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住み込みスタッフと出会うまで@NGOCBB


みなさん、こんにちは。カンボジアの国際協力NGO CBBにてインターンをしております。北海道教育大学の松田です。


今日のnoteでは、住み込みに出会うまでの過程について書いていこうと思います。

住み込みの探し方は、大きく分けて2つあります。

1つは、「スクールに来てくれている子どもなど、誰かから紹介してもらうパターン」

もう1つは、「村を訪れて自分たちで探していくパターン」です。


●誰かから紹介してもらった場合


スクールに来ている高校生や、子どもの家に家庭訪問をした際に、
「学校を辞めた子がいないか」聞き、教えてもらった子どもの家に行きます。

学校を辞めた子は、下に書いた質問を時と場合に合わせて使いながら教えてもらいます。


○高校生への質問
・今何年生か
・学年は何クラスあるか
・自分の今の学年が始まった時、クラスメイト は何人だったか
・今、クラスメイトは何人か
・(減った人数分の)名前、性別、年齢、出身村
・連絡先
・他のクラスや友達で学校を辞めた子はいないか


○家庭訪問での質問
・親戚・家族に勉強をやめた人はいるか
・年齢
・今何してるか
・どこで、いつから働いているか
・連絡先
・ずっと家にいるか
・どこに出かけているか
・何で学校をやめたのか
・普段何をしているか


学校を辞めた子の家を訪ねる際は、詳しい家の場所が分かっているのが1番良いですが、村の名前と子どもの名前が分かっていれば、その村を訪ねて村長さんやお店で名前、学校を辞めたことを聞き回れば、お家が見つかります。


●村を訪ねて自分たちで探していくパターン



目的の村に着いたら、村長さんのお家にまず向かいます。
周りの人に、村長さんの家を聞いて回ればみんな優しく教えてくださるので、辿り着けます。


最初にCBBの説明をして、その後学校を辞めた子どもについて質問していきます。


学校を辞めた子どもの名前が出てくるときもありますが、
「みんな工場や違う村に働きに出てるよ」と言われてしまうことがほとんどです。

そう言われてもめげずに質問の内容を変えながら聞いていくと、何人か名前が出てきます。


質問の仕方を変えても全然名前が出てこない場合や、住み込みの対象年齢の全く違う場合は、その村の売店などで聞き込みをして学校を辞めた子どもを探していきます。


○村長、村サイドの質問

知り合いに勉強をやめた人はいるか

近所に子どもが多い家はあるか

子どもが学校行っているか

今何してるか

近所に片親の家あるか

親が失業中の家あるか

村に貧しい家庭はあるか

村にはどのくらい貧しい家庭があるか

どのくらいの子どもが学校をやめているか

なぜやめたのか。貧しいためか。

その子どもがCBBで一緒に働くことは可能か。



普段、このような方法で住み込みスタッフを探しています。


村に行けば必ず学校を辞めた子に会えるわけではないですが、毎日色々なところへ行き、回数を積み重ねていくと、私達の知らないところでも話が広がっていきます。


まだまだ住み込みスタッフは探している最中です。

これからも頑張っていこうと思います!