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うつで休職からの退職あれこれ ⑤2回目の市役所

じゃこです。うつ病の夫と2人で暮らしています。
自己紹介はこちら。

今回は、退職届を出してから再び市役所に行った時のはなしです。
前回の記事(退職届を提出したとき)はこちら。


健康保険が使いたい

前回の記事でも触れたとおり、離職の日から2週間経っても前の会社からは何の反応もありませんでした。

郵便の到達日から2週間後を離職の日として郵送していたため、実際には郵便が到達してから1か月経っても何も反応がなかったことになります。

そして、電話や郵便で会社に催促してみても具体的な返事もなく、進展もありませんでした。
離職票はともかく、離職証明書だけでも早く送るようにと催促してみたのですが全然手ごたえがありません。

退職届と一緒に健康保険証を送付したため、健康保険証が手元にないまま1か月経ち、そろそろ厳しい状態になってきました。
つまり、1か月、病院には行けていないことになります。

心療内科には事情を説明して事前にできる限り多めにお薬はもらっていたものの、もらえる量にも限度がありましたし、ほかの病院にかかりたいこともあります。

ところで、退職前に市役所に健康保険のことを事前に相談したとき、「もし会社がなかなか書類をくれなかったらどうしたら良いか」と聞くと、「もしそうなったときはまた相談しにきて下さい」と言われ、持ち物を書いたメモの紙に、相談日のハンコを押したものをもらっていました。

持ち物には「退職したことがわかるもの(退職証明書など)」も書かれていたのですが、「もしそうなったときは」それ以外のもの(身分証など)を持ってくるように、とのことだったので、退職したことがわかるものは持たずに(手元にないまま)2回目の市役所に行くことになりました。


2回目の市役所へ

というわけで、再び市役所で「健康保険のことで……」と窓口を案内してもらい、前回と同じ窓口に行きました。

前回市役所からもらっていたメモを渡して、「会社に退職届を送り催促も何度かしているが反応がない」ことを説明すると、職員さんは「確認します」と奥の方に一度消えていきました。

どうやら、前回相談したときに「今日お聞きした内容で記録をとっておきますから」と言っていたその内容を確認していたようでした。

職員さんが戻ってきた後、いつ退職届を出したのか? そのあとの経過(いつ催促したか等)を聞かれました。

このあたりの経過は自分たちの方でもわかりやすいようにメモを作っていたので、それを見ながら伝えると、職員さんは少し考えた後「会社の電話番号はわかりますか?」と聞いてきました。

会社の連絡先を伝えると、「わかりました。私が会社に電話をかけてもいいですか?」と聞かれました。
もちろん「かけてください」と即答です。


市役所から会社に電話してくれた

職員さんはすぐに窓口にあった電話で会社に電話をかけはじめました。
所属を名乗ったうえで、「〇〇さん(夫)という方は退職していますか? 証明書はいつ送るのですか?」という旨のことを聞いているようでした。

電話の向こうで会社が何を言っていたのかは詳細には分かりませんが、職員さんの喋っていることを聞く限り、相手の方はあまり要領を得ない回答を繰り返しているのだろうな、ということだけはわかりました。

そのうち、職員さんがやや厳しい顔で一呼吸おき、「わかりました。はいかいいえで答えてください。〇〇さん(夫)はまだ御在籍なんですか?」と聞きました。
続けて、「そうですか。辞めた日は〇月〇日(退職届に書いた日付)で間違いないですか?」と聞き、そのあとはものの数秒で「わかりました。失礼します。」と電話を置きました。

電話を切ると職員さんは打って変わって穏やかな感じで、「〇月〇日に退職したという確認がとれたので、国民健康保険に切り替える手続きをしますね」と言ってくれました。

いままでで一番、市役所の職員さんが頼もしく感じられた瞬間でした。

そのあとはするすると手続きが終わり、気づけば国保への切替が終わっていました。

ついでに収入が減るのでということで減額の申請も。
「一旦減額前の金額で請求が行ってそのあと減額後の金額の請求が行くので一通目は無視してください」と言われたのですが、ほんとうに一通目がなかなかなお値段だったので二通目がきた時にはほっとすると同時に(減額の話、聞いておいて良かった……)と思いました。

保険証は後日になるからと、当日は仮の保険証みたいなものもいただけました。

正直、書類不足状態で行ったのでもっと苦労するのかと思っていたのですが拍子抜けするほどあっさりでした。

事前に確認していたからスムーズにいったのかな? その辺はわかりませんが、結果的には事前に聞いておいてよかったな、と思っています。

ここまで読んで頂いてありがとうございました。
次は離職票をもらうまでのことを書こうと思っています。


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