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「小さなビジネス、大きな思考!」小規模経営学の考え方【スモビジ大学】

※スモビジ大学のWebサイトに公開している内容のまま書いています。


 ようこそ、スモビジ大学へ!こんにちは、皆さん!学長の寺本 智(てらもと さとし)です。

 このフリートークでは、「小さなビジネス、大きな思考!」のテーマで、小規模経営学の考え方をお伝えします。

「小規模経営学」の哲学とその独自性について深く掘り下げて説明し、スモビジ大学のカリキュラムとその意義を明確に伝えることを約束します。

 哲学ともいえる非常に重要な内容です。あえてテキスト(文字)だけでお伝えします。

 この表現は私にとってもチャレンジなので、ブログテキスト本編とは違うフリートークとして発信します。

 内容は変わらず、心を込めて書きますので、よければぜひお読みください!よろしくお願いします。それではどうぞ。


1.「スモールビジネスで、大きなインパクト!」

 スモールビジネスの原則と定義については解説してきました。個人の価値観に沿った、十分な規模と適切な期間を設定することが重要です。

 小規模経営学には、すべてのパートの上位に「小規模経営の哲学」があります。

 小規模経営の哲学は、個々の価値観に沿った十分な規模と適切な期間を設定し、小さな幸せで満たされる「心の満足」と「自由な精神」を基礎としています。

 この哲学を最も重要視し、統合的かつ実践的なスキルを学ぶのが、小規模経営学です。

 スモールビジネスは、その特性上、社会全体に大きな影響を与えるのは難しいかもしれませんが、その分、あなたが大切にするコミュニティや人々に深く根付いた影響を与える力があります。

 小規模経営学の考え方で言う大きなインパクトとは、あなた自身やあなたが大切にする人々や地域に対する影響を指しています。


あなたにとっての大きな影響は?

 スモールビジネスの本質は、何よりもまず、あなたが目指す目標や価値観に沿った成果を生み出すことです。

 多くの人は、大きな企業が成し得る社会的な影響力を理想と考えるかもしれませんが、実際には、個々のビジネスが自身のコミュニティやその関係者にどれだけポジティブな影響を与えるかが本質的な価値となります。

 具体的な例を見てみましょう。地域の特性やニーズに応じた商品やサービスを提供することで、近隣住民の生活を向上させたり、働き手に充実した職場環境を提供したりすることができます。

 例えば、地元産の食材を使った小さなレストランが、地域の農家を支援しつつ、住民に新鮮で安心な食事を提供するようなものです。

 これは、地域社会に密着したスモールビジネスだからこそ可能な『大きなインパクト』なのです。

 また、地域のコミュニティカフェが高齢者の社交の場を提供することで、孤立感を解消し、地域の繋がりを強化するケースもあります。これもまた、大企業ではなくスモールビジネスだからこそ生まれる、地域に対する大きなインパクトの一例です。


優先順位をつけることで最大限の効果を

 この「大きなインパクト」を実現するためには、あなたが真に大切にしているものに優先順位をつけることが欠かせません。

 大きな企業のようにあれこれ手を広げるのではなく、スモールビジネスにおいては、リソースや時間が限られています。

 その中で、何を最も優先するのかを明確にすることで、あなたが望む結果を最大限に引き出すことができます。

 あなたのビジネスが地域のコミュニティに貢献したいと考えるなら、その目標に向けてリソースを集中させます。そうすることで、地域社会に対する影響力が増し、より深い繋がりと支持を得ることができるでしょう。

 これは、大きな市場で薄く広がるよりも、狭いエリアで深く根を張ることで、大きなインパクトを生み出す方法です。


小さくても深く、確かなインパクトを目指す

 スモールビジネスで大きなインパクトを与えるとは、すなわち、ビジネスの目的とターゲットを明確にし、効果的な戦略で狙った影響を確実に実現することです。

 最も大切なことは、あなたが影響を与えたいと願う人々や地域にとって、意義深い変化や改善をもたらすことです。

 あなたが大切な家族とより一緒に過ごす。これも「大きなインパクト」です。こう考えることで、働きやすい環境選びの優先順位が高くなります。

 私が小規模企業の分野に絞って、経営者のスキルアップや、そういった企業をサポートしたい人に向けて「スモビジ大学」を設立したことも当てはまりますね。

「大きなインパクト」とは、売上や拡大だけではなく、そのビジネスが誰にとって重要なのか、その人々にどれだけの価値を提供できるのかという視点を持つことです。

 あなたのビジネスが関わる人々の生活を豊かにし、そのコミュニティに貢献することで、スモールビジネスならではの大きな影響をもたらすことになります。


あなたのビジネスがもたらす影響を信じて

 スモールビジネスの成功とは、決して巨大な企業と同じスケールの影響を求めることではありません。

 むしろ、小さくても強い存在として、その独自性と影響力を最大限に活用することです。あなたのビジネスが持つユニークな価値が、特定の人々や地域にとってどれだけ大切か、それを信じて進んでください。

 スモビジ大学で学ぶことで、この「大きなインパクト」をどうやって実現するか、そのための具体的な方法を一緒に見つけていきましょう。

 小さなビジネスであっても、その先に待つ未来は大きく、そして明るいものに違いありません。


2.「小規模経営学」ってなに?

