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お茶の間の時間

♫「どこまでも行こう
道はきびしくとも
口笛を吹きながら
走っていこう

どこまでも行こう
道は険しくとも
幸せが待っている
あの空のむこうに」♪

ブリヂストン社のCMソング
「どこまでも行こう」は
半世紀以上前に
小林亜星さんが作られた名曲。

昭和の「お茶の間」に流れていた、
歌謡曲やCMソングは
この時代に生きた人々にとって
今や郷愁のメロディ、
細胞にまで染み込んでいるのでは。
少なくとも僕はそうだ。

僕は小学校低学年まで
狭い団地で暮らしていた。
家族で畳の居間の食卓テーブルを囲み
皆で食事をし、笑いながら
テレビを観たもの。
勿論、インターネットはない。
テレビが最大の娯楽マシーンであり、
テレビが家族を居間に寄せ集めていた。

あれから変わった。
You Tube等ネットで楽しむ動画は
実に有効だし便利。今や外せない。
但し孤(個)の世界。それはそれで良い。
でも誰かとのワイワイガヤガヤも大切。

最近「お茶の間」という言葉を
殆ど使わなくなったし聞かなくなった。
かつてはTVで明石家さんまさんが
頻繁に「茶の間」と言い、
それを聞くたびに懐かしさを覚え、
あの団地での生活を思い出した。

家族での食卓テーブルの時間。
あのワイガヤの場や時間が
年々減少しているのではないか。
感染防止対策で一層そうなっている。

今、どう生きているか、
今をどう生きるかが
未来へと結んでいく。

例えば一人暮らしであっても
友人とネット接続でのワイガヤでも良い。

お茶の間の時間がもっと増えれば、
もっと人生は楽しくなる。

ワイガヤで、そこにある笑顔で、
上機嫌で、未来へ行ける。

♫「どこまでも行こう
道がなくなっても
口笛を吹きながら
走って行こう」♪

常に希望を胸に、
人生はどうにかなる!
口笛を吹きながら!


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