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夏の課題図書の話
巷の学生さんたちは夏休みということで、大人から見ると、やっぱうらやましい感じがします。
本屋さんではこの時期に夏休みの課題図書コーナーができるのも恒例ですが、自分が学生時代のときは、この「課題図書」って言葉が嫌いだったんですよね。
だって、好きな読書なのに「課題」ですよ、「課題」!。
好きな本、読めばいいじゃ~ん。って思ってましたね、普通に....
今、考えると、普段、自分では手に取らない本と出合えるチャンスにも思えますが、あの頃は、そんな風に思えなかったんですよね~。w
さてさて、そんなことも思い出しながら、最近では、自分なりの「夏の課題図書」を課して、夏の読書を楽しんでたりします。
もちろん、読みたい本を自分なりに設定しているだけなのですが、ちょっと挑戦する気持をもって設定しています。
まあ、さらっと読めないタイプの作品で、「ボリュームのあるもの」かつ「一気に読み上げてみたいもの」ですかね。
2015年は、小野不由美さんの「十二国記シリーズ全巻」
2016年は、宮部みゆきさんの「模倣犯」
2017年も、同じく宮部みゆきさんの「ソロモンの偽証」でした。
日本人作家さんが続いていたので、今年は海外作家さんの積読作品3作(ミステリー、SF、純文学)を課題図書にしようと思ってます。
ひとつめは、ドン・ウィンズロウの「ザ・カルテル」
「犬の力」の続編ですが、メキシコの麻薬カルテルをめぐる抗争ものです。やっぱり、うだるような暑さの中で読むのが正しい気がしてます。w
ふたつめは、コニー・ウィリスの「ドゥームズデイ・ブック」
実はシリーズものの第1作目なんですが、1冊1冊がどれも長いんですよね~、厚さでは京極夏彦さん的なんです。そこに躊躇して積んだままなのですが、挑戦してみようと思ってます。
そして最後は、アーネスト・ヘミングウェイの「海流のなかの島々」
ご存知、ヘミングウェイの最後の作品ですが、夏以外に読むのは間違いですよね。
モヒートなんぞを飲みながら、じっくり読んでみたいですね。
今年は、例年以上に暑い夏になりそうなので、涼しいところで読書を楽しみたいところです。