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新作を待つワクワク感の話

 村上春樹さんの新作の告知がありましたね。


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 『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』が2013年に刊行されているので「7年ぶり」??と思う方もいるかもしれません。

 「7年ぶり」というのは、3冊組の大作だった『1Q84』から数えてのことです。


 実は、村上春樹作品の刊行は、「長めの長編」→「短めの長編」→「短編集」→「長めの長編」というように規則正しいローテーションにそっていて、だいたい7年サイクルで回っていたりします。



 一人の作家のほとんどの作品を読んでしまっているファンにとって、読む作品がないのは寂しくて寂しくて、新作の告知は嬉しくて仕方がないんですよね。

 特に自分みたいな長編好きの者にとっては、エッセーや短編集では渇きを癒せないこともあってw、村上春樹さんのように、それほど多作でない場合は渇望感が半端ないです。


 

 私にとって、村上春樹さんと同じように、読むべき長編がなくなってしまって、新作待ちになっている作家さんを挙げると、伊坂幸太郎さん、恩田陸さん、綾辻行人さん、有栖川有栖さん、米澤穂信さんあたりですね。

 綾辻さん以外は、皆さんコンスタントに作品を出してくれるので、とても助かります。 

    最近も、恩田さんの『蜜蜂と遠雷』(これ面白いです!)、まだ読んでないですが、米澤さんの『いまさら翼といわれても』が刊行されていて楽しみにしているところです。 


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 他にも、追いかけてるシリーズとかあると思うんですが、自分の場合、シリーズを全部読み上げてしまわないように、ゆっくりじっくりシリーズを追いかけるようにしています。

 最後に残してた作品を我慢できず読んじゃうと、後は新作待ちになってしまうので、読んでしまった後は「あ~」って感じになっちゃいます。

 

 待ちに待って新作が刊行されても、読み上げてしまえば、また新作待ち状態に逆戻り。。。。。

 そういう意味では、新作が告知されて、手にするまでのワクワクしてる時が、一番、幸せなのかもしれません。




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