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つい。

「あぁ"~( -д-)=3  」

「どうした?」

「こないだ、変なおっさんに絡まれてさ。」

「あら、(大変やったなぁ。)」

「“若い者の考えていることが分からん” と。自分もかつては若かったやろうに。」

「そういう人も居るよ。(中にはね、)」

「おっさん曰く、」

「おっさんって言うたらんといて。(その言い方はよくないよ。)」

「じゃあ、おっちゃん。」

「それならまだよし。」

「思い出しても疑問に思う…」

「まぁまぁ。」

「あの ぼやき…」

「ぼやき?」

「その ぼやき曰く『若い二十歳前後の母親が。』」

「はぁ? (随分と いやみたっぷりのアクセントですな。)」

「もう その時点で、その言い方は何なんって思うやろ?」

「 …(;´Д`) 」

「『…若い二十歳前後の母親が。爪の先赤く塗って。』」

「別にええやん。(かわいいやん)」

「『全ての人がそうやおへんで。赤い爪に、赤い髪の毛して。おまけに目の上、銀粉 振り撒いとる。』」

「良い気はせえへんなぁ。(良い気分にはならないねぇ。)」

「せやろ?」

「ほっといてくれって話やねん。そもそも二十歳前後でお母さんになってくれる女性なんて、ほんま尊いし。いや、お母さんやあらへん女性が尊くないと言っている訳やあらしまへんで。」

(※このふたりは、話に熱が入ると西の訛りがひどくなります。)


「分かってる。」

「 お掃除して ゴミ出して。自分が熱 出てても無理して がんばって。お皿洗って、ご飯作って、何作ろうかなって考えて。自分の為に設けた時間で、何をしようが こっちの勝手やわ。わたし、思わず

『おい、おっさん!』」

「おっちゃん。

(言い方には気を付けようね。)」

「あぁ。おっちゃん!!…いや ちがう。おい、そこの、ぼやき!」

「ぼやき?」

「あんたやろ。ポテトサラダぐらい家で作れて言うたんは。」

「多分、ちがうと思うよ。」

(※ええ。ちがいますとも。)

「おまはんは、一体 誰から産まれてきた思てますんや。(あなたは一体、誰から産まれてきたと思っているのですか)」

「まさか相手に 言うたったん!?」

「いいや。心の中でつぶやいた。」

「なんやそれ。(*´ノД`) …

…なんやこの不毛な会話。…古典的な。恥ずかしい。」

「だってトラブルになったら怖いもん」

「まぁ賢明やけど。」

「でもその ぼやき、まだ やいやいいろいろと言うて来て。」

「しつこいなぁ、ちょっとこわいわ。」

「まぁ。皆さん聞いてください。」

「え、なに。急に。」

「これがおっちゃんの口癖や。」

「…あぁ、」

「まぁ。皆さん聞いてください。」

「…(では少しだけ 聞きましょう)」

「世の中、訳の分からん事が多すぎる!」

「…?」

「私は何もぼやきたくて、ぼやいてるのではありません。」

「…ん?」

「私がぼやいてるんやのうて、世間が私にぼやかせるのであります!」

○さぁ 御察しください。

「人生幸朗やなあ。」

「『責任者出てこい!』」

「人生幸朗っ。」

「『… 黙れ、泥亀。天王寺 行ってこい。似たような亀がようさんおるわ。この、よだれぐり!』」🍎🐢

「生恵幸子さん!待てまて。」

「なにか?」

「人生幸朗やないか。」

「なんで人生さんには、人生幸朗 “さん”と付けんと、生恵幸子さんには“幸子さん”って付けるねんな。」

「レディファーストや」

「なんやそれ」

「また古い映像漫才見てからに。」


「あの、ぼやきの言い分はこうや。最近の若い者の間で流行っている歌は、訳の分からんものが多いと。

わたし思うねん。"昔の歌も"訳の分からんものが多すぎる!」

(※さぁ、ぽつぽつ始まります。)

