”一人経営整体院”をより良くするために”〇〇”から学ぶ!?
こんにちは。
整体院ひとり経営専門!売上アップアドバイザーの高橋です。
埼玉県久喜市鷲宮でスモールジム&整体「身体改善サロン ペインフリー」というお店を経営しています。
今日のテーマは「”一人経営整体院”をより良くするために”〇〇”から学ぶ!?」です。
※本noteは毎週金曜日発行となります
少しずつ朝晩の寒さが増してきましたね。
これからの時期は血管系の疾患が増えますので、ヒートショックなどに気をつけて行きたいところです。
さて、そんな今回は「学び」について記して行きます。
・同業ではなく〇〇から学ぶ!?
ビジネスをする上での基本姿勢として大事なのが、
「ユーザーであること」
だと思います。
ラーメン屋さんを経営しているのに「普段はラーメンは食べません」だと説得力がないのは説明不要だと思います。
こう考えると整体院を経営しているのに「整体の施術は受けたことがありません」と言う方も同様ですね。
ユーザーでないのにそのサービスが良いかどうかはわかるはずがないので、やはり「ユーザーであること」は基本姿勢として必須です。
これをもう少し広い視点で見ると「他業種の良いサービスを受ける」ことも「ユーザーであること」に繋がります。
抽象度を上げて「経営者」として見れば、他の経営者の方がどのように経営しているかを見ることは「ユーザーであること」と同意だと思うからです。
休みの日に色々なお店を回って、、
「こういうサービスいーなー」
とか、
「これはうちのお店にも取り入れたいな~」
などなどを妄想しながら過ごすことも大事ということですね。
この時に学びが多いのは「同業」よりも「他業種」であることが多いと感じます。
当然、他店のトレーニング指導や整体リラクゼーション、などのサービスを定期的に受けること(自分が提供しているサービスのユーザーであること)も重要ですが、他のビジネスの中にあるヒントをつかみに行くことも同じくらい重要ですので、同業のみならず他業種からも積極的に学んでいきたいですね。
・価値反映方式での値上げ
ここからは直近で受けた他業種のサービスについて感じたことを記していきます。
先日の埼玉県民の日にディズニーシーに行って参りました(^^)
そこで感じた事としてまず一つ目に挙げたいのが「価値反映方式での値上げ」の重要性です。
入場者数についてTDLがよく比較されるのがUSJです。
今から6年前の2016年度の入場者数を見てみると、TDLは前年度比0.5%減に対し、USJは前年度比5%増となっています。
この2大テーマパークの入場者数において明暗を分けた理由として、、
「TDLの度重なる値上げに対して価値の向上が追い付いていない」
ということが指摘されていました。
これは以下の公式に当てはめるとわかりやすいと思います。
①価値が上がる × 値上げ = 入場者数が横ばいor増える → 売上が増える
②価値が変わらない × 値上げ = 入場者数が減る → 売上が横ばいor若干減る
③価値が下がる × 値上げ =入場者数が大幅に減る → 売上が下がる
①が理想の値上げの公式ですが、6年前のTDLの場合②が当てはまってしまったということですね。
値上げに対して、消費者がそこまで価値が上がっているとは感じておらず、結果として入場者数微減ということだったのですが、これを受けてTDLは2020年までに2500億円規模の投資を行い、パークの価値を上げる策に出ました。
これによって①の状態に持っていくことで値上げに対して入場者数の減少は留まり、今では感染症騒動の影響を見事に乗り越えて以前よりも多く感じるほどまでになっていました。
やはりTDL程の人気スポットでも価値反映方式の値上げでないと成功しないのだなと感じた次第です。
・ロイヤリティの高い顧客の獲得
TDL開園当初3900円だった入園料は2022年現在で最大9400円まで上がっています。
約2.5倍に上がっていることに驚きますが、実際に利用していると感じるのが、
「ロイヤリティの高い顧客が多い」
ということです。
これはどういうことかと言いますと、ある程度の価格帯になるとロイヤリティの低い顧客が減り、ロイヤリティの高い顧客のみが残るといことですね。
ロイヤリティの高い顧客はそのサービスに価値を感じている率が高いため、変なクレームが少なく、顧客同士での親切行動も多いと言われています。
これにより顧客満足度はより高くなるという相乗効果が生まれます。
今回、利用させて頂いた時も周りの方々の親切行動にたくさん助けて頂きました(^^)
「家族写真を撮りましょうか?」と声を掛けてくれたり、パレードが見えないとグズる子供に優しく話しかけてくれたり、キャストさんならまだしも顧客同士での助け合いが生まれやすい状況は素敵だなと感じた次第です。
もちろん価格だけではないのですが、ある程度の価格にすることはある意味でのフィルターになっていると思います。
・違和感のない付帯収入
最後に感じたのは「違和感のない付帯収入」です。
TDLにある「負」として「アトラクションなどに並ぶ時間の長さ」があると思います。
2〜3時間並んでようやく乗れたなんて経験のある方も多いと思います。
ここの解消策として「プレミアアクセス」というサービスがありました。
特定の人気のアトラクションについて、課金をすることで並ばずに指定の時間に来ればすぐに乗れるというサービスですが、これは非常にありがたく感じました。
入園料にプラスしてさらに課金することに関して賛否両論あると思いますが、個人的にはお金を払うことに違和感を感じない付帯サービスだと思います。
この「お金を払うのに違和感がない」というのがポイントですね。
「なんでここで課金するの?」のいうサービスは顧客のロイヤリティを下げてしまいますので、そうではない建て付けが必要になります。
今回のサービスは元々あった負を解消してくれるサービスですので、一定数の利用者が見込めると共に違和感を感じる方は少ないのではないかと感じます。
付帯収入を考える際は「お金を払うのに違和感がない建て付け」が重要だと再認識しました。
・まとめ
今回は「他業種からの学び」について記しました。
こうした視点で日常のサービスのパッケージの中身を考察するのは非常に面白いと感じます。
そして、自身のサービスに置き換えて転用することでよりよい学びになっていきます。
まさに「ファクト→抽象化→転用」のサイクルですね。
日々の経験の中からも経営者として学ぶことは非常に多いと感じます。
常にアンテナを立てて敏感に察知していきたいですね。
今回の内容がなにかの役に立てていれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m
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