平和について考える
みなさん、こんにちは。カンボジアの国際協力NGOCBBにてインターンをしております。北海道教育大学の松田です。
広島に原爆が落とされてから、昨日で74年。
明後日は長崎に原爆が落とされた日。
そして15日は終戦記念日です。
日本に住んでいると、今月は戦争、平和について考える機会が多いのではないかと思います。
平和とはいったい何なのか。
戦争が無ければ世界は平和になるのか。
世界が平和になるために、大切なことは何なのか。
今日のnoteでは、カンボジアの人たちから学んだ「平和をつくるために大切なこと」を書いていこうと思います。
●みんな友達。家族。
カンボジアに住んでいると、みんな家族。友達。知り合い。といったような感覚に驚きます。
住み込みスタッフを探しに色々な家を訪れますが、どの家庭に行っても
「いらっしゃい!まあ、座りな~」
と言われます。
一緒に住み込みを探しているカンボジア人のプットくんやダエンは、
「前から知り合いですか?」と日本人の私は思ってしまう程、
訪れた家で寛いでいます。
ハンモックでゆらゆら揺れたり、置いてあるクシで自分の髪形をセットしたり。
初めましてでも、家族のような、そんな関わり方をしています。
また、カンボジアでは
仲の良い人を「brother」、「sister」と呼びます。
仲が良くなくても、知り合ったらみんな兄弟、というような感覚です。
私もカンボジア人とメッセンジャーで連絡を取っていると、よく「sister」という言葉を言われます。
「今は何をしているの?お姉さん!(what are you doing now,sister?)」みたいな感じです。
sister,brotherがよく出てくるので、知り合いのお兄さんなのか、本当のお兄さんなのか分からないことがよく起きるほど、人との繋がり、距離が近いです。
家族、友達といった自分の大切な人、大好きな人たちを傷つけたいと思う人はいないと思います。
大好きな人たちには、健康でいてもらいたいし、毎日笑顔で暮らしてほしいと誰しもが思うのではないでしょうか。
カンボジアに住んでいると、自然に家族、友達、私が大切にしたい人が増えます。というよりも、出逢った全ての人にそういった想いを持ちます。
それは、カンボジア人ではなく日本人な私が、
クメール語もきちんと話すことができないでただ笑っているだけの私が、
たくさんの人たちから家族のように大切にされ、よくしてもらっているからだと思います。
みんな家族。大切な人。
そう思える人が一人でも増えたら、大切にできる人がたくさん増えたら、
人のことを傷つける人も減っていくのではないかと思います。
それが、平和への一歩なのではないかと感じています。
私も、「出逢う人みんな私の家族だ!」と思えるように、大切にしていこうと思います。