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わかっているようでわかっていない

路上演劇祭の下見にサザンクロスへ

浜松路上演劇祭に参加することになり、少しでも空間に馴染みたくて砂山銀座に行くようになりました。今はサザンクロス商店街というのかな?

土曜日や日曜日はマルシェ、朝市とがんばっているサザンクロスも平日は静か。

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ワォ!踊れるじゃん!って思ったんだけど、実は皆さん住んでらっしゃるんです。普通に。生活してるから車は家から出入りするし、人も居る。ただお店はしていないのです。事務所や店舗が空いているのとは違うんですね。生活してるから空気が動いてるし、異空間に遊ぶ人間がそこにいたら異様に感じるのは必然です^^;

活性化ってなんだろう

商店街で路上演劇祭を演ることについて、注意事項があることは聞いていましたが腑に落ちました。

静かに過ごしている人たち、普通に家に住んでいる人たちからしたら、家の前でイベントがあるのは買い物したりお散歩したりしにくいだけかもしれません。駅前商店街の活性化とか、寂しいから賑やかにしようとか、そこに住んでる人がどれだけ望んでいるだろうと考えてしまいました。

わたしが出来ることは空間と仲良くなること、住んでいる人の気持ちを肯定すること。そこに注力していこうと思います。

これからの時代、今までの常識を真っ白にしていいんじゃないかと思うし、自分の親もやっぱり街中に近い商店街にいながらイベントは煩いの一言だったから、地元に住んでいる人の気持ちもわかります。

一瞬賑やかにして欲しいのではなく、常に循環する社会でありたい、そして、みんな主体でありたいとほんとは願っているんじゃないでしょうか。わたしが何が出来るわけじゃないけれど、その気持ちは大切に汲み取っていきたいなぁと感じました。

無知な自分を忘れずに

人は自分ごとでないと綺麗な幻想を抱きがちです。三世代家族は助け合いながら暮らせるとか、親が近くにいると助かるとか、寂れた中心部は活性化した方がいいとか。

当事者になると確かにそうだけど、そればっかりじゃない。良かれと思ってやったこと、言ったことが要らぬおせっかいの時もあります。自分が何もわかってないんだ、知らないんだということを忘れないようにしようと思いながら、サザンクロスを歩いていました。

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杉浦麻友美
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