 小規模経営学とは、一見して単なるビジネスの学びの一部のように思えるかもしれませんが、実際には非常に特別な意義を持つ新しい学問分野です。

 これは、小規模なビジネスが持つ特性、課題、そして独自の可能性を深く理解し、それらを最大限に活用するための学問体系です。

 大企業のビジネス理論とは異なり、資源や規模が限られている中でも、創造性、柔軟性、そしてコミュニティとの密接な関係を基盤に、持続可能な成長と影響力を追求する方法を教えます。


「小規模」だからこその強み

 小規模経営学は、小規模企業が持つ「小ささ」の強みを見逃しません。小さな規模だからこそ、迅速な意思決定ができ、顧客や地域との直接的なつながりを持ちやすく、新しいアイデアやイノベーションを試しやすいのです。

 さらに、小さな規模であるがゆえに、大企業が抱えるような複雑な組織の壁やスローガンだけの革新とは違い、本当に現場で試行錯誤しながら、実践的に改革を進めることが可能です。

 こうした特徴を理解し、最大限に活用するための知識やスキルを学ぶことが、「小規模経営学」の中心的な目的です。


「経営学」ではなく「小規模経営学」の理由

「経営学」とは、一般的に企業経営における様々な理論や手法を学ぶ分野です。

 しかし、「小規模経営学」は、従来の経営学とは違い、大企業の戦略とは異なる視点を重視します。

 中小企業庁が定義する、従業員20人以下(業種によっては5人以下)の小規模企業に特化した学問です。

 大企業が求める拡大や市場シェアの獲得よりも、小規模企業が追求すべきは、独自の価値観に基づいた持続可能な成長、地域社会との調和、そして限られた資源の中での効率的な経営です。

 この学問は、実際の経営現場で起こるリアルな課題に対応しながら、スモールビジネスの成功を支えるための具体的なノウハウを提供します。


実践を重視した「学び」

 小規模経営学の特長は、理論だけではなく、実践的な学びを重視する点にあります。

 スモビジ大学では、6つのカテゴリーに分かれた全36のパートで、ビジネスの成長過程に合わせたストーリー形式のカリキュラムを展開しています。

 このカリキュラムを通じて、単なるビジネスの理論ではなく、現場で直面する課題にどう取り組み、どう解決するかを学びます。

 起業の最初の一歩から、成長、拡大、そして事業の持続可能性まで、あらゆるフェーズに対応した学びが用意されています。


新しい学びのための道しるべ

「小規模経営学」は、新しい学びのための道しるべです。この学問は、スモールビジネスのオーナーや起業家だけでなく、地域社会やコミュニティに関心を持つすべての人々にとっても有用です。

 スモールビジネスが持つ潜在力を最大限に引き出し、その結果としてあなたが大切にする人々や地域にポジティブな影響を与える方法を、一緒に学んでいきましょう。


3. みんな違って、みんないい

 スモールビジネスの魅力は何と言っても「多様性」にあります。

 スモールビジネスの世界では、誰もが自分自身の価値観やビジョンに基づいて独自のビジネスを作り上げることができます。

 それぞれのビジネスには、そのビジネスを支える人々の個性があり、その個性こそが、事業の強みとなります。だからこそ、「みんな違って、みんないい」という言葉が、スモールビジネスの精神を最もよく表しているのです。


みんな違うからこそ生まれる「独自性」

 ビジネスの世界では、「独自性」が競争力の源泉です。「違いがあるから選ばれる」わけですから。

 特にスモールビジネスでは、大手企業と競争するのではなく、独自の強みを活かして独自の価値を創り出すことが重要です。

 それぞれのビジネスオーナーが異なるバックグラウンド、経験、視点を持つからこそ、ユニークなビジネスモデルやサービスが生まれるのです。

 例えば、地元の伝統工芸を取り入れたカフェ、地域の高齢者を対象とした特化型フィットネスジム、子供たちの創造性を育むアートスクールなど、それぞれが持つ独自のアイデアが地域や市場に新たな価値を提供します。


