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徒然・長野旅(観光編)
ご無沙汰しております、主です。
ひっさびさに旅行に出掛けました。行き先は埼玉県のお隣・長野県。近くて遠い都道府県なのでなかなか行く機会がなかったのですが、なんとももったいないことをしてたような気がします。
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旅の始まりは新宿駅
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普段は鉄道旅ですが、今回はあまりお金をかけずにお手軽な旅がしたい……!ということで、選んだのは高速バス。
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うぉ~!すげ~!バスタ新宿だぁ~!
バス会社ごとに新宿駅周辺に分散していて不親切極まりなかった各社のバス発着場を集約すべく造られた(らしい)高速路線バス発着施設「バスタ新宿」、知ってはいましたが利用は初。色々なバス会社が発着していてまさしく「圧巻」の一言。「成田空港」「仙台」「伊那・駒ヶ根」「富山」……他、行き先も様々。一般的なハイデッカーなバスから二階建てタイプのバスまで。
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往復割引まで入って圧倒的に安かったWILLERの長野行き。事前にネット予約して支払済み。予約画面見せずとも名前を言うだけで照会して乗車できるとかすごい。
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4列シートとかいう詰め込み仕様のバスながら車内は満員。往路は予約(1週間前)時点で残席5席とかになっており、隣に人が来なければいいなぁとか思いながら最後の窓席を指定したのですが、あいにく隣には人が来ました。男性の若者で、乗った時点で既に睡眠体制。乗り慣れてるのかな?
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バスタ出るときにぐるぐると回るものの、一般道に出てからは右折左折も最低限。練馬ICまで下道を走った後、関越道と上信越道を経由して長野駅へ。
途中埼玉県の三芳PAと群馬県の横川PAで15分程度休憩。1時間とはいえ狭いシートで窮屈に収まってるのはなかなか大変なので休憩を取るのですが、その度に隣の人を起こさねばならない。とりあえずマナーとかよくわからんし何度も出入りするのを怒られてギスギス雰囲気になるのは嫌だったので、出入りのお詫びに自販機で買ったお茶を渡しておきました。「別にいいですよ」とか言ってくださるくらいには優しい方でしたが、買ってきてしまったので無視して隣の人の網ポケットに突っ込むかたちで半ば押し付けておきました。
トイレ休憩の余り時間でPAをフラフラしてみるも、特に買いたいものもなくバスに戻ります。そういえば両PAともお茶や水のサーバーがあり、(ボタンを押せば出てくる)備え付け紙コップを使って無料で飲めるようになってました。わーお太っ腹(フードコート利用者限定のやつで無関係の人が使うのはルール違反なんてオチはないよね)。
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オマケに作った感あるバス停だが利用者がいた。
東部湯の丸PAというバス停で客を下ろし、長野ICからは一般道へ。松代のホテルの前や長野小島田にも停車。小島田には乗ってるバス会社WILLERの車庫があり、バス利用者用の駐車場も完備。というかバスのパーク&ライド向け駐車場なんて初めて見た……。
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ローカル路線バスの停留所みたいな雰囲気……
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そこからは少し走って、ほぼ定刻の12時前には長野駅着。5時間弱の長さは(動けない暇さもあって)なかなかしんどかったものの、設備や運転で強い不快感を覚えることは特にありませんでしたね。隣の人はお礼のひとつ残してお茶を回収していきました。
