見出し画像

「○○アーダ」の別の使い方 ( *´艸`)

以前、
ブラジルの豆料理のフェイジョアーダの記事で

語尾の「-ada」には
(可愛らしくも)
「○○尽くし」「○○三昧」
といった意味合いがあって、

「フェイジャゥン」(豆)で出来たのが
「フェイジョアーダ」であるのと同様、
「バナナ」で出来たお菓子の
「bananada【バナナーダ】」
レモンで出来たジュースの
「limonada【リモナーダ】」などもあります。

要は、「-ada」とは、
「レモネード」や「オレンジエード」の
「-ade【エード】」だというわけです。

と書いたのですが、
(なにもそれが誤りだというわけではありませんが)

もう少し「-ada」について
ツッコんだ話をすると、

「レモネード」や「オレンジエード」の「-ade【エード】」
などという可愛げのあるものではなく、
どちらかというと

「○○攻め」


と理解する方がいいようだ
ということが分かります。

😲😲😲


たとえばトップ画像では
右の人が左の人に
「paulada【パウーダ】
見舞わせようとしています。

説明します。

「pau【パ】」⇒ 「棒」、「棒切れ」、「こん棒」等々

「paulada【パウーダ】」⇒ 「棒の類でボコボコにすること」

ということです。

😅😅😅


他にも...、

「ハンマー」のことは
「martelo【マルーロ】」というので、
これ ↓ なら

https://g1.globo.com/planeta-bizarro/noticia/2013/10/visitantes-levam-martelada-e-posam-ao-lado-de-grafite-famoso-nos-eua.html

「martelada【マルテラーダ】」

になりますし、

「箒」のことは
「vassoura【ヴァウラ】」
といいますから、
これ ↓ は、

https://yoiyume.wordpress.com/2011/06/15/kami-nomi-zo-shiru-sekai-ep-10/

「vassourada【ヴァソウラーダ】」

ということになります。

😂😂😂


この要領で、
いろいろな造語も出来ますし、
これのせいで
意味の取り違いも起こり得ます…。

そして例によって
漫画の題材にもなるのです…。

それでは、例をいくつかどうぞ♪

「パパ、そろそろ僕もお小遣いをもらい始めてもいいんじゃない?」

解説:
 「mesada【ーダ】」
「月」を表す「mês」から派生した語で、
毎月決まった額を貰う「お小遣い」を表します。

が、一方、

「テーブル」のことは「mesa【メーザ】」というので、
お父さんは「mesada【メーダ】」を
喰らわした…ということになります。

「ちょっとこのモニターを試してくれるかな?」

解説:
おっと、いけない!
「-ada」の更なる用法になってしまいますが、
「dar uma 〇〇ada」というイディオムは、
「ちょっと○○してみる」という意味になります。

「○○」に「試す」を意味する「testar【テスール】
「-ada」を付けた「testada【テスーダ】を入れれば、
「ちょっと試してみる」といった意味になります。

が、一方、

「testada【テスーダ】
「testar【テスール】から派生してものではなく、
「額」を表す「testaスタ】から派生したと解釈した
PC前に座っている人は、
PCモニターに思い切り「testada【テスーダ】
お見舞いしてしまっています...。💦

「この生徒、暴れん坊で大変なのよ。トイレに行くあいだ、ちょっと見張っていてちょうだい!」

解説
②と同様、
「dar uma 〇〇ada」が使われたケースです。
「dar uma monitorada」
「モニタリングする」に相当する
「monitorar【モニトール】動詞に
「-ada」が付いたもので、
「ちょっと監視する」といった意味ですが、
これを
「モニター」を意味する「monitor【モニール】」に
「-ada」を付けたものと誤解して、
モニターを投げつけてしまっています。

🥲🥲🥲


というわけで、

この手の「-ada」の付いた名詞は
かなり高い確率で

「痛い!」


のだと覚えていて下さいネ!

😖 😅 😂



本日もお読み頂き、誠にありがとうございました!

※ 「必殺カッパーダだぞ!」、否、
「相撲」はこたつぶとんさんの作品です。


いいなと思ったら応援しよう!