毒親の呪いがあちこちに

1歳児4月で入園確率ゼロと伝えられた直後に保活し、0歳児夏からの入園が決まった。
こんなに小さいのに保育園なんて可哀想すぎる、もっと一緒に過ごした方が良いのではと考えた6月。バタバタと復職し、あっという間に8月が終わりそう。
結論から言うと、めちゃくちゃ保育園をエンジョイしていて、保育園のSNSやおたよりの写真で見せる笑顔は家で見られない楽しそうな表情。
家でチャレンジできない水遊び、粘土、絵の具遊びを毎回楽しそうにやっているようだ。
担任の先生とも相性が良かったようで2日目にはもう手を伸ばして抱っこを求めていた。最近は他の先生やスタッフさんも大好きみたい。
年上のお兄ちゃんお姉ちゃんにも可愛がられていて、Tシャツのワッペンを触られたり、頭を撫でられてもニコニコ、自分から近づいて関わることもあるらしい。
違う子が近づいただけでギャン泣きして収拾がつかなかった6月とは大違い。
家ではひとりっ子状態なので、毎日たくさんの兄弟と一緒に同じ家で過ごしてる感覚なのがとても良くて、小規模で学年の垣根も低いから色んな先生の目が届いているのを感じる。
熱が出れば看護師さんが常駐しているので大体の症状を判断してくれるのもありがたい。
既に3歳以降の転園が惜しい…

私も時短勤務で迷惑をかけているという心理的負担はありつつ、残業だらけで先の見えなかった真っ暗な毎日よりは、終わりの見える毎日で精神的にはマシな日々を送っている。
たまたまパートさんの仕事が浮いてるのを運良く拾えたのも大きい。
なんでこの役職の人が?と恨まれそうだけど、パートさんの穴埋めという大義名分もあるので堂々と雑務をこなせる。(総合職で勤務しているが、企画系向いてなくて本当は淡々とルーティンワークしたい人間。)
そして仕事終わりには毎日娘を迎えに行って、先生に様子を聞くご褒美イベント。
疲労度は尋常じゃなくシャレにならないが、仕事だけに意識が向かなくなって、休みの日も娘と向き合って楽しめている。
週5は辛いけど……

…近況兼前置きが長くなったがここからが本題。
さて、少し前にハイハイレースに参加した。
結果はギャン泣きで1歩も進めなかったんだけど、ここで毒親思考が一瞬支配していたことに恐ろしく感じたので記録。
「なんで1歩も動かないの!?カメラマンさんも来ててせっかく雑誌に載るのに!?頭しか写真ないじゃん」
「うわ!母になんて報告しよう…。こんなんじゃ恥ずかしいじゃん。他の子はちゃんとできてるのに…。うちの子だけじゃん、こんなに泣いてるの。」
「パパがあんな離れ方するからギャン泣きするんだ!なんでちゃんと声かけながら離れなかったの?」←最後のは声に出てた。しかも義両親の前で。

怖。赤ちゃんに対して何を思ってるんだか。
すぐ目が覚めて普通の思考を取り戻した。
だいぶ毒親支配が無くなってもこうやって時々現れる。
ぼんやりと他の子のレースを見ながら、成績表を娯楽にされてた中学生の頃を思い出していた。
「けっ!こんな成績つまんないの。」と目の前で成績表の封筒を投げられたこと。
似たようなことをハイハイレースに対して思いかけていた私。

保育園の報告もたまに母にするけど、「なに?ハイハイだけして1日終わったの?なんで他の様子気にならないの?」って、別にハイハイだけしとるわけないやろ、たまたま連絡帳の報告がそれなだけやんって呆れる。

大きくなれば子どもに求めることも増えてくると思うけど、少しずつ私も思考の改善していきたい。毒親コピーで手遅れになる前に。