到着は昼前。まずは昼ご飯!……ということで、駅に併設された商業施設MIDORIの前にある駅そば屋へ。立ち食い蕎麦でした。おばちゃんが2人くらいいて連携プレーで即座に蕎麦を提供。たぶん10秒かかってない。ちなみに過去見たなかで史上の連携プレーはすすきの駅付近の立ち食いそばで、注文して即調理開始、支払いが終わるより早くそばが出て来ました。ドウデモイイ
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ともかく、出て来たのは関東らしい醤油ベースの黒い汁に入ったそば。卵の殻が入った先進的なお蕎麦でした(
長野といえば半年くらい前に来てこれまた駅そばを食べたわけですが、こちら新幹線ホーム側のそばはかき揚げタイプ(でかい)だったのに対し、今回のはフワフワタイプ。汁を吸ってほろほろ崩れる天ぷらでした。立ち食い蕎麦で首都圏と遜色ない安さであるにも関わらず関東のそれより圧倒的に麺のクオリティが高く、さすが長野だなと思いました。卵を崩すとコクが増し、不思議な缶に入った七味を入れるとこれまた風味が増しておいしくなります。立ち食い蕎麦でこのクオリティはすごいと思います(が個人的には新幹線ホームの駅そばの方がおすすめ)。
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少し離れた駅駐車場への連絡橋にある
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今回の目的はお宿。しかし送迎の時間までは2時間ほどあり、この時間で善光寺まで行くのは少し厳しそうだったので駅周辺をぶらつくことに。が、ここは都市。商業施設が中心で観光地らしいものは無く、結局古本屋巡りをしていました……(成果ナシ)。
途中、柄にもなく紙カップ自販機でカフェラテを買い、何をトチ狂ったか砂糖マシマシにしました。あまりの甘さに絶望しました。
そんなこんなで時間が過ぎ、ちゃっかり宿用の飲み物4Lも仕入れたところで送迎バスの時間になり、お宿へ。お宿の話は別枠にて……気力が湧き次第書き進めて参ります。
帰り、宿の方にまた送迎してもらい、長野駅からバスで善光寺へ。
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私は宗教というのはちんぷんかんぷんなものですが、とりあえず来てみた感。旧北陸道の経路上にある善光寺は庶民信仰のお寺として昔から多くの参拝客が訪れたんだそうです。今年6月には7年に1度だけの善光寺前立本尊御開帳(よくわからないけどでかいイベントらしい)があったらしく、本来シーズンオフになる時期にも関わらず多くの人で賑わった、という話をお宿の方からお聞かせいただきました。
善光寺前には門前町が広がっており、目移りするお菓子なんかがたくさん。長野名物?おやきも売ってました。蒸しおやきっぽいですね……
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小雨のなかぼんやりと歩いていたのですが、急にドワーッと振り出してきてしまいました。手持ちの折り畳み傘1本ではさすがに厳しい状況。加えて宿に泊まってたにも関わらず寝不足だったこともありぐったりとした疲労感がドッと押し寄せてきて、しばらく雨宿りできるところに腰かけてゆっくりしてました……が、今度は雷が鳴る始末。オーン
さすがにこの雨と体調では観光もままならないということで、観光を断念しバスで長野駅へ。
昼ご飯の時間だったため、長野電鉄のところにある立ち食いそばにてチートロそばを注文
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チートロそば、なんだこれは。
チーズと卵が載ってるなんとも凄まじいお蕎麦です。ちゃんととろけています。半年前の訪問で食べるか悩んだそばのひとつでした。
和のお蕎麦にチーズを載せるとかいうゲテモノ感ハンパないインパクトのお蕎麦。醤油ベースの和のかけそばに洋のチーズというのはさすがに……と思いきや、意外とイケました。当然このとろけるチーズがすごく主張するお味なんですが、意外と汁の味とチーズの味が喧嘩せず調和してるのです。なんだこれ
長野ということでそばも汁もクオリティ高めでしたが、それ以上にインパクトがヤベーお蕎麦でした。というかこれもしもチーズの種類間違えたら味覚の大混乱必至では
……ともかく、そばを食べてもバス時刻までは5時間あったのですが、この時間が大きな悩みどころでもありました。一応は小布施、戸倉、姨捨を候補に入れてたのですが、この日は信州全域が雨で、眺めが良い姨捨は雲がかかってる様子。また雨雲レーダー見たら他2箇所もしっかり雨で、加えて列車時刻を考えると3時間しかないのでそんな時間で何が見られる!と……
