梅雨だし、6月だしということで…
んっ?!
「『梅雨だし6月だし』でトッポ・ジージョ?!🤔 >笑
そうなんです。
実はブラジル版のトッポ・ジージョが
ジョルジェ・ベンのヒット曲の一つである
「Chove Chuva【ショヴィ・シューヴァ】」(雨が降る)
(※ 日本では「降り止まぬ雨」や「降り続く雨」と訳されることが多い。)
を歌っているので、
動画 ↓ をどうぞ。
それにしても
何故トッポ・ジージョかと?
そうですよね~…。
どう考えたって、元祖ジョルジェ・ベン や、
同じくこれをよく歌うセルジオ・メンデスの方が
断然上手いわけだし…。>笑
・
・
・
いや、
実はちょっと思うことやら、
ふと思い出したことがありまして...。
でもその話の前に、
この「Chove Chuva」の「訳付き歌詞」↓ をどうぞ。
Chove Chuva
作詞・作曲: ジョルジ・ベン
*****
今日、6月24日は
「聖ジョアン・バチスタの日 (Dia de São João)」で、
ブラジルではこの日を中心に
「6月祭り」こと
「フェスタ・ジュニーナ (Festa Junina)」と呼ばれる
冬の田舎祭りが国中のあちこちで開かれ、
田舎風の衣装で踊るフォークダンス、
「Quadrilha de Festa Junina」
【クァドリーリャ・ジ・フェスタ・ジュニーナ】
を踊ったり、
焚火を焚いたり、
ホットワインを飲んだりして盛り上がります。
また、かつては
(今は禁止されている [ことになっている])
紙気球(balão【バラゥン】)を
夜空に飛ばすのも、このお祭りの醍醐味とされていました。
*****
私が子供の頃、
そんなフェスタ・ジュニーナにちなんだ曲を集めた
トッポジージョのレコードがリリースされ、
私も持っていました。
そのレコードがこれ ↓ です。
ちなみにここに収録された一曲目は
昨日の記事の
仲がいいのか悪いのかわからない
カーネーションと薔薇の歌と同じく
ヴィラ=ロボスの曲で、
何かと火事の原因になりがちな紙気球について
歌ったものなのですが、
あろうことか、
「紙気球よ、落ちてこい、落ちてこい」
と歌っています。
それだけでも今の時代においてはびっくりなのに、
日本人にとっては、
とっても空耳チックで笑ってしまうものなのです。
というのも、
「紙気球よ、落ちてこい、落ちてこい」を
ポルトガル語で言うと、
「Cai, Cai Balão」
【カイ・カイ・バラゥン】
になるのですが、
「どこが痒いの?!」と
突っ込みたくなってしまいますよね。>笑
「Cai」とは「落ちる」や「転ぶ」を表す
「Cair」動詞の
「命令形」と「三人称」双方の変化形なのですが、
これの一人称単数の過去形、
つまり、
「私は転んだ」や「私は落ちた」
という意味になる変化形は
「Caí【カイ―】」
になります。 >笑
ですから、
ポルトガル語圏にいるときに、
誰かの悲鳴と、それに次いで
「Caí【カイ―】!」
という声が聞こえたら、
「痒いからって悲鳴をあげないでよ!」
などとは言わず、
直ちに様子を見にいくなり、助けにいくなりして下さい。
転んだかどこかに落ちたかして
怪我をしているかもしれませんので! >爆!
というわけで、
これまた紛らわしいこと極まりない
ポルトガル語の表現を、
6月と子供の頃持っていた懐かしいレコードを絡めて
ご紹介させて頂きました~!
本日もお読み頂き、誠にありがとうございました!
※ 上記は、こたつぶとんさんの作品、「だらだらネコその2」と「ネコ会話
怒り顔」「ネコ会話 困り顔」を組合わさせて頂いたものです。