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襦袢=Gibão=テナガザル?!
襦袢(ジュバン)もポルトガル語が語源だそうで、
Wikipedia によると、
「襦袢」はポルトガル語の「ジバゥン(gibão)」を音写した語で、古いイタリア語の「gibbone (首から腰までを覆うのに用いられた衣類)」に由来する。漢字は当て字である。
とのこと。
一方、ポルトガル語の国語辞書サイトでは
・ブラジルにおいては「ヴァケイロ(牛追い)」が着る革製の上着。
・シャツの上に着る小さな上着(ベストのようなもの)。
・昔は男性が上着の下に着る、首から腰までを覆う衣服を指した。
といった説明がなされています。
ま、ここまでは、時と共に上に着たり下に着たりと変化はあっても、
「着るもの繋がり」という点では整合性がありますね。
ちなみにブラジルで「Gibão【ジバゥン】」とは、
今では「ヴァケイロ」しか着ないマイナーな衣類ということもあり、
「そういえば、歴史の授業で習ったっけ」
といった程度で、普段は耳にすることもない単語です。
*****
で、
この度記事を書く前に、
取り敢えずポルトガル語の Wikipedia にはなんと書かれているだろうと、
「gibão, wiki」で検索したみたところ、
なんと結果は、
こんなん出ましたけど~! >笑笑
↑ この左下の「日本語」 ↓ を
クリックしたら、
今度はこんなん出ましたけど~! >爆!
英名が「Gibbon」だと書いてありますから、納得はいくんですけどね…。笑
*****
で、次はおまけです。
というか、おまけだか下げだかになってしまいましたが、
実は元々いつか話そうと思っていたこと、
つまり記事の「主役」になる筈だった話です。(笑)
サンパウロの日本語学校でのこと。
日本の国語辞典だと
「襦袢はポルトガル語が由来」というのは
安定的に記されていることですが、
あるとき教師仲間が
「ねぇ、ねぇ、これ見て!笑笑」
と差し出した
安物のポルトガル語の「国語辞典」(葡→葡辞典)を
皆で覗き込むと、
「Gibão: 昔の衣服の一種。日本の「ジュバン」という言葉が語源」
と!!!
「『自分が作ったんだ』と言い争うならよくある話だけれど、
その逆のパターンとは珍しいね~!」
と、
皆で大いに盛り上がりましたとさ。 >笑
本日もお読み頂き、誠にありがとうございました!
※ 「『ジュバン』について説明する猫」、否、
「こちらです ネコ2」はこたつぶとんさんの作品です。