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うつで休職からの退職あれこれ ⑨続・再就職(転職?)活動

じゃこです。うつ病の夫と2人で暮らしています。
自己紹介はこちら。

今回は、次の仕事をさがしたときのはなしです。
前回の記事(再就職活動開始)はこちら。


ハローワークメインで活動してみる

前回もちらっと書いたのですが、一般向けエージェントの方でうつをオープンにして仕事を探すのは、やはりちょっと厳しかったです。

意外と何件か紹介してもらえて、何件か面接には行ったのですが、やはりいかんせん最後に「ほんで鬱って…?」となりゴニョゴニョ。いや、せやったら最初に聞いてくれんか。

そんなかんじなのでエージェント側もどんどん持ち玉がなくなってきます。つまり紹介される頻度が落ちる。または、いやこっちの話聞いてた?みたいな条件の求人が流されてくる。

そんなわけで、当初はハローワークの障害者窓口と並行してやっていたのですが、自然とハローワークの方がメインになっていきました。


障害者向けの合同説明会

たまたま時期的に「もうすぐ合同説明会があるよ」とチラシをもらったので、そちらも2回ほど行ってみました。行ってみました、といっても、夫がひとりで行ってきてあとで話を聞いただけですが。

障害者向けに限らず、合同説明会のいいところは一気にいろんな企業の話がきけることだとは思うのですが、これまた障害者向けに限らない話で、条件がいいなと思ったところは人が密集していたそうです。まあ当然の摂理ですね。

合同説明会に行ったから何かに直結した、というわけではないのですが、聞いてみたら思ってたんと違ったな…とか、逆にふーん、それなら受けてみようかな…とか、そういうのはありました。

これは結構大事なことだと思うので(実際選考受けるのめっちゃつかれるので)、合同説明会がお近くであるとして、気になるところが出展しているなあとか、とりあえず求人票だけじゃなくてどっかの話が聞いてみたいなあとか、そういう方は(お近くで開催があって、かつ外出する元気があれば)行ってみるのもいいかもしれません。

あと、当然ながら障害者枠で求職している方がたくさん集まる場でもあります。ハローワークの障害者窓口はいつも割と空いているので、たくさんそういう人がいる場というのはここがはじめてでした。

私は話を聞いただけでしたが。

体感的には、就業支援とかかな? で、付き添いの方がついている方が多かったそうです。


とにかく求人票を見て当たる

合同説明会経由で知って、話を聞いた上で受けてみた企業もあったのですが、メインはこっちでした。シンプルですが、とにかく求人票を見て探す。

今は家からでもインターネット経由で大体の内容は見られるので、別に毎日ハローワークに行かなくてもとりあえず毎日適当に情報をあたってみて、良い感じのがあればハローワークに出向いて伝えて受けてみる……の繰り返しです。

この「良い感じのがあれば」がまあそんなになかったのですが(※希望条件については前回の記事を参照)、逆に面接と面接の間でほどよく日数があいて良かったかもしれません。

求人票をみて選ぶ作業については、2人で一緒にやりました。
お互い、これはどうかな? と思うものがあれば2人で見てみて、ここにこう書いてるけどこうかな? とか話しあっていました。


クローズ求職とは違う苦労

まあそれでいきなりぽんと決まればそりゃめちゃハッピーなんですが、流石にそうもいかず、こちらもこちらで難航しました。ぽこぽこ落ちる。

求める障害者は、直球で開示できない

何社か受けてみて感じたのは、正直先方には「こういう人物像がよい」という希望以外にも、「こういう障害者がほしい」という希望があるんだろうなと思うことが多かったというところです。

たとえば、これは精神で求職・転職活動されている方は一度は感じたことはあるのではないかと思うのですが、正直身体希望なんだろうなあとか。
あとは、精神っていうより軽度の知的希望なんだろうなあとか。

でも流石にここは今のご時世、相手もオープンにすることもできないので、結局どこかでこちらが違和感を感じとるしか避けようがない。

で、選考試験(の内容)や面接の場で、あ~…ってなることがちょこちょこある。

選考を受けるのはとてもつかれるので、このへんは正直もうオープンにしておいていいことにしてほしいと思いました。

まあ、そういう意味でも、説明会で話を聞いてみるのは大事かもしれません。説明会で、あ~これはちゃうな、やめとこ……ってなったこともあったので。そうすると選考に進んで無駄に疲れなくて済みますしね。


でも、決まるときはするっと決まる。

最終的には、求人票を見て応募していったところの中の一つで内定がでました。一般企業の障害者枠でした。

そこは、一次選考兼簡単な説明会の場で、求人票に載っていたよりも詳しい労働条件やお給料の仕組みについてペーパーを配ってくれていて(応募した中で内定が出る前に紙でこれをくれたのはこの会社だけでした)、その条件が結構良かったので「ここに決まるといいなあ」と思っているところでした。

なので、内定をいただいたときはとても嬉しかったのですが、それ以前にこの求職活動中はじめての内定だったので、仕事が決まったことで本当にほっとしました。

結局、当時手元にあったカードのなかで一番希望条件に近かったこともあり、内定をいただいた時点で就職先はこちらに決めました。

9~10月頃から退職等の手続きをはじめて、年内には翌年からの仕事が決まった形になりました。求職活動をはじめたときはなかなかしんどいな、どれぐらいかかるんだろう…と不安に思っていたので、思ったより早く決まって嬉しかったです。

年明けから入社ということになったので、あとは年内は長めの冬休み、ということでゆっくりしてもらいました。

ハローワークにも報告にいきましたが、なんならこちらより嬉しそうな顔で「よかったですね!!」と言って下さって、それもまた嬉しかったです。


その後

色々ありましたが、現在もその会社で働いています。

障害者枠ではありますが、仕事内容は障害者枠でない方と同じで、逆にお給料が少ないということもありません(余談ですが、これが本当~に探すのが難しかったです。仕事をセーブしたいという需要の方が強いんでしょうか…)。

当初は一年更新の契約社員でしたが、数年で無期雇用に転換しました。
いまのところ、定年まで働けるといいなあと思っています。

離職票の件といい、ハローワークには本当に本当にお世話になりました。


えらく長くなりましたが、読んで頂いてありがとうございます。
退職とおりこして就職するまででした。

途中省いたこととかもあるので、またぽつぽつ余談とかも書くかもしれません。

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