「 昔の歌も。訳の分からんものが多すぎる…?…例えば?」


「梓みちよって人が歌った歌。」

「なんの歌?」

「メランコリー。」

「なんじゃそりゃ。」

「歌詞も意味分からんで。

『人の 言葉を しゃべれる鳥が

昔のひとの 名前を呼んだ

にくらしいわね  メランコリー 』」

「…はぁ。(?)」


「教えられる 鳥のほうが迷惑じゃい。」

(゜゜;)(。。;)!? Σ(-∀-;)


「飼い主が、教えたのとちがうのか。ええ?なぁ?」

「うん…まぁ。(なんとも言えませんが)」

「餌でつってからに。」

「鳥の立場で言うてあげるの、やめたげて。」



「石川さゆりの夢一夜ゆめひとよ。」

夢一夜ゆめひとよ?」

(※正式には、南こうせつのカバー曲です)


「『床に広がる 絹の海

    着ていく服が まだ決まらない』

…物が多いからや。片付けんかいっ。

     『苛立たしさに 口唇かんで

  私ほんのり 涙ぐむ』」

「そんなに!?」

「もうハウスキーパーに頼みぃな。(ジブリ作品の天空の城) ラピュタに出てくる、ムスカ大佐みたいな。スパルタのハウスキーパーに来てもらったらええ。」

「ムスカ大佐みたいな、ハウスキーパー?」

「3分間、待ってやる。(※その間に要るものだけ集めんかいの意。)」

「短い。心折れちゃう…( ノД`)」

「それくらいの荒療治が必要や。」

「家の中の大事なもの、拾えるかいな…。」



「山本リンダの歌も そう。」

「山本リンダ?」

「困っちゃうな デイトに誘われて♪

~どぉっしぃ~よぉ~どうしよう

…ならば、断れ。」

「瞬殺。」

「相手も 迷われるくらいなら、次の人にいこうかなって気持ちになるわ。」

「そうやけど。」

「わるぎなく 相手の 時間を奪うやつがいちばん 質がわるい」

「手厳しいなぁ」



「上田 正樹の、悲しい色やね。」

「なにそれ。」

「『大阪の海はかなしい色やね

さよならをここに捨てに来るから』

 持って帰れ、勝手に捨てに来んといて。

この不法投棄。廃棄物処理法違反! 

 ほんなら なにかい。さよならを大阪ここに捨てに来るなら 東京で“こんにちは”を拾ったら

三波春夫にでもなんのんか!」


「こわいわ。もう(´゚ω゚`)」


「ちはやぶる神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに水くくるとは ぁ"!!」

「どうした?(暴走ぎみけど。)」

( 歌は歌でも遡りすぎやろ。)


「からくれなゐに水くくると 

掃除 大変 竜田川ぁ"!!」


「なんや、急に。」

「発作や、発作。」

「発作?」

「たまには人目を気にせんと、思っていることを吐き出さな、口がかゆ~くなる。」

「常に言いたいこと言ってる人ほど それ、言うと思う。」

「…浜の真砂は尽きるとも、」

「え ムシ?」

「世に無駄な会話ボヤキの種はつきまじ」

「あぁ、そうですか。(もうなにそれとか言うのも つかれてきたわ。)」

「… (@ ̄□ ̄@;)!!わがまま勝手なことばかり申し上げまして、」

「分かってんのかいな。」

「『こんなしょうもない“会話”もう聞きとうないわ~い!』というお叱りの声もなく。」

「呆れられてるだけや。( ̄▽ ̄;) 」

「これひたすらに、私 一人の人徳の致すところ……」

「ええように言うな。」

「最後まで読んで頂きまして誠にありがとうございました。\(^^)/

 笑いは心の疲労回復剤。笑え、笑えよ。笑うこころに、福来るふくきたる

皆様のご健康とご発展と。こころの天下泰平を心よりお祈り申し上げながら。ここにぼやき講座ならぬ、『ただ言いたいだけ講座』予定終了でございます。」

 と一礼をして去っていくのであった。


おわり。


小林栄 作『いとはんお嬢はんは、模倣はん』


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《参考》

(5分18秒)

(7分44秒)


《参考思考》

カテゴリー「お戯れ」のどこかにあります。

#私の中の人生幸朗


ついでにどうぞ。当たり前ではございますが、これらの作品はご本人とは一切関係がございませんのであしからず(*^^*)



またあそぼうねぇ~ヽ(*´∀`)ノ




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