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”小さな整体サロン経営”と”疲弊モデルからの脱却”を考える

こんにちは。

小さな整体サロン経営専門!売上アップアドバイザーの高橋です。

埼玉県久喜市鷲宮でスモールジム&整体「身体改善サロン ペインフリー」というお店を経営しています。

今日のテーマは「”小さな整体サロン経営”と”疲弊モデルからの脱却”を考える」です。
※本noteは毎週金曜日発行となります

4月も中盤に差し掛かっていよいよ新しい生活が始まってきましたね。

私も子供たちが学校に行き始め、少しだけ時間配分が変わってきました。

まずはこの時間配分にしっかり対応して今やるべきことに集中できるように整えていきたいですね。

何より子供たちの成長を目の当たりにすると自分も頑張らなきゃなと思わせていただけるので非常にありがたいです。

4月はいろんなものが新たに始まっていく季節ですので、この時期にやるべきことをしっかりやって次に進んでいきたいと思います。

さて、 そんな今回は「疲弊モデルからの脱却」について考えていきたいと思います。

・「売上の公式」から分解して考える



まず「疲弊モデル」とは顧客が増えれば増えるほど、商品やサービスが売れれば売れるほど「疲弊」するモデルです。

このモデルは周りを見渡してみると意外と多いモデルです。

肉体労働とも言えますが、忙しくなればなるほど体力が削られるモデルですね。

自身が経営している「スモールジム &整体」も「疲弊モデル」です。

なので、そこをどう捉えてビジネスモデルを構築していくのか、どうやって他のモデルと組み合わせるのか、などが大きな課題となってきます。

スモールビジネスを続けていく上ではこの部分の理解と対策は必須になると思います。

ここを理解する上でまずファーストステップとして知っておきたいのが「売り上げの公式から分解して考える」という考え方だと思います。

まずは「客数の上限」を決めていきます。

「客数の上限を決める」=「売り上げの上限が決まる」

という公式になります。

「売上の上限が決まる」ということは「利益の上限も決まる」ということになります。

当然、経費削減等で利益を上昇させることは可能ですが、上昇幅は限定的です。

仮に整体サロン経営で考えた場合、実質お客様数が「100名」で、月のご利用頻度が「2回」、単価が「10000円」だった場合、売り上げは、、

「100名」×「2回」×「10000円」=200万円

という計算になります。

・実質お客様数(のべ人数ではない)

・ご利用頻度

・単価

大体のビジネスはこの3つの要素で「売上」が構成されます。

なので、大体のビジネスに当てはまる「KPI」ということになります。

ここからさらに細分化していくと、

・実質お客様数(のべ人数ではない)

→新規、継続、再来店など、来店頻度やご来店履歴などで分類する

・ご利用頻度

→分類したお客様別にご利用頻度を算出する

・単価

→分類したお客様別の単価を算出する

といった感じになるのですが、ここまで掘り下げてビジネスモデルを構築していくことが大事ということですね。

・「○○の上限」を決める



「整体サロン」を例に挙げて「疲弊モデル」をより深掘りしていきましょう。

仮に、60分コース4000円で施術をしている整体院があったとします。

この整体院に毎月100名の方がいらっしゃるとした場合、

「4000円×100名(100施術)=400000円」

という売り上げが立ちます。

これでは足りないとして、お客様を150名まで増やしたとします。

そうなると、、

「4000円×150名(150施術)=600000円」

となります。

この時に売り上げは「+200000円」になりますが、労働時間も「+50時間(50施術)」になります。

つまり、「売上」が増えれば増えるほど、「労働時間」も増えて「疲弊する」モデルということですね。

さらに、このモデルの場合、売り上げの上限も「労働時間×単価」で決まっています。

なので、そこを理解した上でやるべきモデルということですね。

売り上げが上がれば上がるほど、疲弊するモデルはこのほかにも多く存在します。

広い意味ではラーメン屋さんも疲弊モデルですね。

売り上げが上がれば上がるほど、ラーメンを作らなければいけませんので疲弊するモデルです。

では、このラーメン屋さんが、、

「一日100食限定」

だった場合、どうなるでしょうか。

「100食」以上は作らなくて良いので、上限なく疲弊することは無くなりますね。

または、前述した整体のお店が、、

「一日5名限定」

だったら、同じく上限なく疲弊しなくなります。

「疲弊モデル」なのは変わりませんが、お客様数の上限を決めてしまうことで、それ以上疲弊することをなくすという考え方ですね。

これは一つの考え方の例ですが、「疲弊モデル」から脱するためには有効な考え方だと思います。

仮に整体院を例にあげて、疲弊の上限を「100施術」、売り上げ目標を「100万円」とするのであれば、

「50名 × 2回 × 10,000円」

で組み立てることもできますし、

「25名 × 4回 × 10,000円」

もしくは、

「100名 × 1回 × 10,000円」

でも良いということになります。

単価10,000円が難しい、6000円くらいが妥当と考えるのであれば、疲弊の上限を167施術まで上げたり、他のキャッシュポイントと組み合わせる必要が出てきます。

疲弊の上限を決めた上で公式を基に組み立てるというプロセスを経てようやく上限なく疲弊しないモデルが完成するということですね。

・キャッシュポイントを多角化する



少しだけ前述しましたが、疲弊の上限を決めたら今度は、、

「キャッシュポイントを多角化する」

ことがもう一つの有効な考え方になります。

労働体型の対比として、、

「肉体労働」 or 「知識労働」

という見方があります。

「肉体労働」は読んで字のごとく、「肉体」を使った労働ですね。

この場合、肉体には限りがありますので、必然的に「時間労働」になります。

反対に「知識労働」の場合、限りがない、もしくは時間以上の成果になる場合がある、という側面があります。

具体的に言うと、、

「工場などでのピッキングの仕事」 → 「肉体労働(時間労働)」

「本などの執筆」 → 「知識労働」

などが当てはまります。

この他ですと、、

「整体やリラクゼーションの施術」 → 「肉体労働」

「セミナー講師やセミナー動画販売」 → 「知識労働」

などですね。

先述したとおり、「肉体労働」=「疲弊モデル」には上限があります。

なので、「肉体労働」の他に「知識労働」でのキャッシュポイントをいかに作れるかが疲弊モデルからの脱却の大きなポイントになるということですね。

・まとめ



今回は 「”小さな整体サロン経営”と”疲弊モデルからの脱却”を考える」という内容を記して行きました。

いかに肉体労働以外のキャッシュポイントを作れるかが大きなキーになると思いますが、これはなかなか難しいと感じる方が多いと思います。

例えばですが「知識労働」ではなく「権利収入」と考えるとまた違うアイデアが広がっていくと思います。

自分の肉体を使うのではなく自分の脳を使ってキャッシュを生み出す仕組みをいかに作れるか、これを幅広い知識の中から自分に合ったものを選べると良いのではないかと思います。

私もまだまだですので、今後もこの観点の実践を模索していきたいと思っています。

新たな観点や実践からの気づきがあったら、またこちらでシェアしていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m

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