「○○アーダ」の別の使い方 ( *´艸`)
以前、
ブラジルの豆料理のフェイジョアーダの記事で
↓
語尾の「-ada」には
(可愛らしくも)
「○○尽くし」や「○○三昧」
といった意味合いがあって、
と書いたのですが、
(なにもそれが誤りだというわけではありませんが)
もう少し「-ada」について
ツッコんだ話をすると、
「レモネード」や「オレンジエード」の「-ade【エード】」
などという可愛げのあるものではなく、
どちらかというと
「○○攻め」
と理解する方がいいようだ
ということが分かります。
😲😲😲
たとえばトップ画像では
右の人が左の人に
「paulada【パウラーダ】」を
見舞わせようとしています。
説明します。
「pau【パウ】」⇒ 「棒」、「棒切れ」、「こん棒」等々
⇓
「paulada【パウラーダ】」⇒ 「棒の類でボコボコにすること」
ということです。
😅😅😅
他にも...、
「ハンマー」のことは
「martelo【マルテーロ】」というので、
これ ↓ なら
「martelada【マルテラーダ】」
になりますし、
「箒」のことは
「vassoura【ヴァソウラ】」
といいますから、
これ ↓ は、
「vassourada【ヴァソウラーダ】」
ということになります。
😂😂😂
この要領で、
いろいろな造語も出来ますし、
これのせいで
意味の取り違いも起こり得ます…。
そして例によって
漫画の題材にもなるのです…。
それでは、例をいくつかどうぞ♪
↓
①
「パパ、そろそろ僕もお小遣いをもらい始めてもいいんじゃない?」
解説:
「mesada【メザーダ】」は
「月」を表す「mês」から派生した語で、
毎月決まった額を貰う「お小遣い」を表します。
が、一方、
「テーブル」のことは「mesa【メーザ】」というので、
お父さんは「mesada【メザーダ】」を
喰らわした…ということになります。
②
「ちょっとこのモニターを試してくれるかな?」
解説:
おっと、いけない!
「-ada」の更なる用法になってしまいますが、
「dar uma 〇〇ada」というイディオムは、
「ちょっと○○してみる」という意味になります。
「○○」に「試す」を意味する「testar【テスタール】」に
「-ada」を付けた「testada【テスターダ】」を入れれば、
「ちょっと試してみる」といった意味になります。
が、一方、
「testada【テスターダ】」が
「testar【テスタール】」から派生してものではなく、
「額」を表す「testa【テスタ】」から派生したと解釈した
PC前に座っている人は、
PCモニターに思い切り「testada【テスターダ】」を
お見舞いしてしまっています...。💦
③
「この生徒、暴れん坊で大変なのよ。トイレに行くあいだ、ちょっと見張っていてちょうだい!」
解説
②と同様、
「dar uma 〇〇ada」が使われたケースです。
「dar uma monitorada」は
「モニタリングする」に相当する
「monitorar【モニトラール】」動詞に
「-ada」が付いたもので、
「ちょっと監視する」といった意味ですが、
これを
「モニター」を意味する「monitor【モニトール】」に
「-ada」を付けたものと誤解して、
モニターを投げつけてしまっています。
🥲🥲🥲
というわけで、
この手の「-ada」の付いた名詞は
かなり高い確率で
「痛い!」
のだと覚えていて下さいネ!
😖 😅 😂
本日もお読み頂き、誠にありがとうございました!
※ 「必殺カッパーダだぞ!」、否、
「相撲」はこたつぶとんさんの作品です。