「さあ、どーっちだ。」 友人の声とともに、2つのグーが目の前に出される。当てたらチョコをくれるらしい。 A君は、その両グーの間を黙ったまま見つめ、しばらくして天を仰ぐ。 A君は悩んでいた。 A君はいつだってそうだ。 選択肢が目の前に現れると悩む。 だって、一つを選ぶという行動は、他を除くという行動と等しいのだから。 今日は何でも好きなもの食べていいよ ファミレスで母親がA君に言う。 なんて残酷なんだ。 ファミレスのメニューなんか各ジャンル、選りすぐりのエースがひしめ
私は京大生です。 そう言うと、大抵の人が すごいねー、かしこいんだねー と、ほぼ脳を使わず反射的に言う。 チンアナゴを見た女の子が、かわいい〜と言うのと同じだ。よく見ろ。そこまで可愛くはないぞ、たぶんめちゃくちゃぬめぬめしてるぞ。知らんけど。 ただそう言ってもらえるのは当然嬉しいし、なんならそのために入ったとも言える。 ただ、今の記憶と能力を残してもう一度、やり直すなら同じ道は選ばないかもしれない。 少なくとも、即決はしない。 京大を目指したのは、小6の頃だった。
noteを見てると、皆さん色んな考えがあっておもしろいなぁと思って始めてみた。思いついたことを書く日記にしよ。 初投稿は身の回りのモノの絶対的王者の話 昨今、携帯や家電など進化し続け、どんどん便利になり、 え!それもネットで!? が、母のホットワードランキングトップランカーとして不動の位置を築いてきている。 一方で、おそらくかなり早くに進化が止まったにも関わらず、長きに渡ってトップに君臨しているなぁと感じることがある。 まず、傘。 上からくるものを防ぐために屋根つ