雷がなったら携帯の電源を切りましょう@カンボジア
みなさん、こんにちは。カンボジアの国際協力NGO CBBにてインターンをしております。北海道教育大学の松田です。
今日は【雷】に関する、日本とカンボジアの違いについて書こうと思います。
日本では雷がなった時に「おへそを隠しましょう」と言われると思うのですが、
カンボジアでは違います。
カンボジアで雷がなったら、
「携帯の電源を切りましょう」と言われます。
しかも、子どもだけではなく大人も。
日本で雷がなった時におへそを隠すのには2つの意味があるらしく、
1つは、おへそを隠すと必然的に屈む姿勢になり、雷を避けるための低い姿勢を作ることができるから。
もう1つは、雷が鳴る=雨で気温が下がり、寒くなるため、おへそを隠すとお腹も隠れ、風邪をひかないからだそうです。
カンボジアで雷がなった時に携帯の電源を切るのは、雷が自分に落ちる確率を少しでも減らすためだそうです。
カンボジアには、あまり高い建物がありません。
プノンペンなどの都市部にはいくつか高いビルなどがありますが、私が普段生活している村にはありません。
私が今いるCBBスクール(2階だて)が、村の中の高い建物に入ると思います。
他に高いものは、木です。
カンボジアの家は高床式の家がほとんどですが、それもそこまで高くはありません。
ですので、雷がなった時に自分のことを守ってくれる高い建物が周りにあまりありません。
自分に雷が落ちてくる可能性もあるので、少しでも自分に雷が落ちてくる確率を減らすため、「雷がなったら携帯の電源を切る」という習慣がこの国にはあるみたいです。
携帯の電源が入っている人と入っていない人では、電源を入れている人のほうが雷が落ちやすく、また、携帯を持っている人の中で、電話をしている人が雷が最も落ちやすいそうです。
カンボジアでは、雷が落ちて人が亡くなることがよくあります。
先月の6月時点で、今年に入ってから既に59人の方が雷が原因で亡くなっています。
雨季に入り、毎日雨が降るようになった最近は、近くでもよく雷が落ちているのを見かけます。今も外は雨が降っていますし、たまにぴかっと光っています。
日本で教え込まれた「おへそを隠す」スタイルとカンボジアで教えてもらった「携帯の電源を切る」2つの合わせ技で、雷に当たらないように気をつけようと思います。
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