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【workstyle】公示地価

23日、2021年の公示地価が発表された。
コロナの影響もあって全国平均で0.5%下落であった

詳しい数字はメディアを参考にしてもらいたい

コロナの影響が大きく今後の動向については予測が難しいようだ
商業圏については外国人観光客の激減や観光業の影響で大阪の道頓堀周辺の下落が大きかったり、地方観光地も下落している
しばらくはこの状況は続くだろうが、観光客が増えていけば回復は見込めるだろう

注目はやはり、テレワークなどの普及によるオフィス街である。在宅ワークやワーケーションなどにより今後事務所が余ってくることは予測される。コロナを機にオフィス拠点を縮小した企業は少なくない
そもそも、千葉や埼玉、神奈川から満員電車に1時間以上かけて通勤するなんて全くもって意味がないとしか思えない
かくいう僕も数年前には千葉から東京の二子玉川近くまで片道2時間の通勤をしていたこともある
通勤時間はほぼなくしたいと今となっては思う

それでも東京丸の内や大手町のオフィス街の公示地価の下落は1%程度にとどまったそうだ。
比較的余裕のある大手企業の入居が多かった為と思われる

しかし、今年2月の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)のオフィス平均空室率は5.24%で、賃料下落の目安とされる5%を超えている

東京都では転出者が転入者を上回って都心から離れていく一方、灯台下暗しではないが、都心のど真ん中の空きオフィスビルが住居にリノベーションされて案外安く住めるようになるかもしれない

東京の商業のど真ん中で生活するメリットはやはり大きいと思われる
今後このような事務所ビルのリノベーション需要は加速するだろう


住宅地については若干の減少ではあるが、盛り返し傾向である。コロナによる所得の低迷による購入意欲が冷え込んだものとみられるが、ハウスメーカーや工務店などの現場的な感覚としてはそこまで影響があるようには感じられないように思う

むしろ、この時期に展示場やモデルハウスなど住宅購入を検討する顧客はある程度意識が高いので来場に対しての成約率は高いように思う
わざわざモデルハウスの見学を予約して来るとなると客としてもそれなりの覚悟を持ってくるのだろう

またしばらくは低金利も続きそうなので時期としては悪くないように思う

働き方が変わってきている昨今、不動産においても今までの常識が通用しないところにビジネスチャンスが埋まっている可能性はある
凝り固まった常識をときほぐす柔軟な発想が新しい生活様式に繋がることもある

特に僕も含め昭和世代は令和世代とは生活意識や働き方において乖離している部分が多い
突飛な考え方が、意外と受け入れられることもある
芯を持つことは大事だが、自分の常識や頑固な考えにがんじがらめになっていては今の時代は生きられないだろう

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