ガンダム映画の主題歌を歌ったアーティストたち
Hathaway
40周年を記念して制作された、新作映画「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」が、ようやく公開されましたね。
ガンダムの創始者である富野由悠季さんが監督というわけではありませんが、富野さんの小説の映画化なんで、初代ガンダムから続く物語として、自分世代にとっても楽しみな一作なのです。
これまで映画化された作品を "物語の時系列" で整理すると、今回の「閃光のハサウェイ」は、1988年の「逆襲のシャア」のその後を描いた作品という事で、実に30年以上ぶりの続編ということになります。(平成が丸々跳んでますねw)
予告編や冒頭映像を観ると、画がすごいな~って感じですよね。
その昔、原作を読んだ時は、けっこう衝撃を受けた作品だったので、どんな風に仕上がってるのか期待が高まるのです。
そして、今回の主題歌が
[Alexandros] :『閃光』
おお、 [Alexandros] かぁ!って感じなんですが、ガンダム映画では主題歌の方も気になったりするので、今回の "note" では、過去のガンダム映画で主題歌を歌ったアーティストの皆さんを振り返っていきたいと思います。
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*公開時期を遡りながら、紹介していきます。
■「Zガンダム A New Translation 三部作」:2005~2006年
1985年のTVアニメシリーズに、新撮部分を加えて再構成して、”A New Translation” として公開された作品ですが、三部作を通じて主題歌を担当したのは、熱烈なガンダムファンでもある "Gackt" さんが担当でした。
Gackt :『Metamorphoze 〜メタモルフォーゼ〜』
"Gackt" さんの硬質な声って、ガンダム世界に似合ってますよね。
■「ガンダムF91」:1991年
新たなガンダムを創造するために、これまでの関係キャラが登場しない劇場オリジナル作品。
ファンの間では賛否が分かれましたが、森口博子さんの担当した主題歌は名曲だと思うんですよね。
森口博子 :『ETERNAL WIND〜ほほえみは光る風の中〜』
■「ガンダム 逆襲のシャア」:1988年
TVシリーズの流れを汲みながら、アムロとシャアの最後の戦いを描いた劇場オリジナル作品。
主題歌は人気絶頂だった ”TM NETWORK” でした。
TM NETWORK:『BEYOND THE TIME (メビウスの宇宙を越えて)』
劇場でこの曲が流れた時は、ちょっと心が震えました。
■「ガンダム 劇場版 三部作」:1981~1982年
さて、いよいよ「初代ガンダム」の主題歌を遡っていきたいと思います。
時は1981~1982年ですから、自分の中学時代になりますね。
「ガンダムII 哀・戦士編」と「ガンダムIII めぐりあい宇宙(そら)編」の主題歌を担当したのは、井上大輔さんという人で、初めて名前を聞いた時は、誰?って感じだったんですが、GS時代のブールーコメッツのメンバーで、当時は"ラッツ&スター"や"シブがき隊"の曲を作ってた人でした。
ガンダム2作目の主題歌『哀・戦士』を聴いた時には、なんか明るすぎて、正直、う~んって感じだったのですが、完結編での主題歌『めぐりあい』は、ちょっと泣けてくるぐらい名曲でした。
井上大輔:『哀・戦士』
井上大輔:『めぐりあい』
そして、記念すべき劇場版第1作の主題歌を担当していたのは、やしきたかじんさんでした。
あの「やっぱ好きやねん」の”やしきたかじん”さんの無名時代の一曲なんですよね。
たかじんさん本人はアニメの主題歌って不本意だったみたいですが、谷村新司さん作のこの『砂の十字架』は、ガンダムに似合っていたかどうかは別にして、間違いなく名曲なのです。
やしきたかじん:『砂の十字架』
あまりにも渋すぎる歌ですよね。
映画「連合艦隊」のエンディングで流れてもいいぐらいですw
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それは『群青』だろ!
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最初のガンダム劇場版が1981年なんで、40年も一緒にガンダムと過ごしてるってのもかなりスゴイと思うんですよね。
昭和→平成→令和ですからね~。
その間にガンダム世界は大きく広がっていて、正直、全てを追いかけるのは無理なんで、今回も富野由悠季さんが関わっているメインストリームの映画に限定して紹介してみました。
TVシリーズの名曲もいっぱいあるんですが、それは、またの機会にて!
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