”一人経営整体院”を運営していく上で必要な考え方
こんにちは。
整体院ひとり経営専門!売上アップアドバイザーの高橋です。
埼玉県久喜市鷲宮でスモールジム&整体「身体改善サロン ペインフリー」というお店を経営しています。
今日のテーマは「”一人経営整体院”を運営していく上で必要な考え方」です。
※本noteは毎週金曜日発行となります
昨今の世界情勢の混乱は目に余るものがあります。
まさかこんなことが起こるとは、、ということが現実で起こっていますが、全ては人が起こしたことですので、やはり人間なんだなぁと思う次第です。
そんなこんなで感染症騒動+世界情勢の不安定と言う不安要素の多い昨今ですが、自分のやるべきことに集中していきましょう。
さて、そんな今回は「一人経営整体院を運営していく上で必要な考え方」について記していきます。
・風呂釜理論
一人経営整体院を運営していく上で基本となる考え方の一つに、
「風呂釜理論」
というものがあります。
これは読んで字のごとく、経営していく上で必要な KPI をお風呂にお湯をためることに例えて考える方法です。
お風呂に入れるお湯を新規、風呂釜にたまっているお湯を常連のお客様、風呂釜の栓から出てしまうお客様を離脱者、 という考え方をしていきます。
こういう考え方をすることでマネジメントを分かりやすくしていくということですね。
例えば、風呂釜に100名常連のお客様をためたいとします。
この時に離脱者が毎月10名でてしまうとします。
そうすると離脱率は10%となりますので、毎月の新規は10名必要なことになります。
毎月10名が新規で訪れて、10%が離脱するとなると「10÷0.1」で100名が貯まることになります。
こういう考え方をすることで毎月必要な新規の数、離脱するパーセンテージを基にこのまま行くと将来的に常連のお客様は何名になるかを予測経営していくという流れです。
この考え方は予測経営をしていく上で非常に有効な考え方なので知っておいて損はないと思います。
・整体院経営への落とし込み
前述した「風呂釜理論」を整体院経営にしっかりと落とし込んでいきます。
整体院経営の場合、離脱したかどうかの判断がお店によって違うことがあります。
回数券を継続購入しなかったら離脱、次回の予約を取らなかったら離脱、1ヶ月以上ご来店がなかったら離脱、などなど離脱したかどうかの判断はそれぞれです。
私の場合はここを三つに分けています。
一つは先月利用して頂いて今月も利用して頂いた方「リピートA」、2ヶ月前に利用していただいて今月利用していただいた方「リピート B」、 3ヶ月以上前に利用していただいて今月利用していただいた方「リピートC」、という感じです。
こうすることでリピート C の方をリピート B に上げるにはどうしたらいいか、リピート B の方をリピート A に上げるにはどうしたらいいか、 リピートAの方をそのまま継続していただくためにはどうしたらいいか、という感じでそれぞれのお客様にアジャストした対応ができるようになります。
これを前述した風呂釜理論に落とし込むと、100名 常連のお客様を獲得したい場合、リピート A になってくださる方を100名獲得するという考え方になります。
そして、離脱した人の中から2ヶ月以内に何パーセントが戻ってくるか(リピートB)、離脱した人の中から3か月以上空いて何パーセントが戻ってくるのか(リピートC)、を見ながら予測経営の精度を高めていきます。
具体的な数字に落とし込むと、新規が10名、リピートBとC で20名、合計30名が毎月新たなお客様としていらっしゃり、 離脱率が30%とすると「30名÷0.3」で100名が溜まるというような計算をしていくということです。
離脱率が30%で良いと考えると難易度は非常に下がると思います。
その代わり、リピート B と C を毎月20名獲得するにはどうしたらいいかを実行していく必要があります。
反対に言うと、リピート B と C だけで整体院の経営を回していくことも不可能ではないということですね。
ここはかなり大きなポイントだと思います。
・新規は尻つぼみになっていく
新規を獲得し続けることはなかなか難しいです。
開業当初に毎月30名来ていたのが、2年目には20名になり、3年目には10名になり、5年以上経つと5名から3名ぐらいになります。
そしてそこから30名に戻すのはほぼ不可能です。
つまりは、前述した通り、いかにリピートBとCを獲得できるかが新規に頼らずに安定した整体院経営ができるかのカギになってくるということです。
経営を続ける中でしっかりとアプローチ可能な人数を着実に増やしていくことが大事です。
昨今はコミュニティビジネスの時代と言われますが、まさにその通りで、いかにコミュニティを作り、それを少しずつ増やしていくこと、年数を重ねるほどに変わっていく係数に合わせて違うもので代替すること、それらができるかどうかが大事になってくるということですね。
・まとめ
今回は「一人経営整体院を運営していく上で必要な考え方」についてまとめて行きました。
こうした考え方を知ることで、少しでも整体院を経営されてる方のプラスになっていれば幸いです。
私自身もまだまだこれからブラッシュアップを続けていこうと思っていますので、より良い経営状態になるためにはどうしたらよいか考えながら実践し続けていこうと思います。
また何か新しい考え方、変更点等があれば本noteで記していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m
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