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アレンジが凄く良い……
そんなワケで長野駅に留まり入場券で在来線や新幹線を眺めて暇潰ししてました。向こうのホームに子鉄と思わしき子どもと付き添いの親いたけど見学の家族だったのかな。E7系ってかっこいいよね。
ちなみにこの日、木曽の方がもっと酷い土砂降りだったようで名古屋行きの特急しなの号が軒並み運休でした。
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『長野 観光』と検索すると出てくる「竹風堂」。自分のなかの「長野といえば!」のリストに引っ掛からなかったのですが、ご当地の老舗御菓子舗のようです。小布施に本店があり、栗を使った御菓子が名物なんだとかで。
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ほとんど宿だった長野旅の締めくくりにクリーム栗みぞれ。写真で載ってる丸いのの左は栗ペースト、右はバニラアイス。かき氷にかけてるシロップは栗を浸けてたシロップなんだそうで。シロップ側の栗の香りはわずかでした。濃厚な栗ペーストをちょいとすくったスプーンでそのままかき氷の山を崩し、一緒に口に運ぶと良い感じの冷たさと共に濃厚な栗の香りと甘味が口一杯に広がりたいへん美味しいかき氷でした。出してくださった温かいお茶が冷たくなった口を再び温め、お茶の渋みは口のなかに残った甘味を押し流してお口をリセット。そして再び栗のかき氷に挑む……という一種の無限ループがここに完成。一気に食べてしまうのが本当にもったいない……!
この竹風堂のカフェは栗おこわも提供しており、一種の名物なんだとかで。その時間帯は混むんでしょうか?主が来たときは1人いたくらいで、その人もゆっくりしてる間に帰ってしまったので誰一人おらずの状態に。時間かけてゆっくりかき氷を食べた後、LINEで家族とやりとりしたりしながらゆっくりしてたら温かいお茶のお代わりを頂いてしまいました。こういう細かい気配りできる店ほんと好き。例えるなら女子に話しかけられただけで惚れちゃう男子くらいチョロい人間なのでリピート決定です(そもそも純粋に美味しかったですし)。
栗菓子って珍しいしどうせなら買ってくか~?と思い家族と相談し、栗菓子をいくつか手土産にして帰りました。
いい感じに時間が潰れバスの時間になったのでバス停へ。帰りもWILLERの高速バスです。同会社なら往復で割引入るというのがいいですね。10分ちょっと前にバス停に着いたのですが、「列車みたいにギリギリ(5分前とか)に滑り込んできて大急ぎで乗降を済ませて出発するのかな?」という予想を裏切り、バスは既にバス停に停まってました。列が捌けてる途中だったので主がバス停に到着する数分前に滑り込んできたのかな?宿で焼いてくださった灰焼きおやきと竹風堂の栗菓子と不思議な缶に入った七味こと八幡屋礒五郎の七味をお土産に長野を離れます。帰りのバスは予約時点では空席多めでしたが、結局当日はお隣に人が来ました。通路挟んでお友達と予約したらしい若めの女性の方。
深夜の高速道路は特に見所があるわけでもなく、行きと同様に各バス停で客を拾い、横川と三芳で休憩し、バスタへ走りました。行きに寄って客を下ろした松代のホテルは予約がなかったためか経由せず。くそどうでもいいですが「バス車内でモンハンライズの激昂ラージャンを倒せるか」を無性に試したくなってしまいSwitchを持ち込み遊んでました。掴まれて投げられてビームで撃墜されて1乙しましたが倒せました。
バスタは出発した4階ではなく3階での下車となりました。乗った便はそのまま新木場に向かうようで、料金は変わらないのでそのまま乗って行きたかったのですが新木場まで行ってしまうと終電スレスレの帰宅になってしまうので泣く泣く断念して下車。
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終電のタイムリミットまでは後僅か
そんなこんなで新宿駅に帰ってきて旅は終わり。高速バスの旅、4列シートで5時間というのはちょいとしんどかったものの、3-4時間程度までの距離感なら普通に「アリ」だなと感じました。交通費が圧倒的に安いので宿代を高くしてもお安く済みますし、たまにはこんな旅もいいですね……。