は設けるようになりました。リーダーからのトップダウンではなく、一人ひとりが心地よく仕事ができる環境を、メンバーと一緒に作っています。
“全”工程にエンジニアが責任を持って
スマレジのプロダクト開発は、他部門と協業しながら進んでいきますが、中でもエンジニアの裁量が大きいのが特徴です。
私が担当している「スマレジ・タイムカード」の開発においては、執行役員がプロダクトオーナーを務め、今後の実装機能をの内容や、実際の実装工数および他機能との兼ね合いを踏まえた優先順位を決定しています。
仕様については、私たちエンジニアから提案することが多く、プロダクトオーナー、営業・CSの主要メンバーを交えた定期ミーティングで詳細を相談します。既に決まった仕様どおりに実装するのではなく、仕様を決める段階からエンジニアが主導していける点は、非常にやりがいがあると感じます。
方向性が決まり次第、開発チーム内では機能ごとに担当を割り振り、各人が上流工程から一貫して開発に携わります。他部門に要件や仕様についての確認・相談をする際も、上長を介したコミュニケーションではなく、担当者が直接関係者とやり取りをすることが多く、比較的小規模な機能や改善であれば、そのまま実装も即時対応してしまうことも。細分化された作業を指示通りにこなすだけでは決して得られない、自社開発企業だからこその開発ができているのではないかなと思います。
ただ、これだけ広い範囲を任されるとなると、経験の浅いメンバーにとっては負担が大きいと感じられるかもしれません。その点に関しては、実装段階での手戻りを防ぐために、仕様検討の段階からチーム内でレビューも行っており、新しく入社したメンバーでもスムーズに仕事を進めることができています。
技術的負債に向き合い、さらに価値のあるサービスへ
「スマレジ・タイムカード」は前述のとおり、まだまだ新機能も開発中ですが、開発開始からは10年近く経過していることもあり、レガシー化している部分も少なくありません。そのため、現在タイムカードチームでは、PHPStanによる静的解析やTypeScriptの導入、ユニットテストやドキュメントの整備といった取り組みに注力しています。
今後も新機能実装と既存機能の改善を並行して進めながら、ユーザーの皆様がより安心して快適にご利用いただけるサービス開発を目指していきます。私たちの開発や組織に少しでも興味を持っていただけた方がいれば、ぜひ一緒に「スマレジ・タイムカード」の “これから” を作っていきましょう。
今回は、スマレジのリーダーエンジニアの働き方、そして開発チームや会社の雰囲気などについてもお話してきましたが、いかがでしたでしょうか。
本記事を通じて、スマレジのエンジニアの働き方を少しでもお伝えできていれば幸いです。
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