自分の価値を信じ、他者の価値を尊重する

 スモールビジネスの真の目的は、自分の価値を信じると同時に、他者の価値も尊重することにあります。

「みんな違って、みんないい」という考え方は、他者との競争を避けるものではなく、むしろ他者と共に学び、成長し、協力し合うことで、より良いビジネスの未来を築くことを目指しています。

 スモビジ大学では、多様な背景を持つ学生たちが集まり、それぞれの個性を活かしながら共に学び合う環境を大切にしています。これにより、互いに学び合い、インスピレーションを与え合うことで、新しいアイデアや価値が生まれます。


一つの道ではなく、いくつもの可能性を探る

「みんな違って、みんないい」という考え方は、ビジネスの成長にも多くの道があることを示しています。

 大企業のように一つの成功パターンに縛られるのではなく、さまざまな可能性を探り、時には失敗を恐れずに新たな挑戦をすることが奨励されます。

 とあるビジネスが地元での知名度を高めることに成功し、地域イベントのスポンサーシップを通じてさらなる成長を図るケースもあれば、特定のニッチ市場に絞り込んでオンラインでの集客を強化する戦略を選ぶケースもあります。

 それぞれのビジネスが、それぞれの道を選ぶことができる自由と柔軟性が、スモールビジネスの魅力であり、強みでもあります。


個々の違いを祝福し、成長を共に喜ぶ

「みんな違って、みんないい」というスピリットは、単なるスローガンではありません。それは、スモールビジネスの成功において最も重要な要素の一つです。

 個々の違いを祝福し、それを事業の独自性や強みとして磨き上げることで、あなた自身のビジネスが本当に価値あるものとなります。


4. 個性と安定の共存を目指し、常に自由なスタンス

 スモールビジネスの魅力は、個性を生かしながらも安定した事業を築くことができる点にあります。

 多くのビジネス理論やフレームワークが、効率性や拡大を求める大企業を前提に設計されていますが、スモールビジネスではそれが必ずしも最良の選択とは限りません。むしろ、ビジネスの成長や発展のためには、常に自由なスタンスを持ち続けることが重要です。

 個性と安定は一見、相反する要素に見えるかもしれません。安定を求めるあまり、個性が削られてしまうと、スモールビジネスの魅力は失われてしまいます。逆に、個性を重視しすぎると、事業の持続可能性が危ぶまれることもあります。

 スモールビジネスの成功には、この個性と安定のバランスをとることが欠かせません。

 例えば、独自のサービスや製品を提供することで、他者との差別化を図ることは重要です。しかし、これだけでは十分ではありません。同時に、安定した収益基盤を築くためには、綿密な資金計画や在庫管理、リスクマネジメントなどの堅実なアプローチも必要です。

 これら二つの要素は共存し得るものです。個性とは、ビジネスの方向性や価値観、独自のアプローチであり、安定とは、それを支える土台となる持続可能なビジネスモデルです。


自由なスタンスを持つことの意味

 自由なスタンスとは、固定観念や組織に縛られず、柔軟に新しいアイデアを取り入れながら、ビジネスを展開していくことです。

 これは市場の変化に対応するだけでなく、自分自身の価値観や優先事項に基づいたビジネス運営を行うことを可能にします。特にスモールビジネスにおいては、変化への対応力や柔軟な思考が不可欠です。

 また、自由なスタンスを持つことは、経営者としての学びと成長にもつながります。これは、単に市場の変化に対応するだけでなく、自分自身のビジョンや目標に忠実であり続けるための柔軟性を持つことを意味します。

 時には試行錯誤を繰り返しながらも、自らのビジネスが持つ可能性を追求し続けること。それが、スモールビジネスにおいて成功を収めるための鍵となるのです。


個性を守りつつ、安定を求める道

 個性と安定の共存を実現するためには、ビジネスの基盤を確立しつつ、新たな挑戦を続ける柔軟な姿勢が必要です。

 例えば、コアな価値観やミッションを明確にすることで、どのような状況でも自分のビジネスが目指す方向性を見失わないことが大切です。その上で、変化を恐れず、新しい市場や顧客ニーズに柔軟に対応していくのです。

 スモールビジネスでは、予測不能な要因が多く存在しますが、それこそが自由でダイナミックなスタンスを持つ理由でもあります。変化に柔軟に対応し、時には大胆にリスクを取ることで、自分だけの道を切り開くことができるのです。


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 ここまでお読みいただき、ありがとうございます!

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5. 小さくつくり、強く育てる!

6. わかりやすく、楽しく、そして深く学ぶ

7. 小規模経営学が描く未来

8. このパートのまとめと、次のステップ


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